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髙橋建築

BLOG  カテゴリー:日記・想い

日記・想い

本日はHEAT20の検証部会の日です。
当社も実測などでお手伝いさせていただいています。

本庄パッシブハウスに来ていただいたときの様子が報告されました。

積水ハウスの温熱の第一人者である梅野さんにも見ていただきました。

HEAT20で今回の測定期間での最低気温平均が紹介されてました。2024年12月と 2025年1月です。

寒い順に並べたとのことです。
秩父が北海道に挟まれています。(笑)

でもこれが事実。
住宅会社の中には「埼玉なんだからこの断熱で十分高断熱です。」。高橋建築はオーバースペックとか言うけど、この表見てどう思いますか?
日本の性能で考えてもこんな感じ。

さらに世界基準で考えている当社なら、現在の断熱に根拠があることが判ってもらえるでしょうか?

測定データーは溝口さんがまとめてくださっています。

箱ひげ図を使っていて見やすいですね。
ここから判ることがたくさんあります。
当社物件ばかり目が行きましたが、非核をしながらメンバーで時間を掛けて分析出来たら楽しそうだと思いました。

日記・想い

昨日は、大学の学生さんたちの見学です。
高性能住宅を勉強する機会です。

無償対応ですが、学習意欲の高い学生さんの応援は大切です。
研究室内でも来ない学生が大半。来てくれた学生さんに「来て良かった。来なかった人残念だな。」と思わせたい。
資料作りも事前準備も頑張りました。

一回見学したくらいでは、全てを理解出来るわけではありません。
それは判っています。
ですが、概要をつかんでおけば思い出すことができます。
そんなことを聞いたことがあった。見たことがあった。
そんな体験が重要です。
ですから実際の現場を見ると言うことはとても役立つと思います。
松岡先生のゼミでは、このプログラムを毎年行っています。学生さんのことをきちんと考えてくれている先生ですね。

当社では着工し縦の住宅から引き渡し前の完成した住宅までいっぺんに動いています。
最初から最後までの工程が一日で見られる。それもプロの説明付きで。
とても盛りだくさんの内容でした。
学生さん、長時間お疲れ様。

学生さんには無料ですが、一般やプロ向けは有料です。(笑)
これまですごい数のプロの見学も受け入れてきました。(笑)
1件から3件見せるだけでしたけど。
今後は工事中も見ていただいて、セミナー付きで有料。コンサルも良いかもと思いました。

実践コンサル。あなたの会社もパッシブハウスが作れますよ!

いろいろな現場の見学をして貰いました。
このおうちは様々な難易度が高いおうち。

ガケ、斜線、日射、構造など
様々な難題をどのようににクリアーしたか説明しました。

学生さんも理解しようと努力するから偉いですね。!
難しいと思います。でも今後絶対に役に立つはずです!

最後は和銅バーベキューセンターさんでおいしいお肉をごちそうしました。
皆おいしそうにたくさん食べてくれました。

日記・想い

毎年この時期になると松岡先生に呼ばれ大学で講義を行っています。

環境工学の授業です。エクセルでシミュレーションをしながら建物の温熱について理解していくと言う内容です。

最初は外皮の熱の逃げなどについて熱貫流などを求めていきます。

そして、通気、換気などの熱ロス

内部発熱や部材の熱容量などを計算していきます。

非定常で室内の温度変化を求めるところまでやり、実測値と合うかを確認します。

普通の授業で非定常計算をつかい室温をシミュレーションするとことまで学ぶのはなかなかすごいですね。
ちなみに2年生の授業です。

理解して付いてきている学生もたくさんいますが、付いてこられない学生も多いようです。
何をやっているのか全くわかってなさそうな人もいます。
ここまで難しい授業ですから、やむを得ないと思います。

松岡先生にはむず可過ぎて環境工学が嫌いになってしまわないですか?と話しますが、この授業を理解出来る人をゼミに入れたいという狙いもあるみたいです。厳しいですね。
ですが大学の授業ですから、それでいいですね。

私の授業は、この授業で学んだようなことを「実際の建物の設計でどのように生かしていくか?」
という、実務について。

実際にどのようなプロセスで温熱設計していき、どのような性能の建物ができるか?

事例で説明します。

この寒い冬でも暖房が必要無い家が作れるというのには、学生たちも驚いていたようです。

設計者が、温熱設計を理解して設計出来ているか?
全く勉強不足で設計してしまっているか?

それでできあがる家の住み心地は全く違います。

最後の締めはこんな感じ。(笑)
これから建築士になる学生さんを脅しておきました。

日記・想い

明けましておめでとうございます。

お正月は「お餅!」

最近は、システムキッチンのコンロも、グリル付きではないものの人気が出てきましたね。
当社でも三菱のユーロスタイルとかBOSCHのIHとか。

上里パッシブハウス

人気が出ている理由は 
・お魚焼きグリルのところも「収納」に使える
・グリル庫内の「掃除」が面倒 それが必要無くなる

と言うところでしょうか?
写真を見ていただいてわかるとおり、コンロ下の収納はとても便利。収納がたくさん欲しい。グリルはあまり使わずテキパキ料理という人は向いているかも。
でもグリル部分の庫内の掃除もとても楽になってきていますから、収納がほしいと言う人以外はグリルを選ぶのもアリですね。私はグリル大好きです。
これは意見が分かれるところです。ご自分の調理スタイルをよく考えて選択してください。
魚焼きやオーブン料理は専用の調理器具もありますから本格的に調理がしたい人はむしろ別に専用オーブンを準備にした方が良いのかも知れませんね。
私は、オーブン料理などはほどほどなのでIHクッキングヒーター一体のグリルで十分ですけど(笑)

出展:パナソニックホームページ

「お魚はフライパンで焼くからグリルはいらない!」というお話を良く聞きますが、グリルはお魚焼きだけじゃないですよ。
様々な料理に使えます。私もたくさんグリルを使います。
グリルを使った料理は、食材を仕掛けてタイマー運転すれば、後は自動です。
他の料理を同時に作ることもできるので重宝しています。
フライパンで魚焼くと一つ塞がっちゃいますのでもったいないですね。

いろいろできるので皆さん調べてみてください。
https://sumai.panasonic.jp/ihcook/feature/

出展 パナソニックホームページ

お正月なのでお餅を焼いてみました。

まずフライパン

モードは「焼き物」200℃です。サイトでは220℃と書いてあったのですが、テフロンのハガレで病気になるのを心配して弱気です。250で剥がれて有毒とか聞いたことがあったので慎重です。焼き物モードなら温度指定出来てフライパンを傷めることがないのでおすすめです。

途中で一階ひっくり返し、12分後こんな感じ。

200℃では上手く焦がせませんでした。勇気出してもう少し温度を上げるべきだったでしょうか?
最初の麺をもう少し焼くべきだったでしょうか?(笑)
中はとろとろふわふわで良い感じでした。
もちろんフライパンのお掃除もラクラク。さっと水で流すだけです。
(化学物質過敏症の私は洗剤も嫌いです。(笑))

そして次はグリル。調理は動じにやっていますが順にご紹介しています。

手動モード 「強」で10分 途中でひっくり返したりしていません。完全にお任せ。

うぉ!
良い感じ!
バッチリでした。
焦げ具合が私のお好み状態です。この辺はお好みで調整してくださいね。
もちろん中は「ふわふわとろとろ」

グリルのプレートにもほとんど貼り付かず、お掃除もラクラクでした。
置いてボタン押すだけ。
頭使わなくて大丈夫(笑)

お餅おいしいですね。今回はお雑煮に入れました。
次は 醤油 のり きなこ あんこ?

一級建築士
パッシブハウスジャパン理事
髙橋慎吾


コスト,日記・想い

洗濯に残り湯を使ってますか?

残り湯を使うと水道代が節約になります。下水道代も水道メーターで換算しますから減りますね。下水道代まで減っちゃうのです。

どのぐらい削減出来るかは、以前のブログで確認ください。
https://ta-k.jp/post-1496/

左側が普通の水道 右側が残り湯取りの水栓です。

これが、浴槽からの吸込み口です。
エコキュートの自動お湯張りの循環口を付けないでこの残り湯と自動お湯張りができるタイプにします。

このおうちでは、自動モードで洗いとすすぎ1回目を風呂水を使うと設定していました。

すすぎは2回のうち、最初の1回が残り湯だけど、2回目は水道水ですね。匂いなどを気にして2回目のすすぎは水道水というかたが多いそうです。

こんな感じで浴槽内の水位が変化しました。
思ったより使用水量は少なそうですね。ドラム式だからかも知れませんね。

使用水量を大幅に節減でき、とてもありがたいシステムです。
今後水道代も値上げが続くでしょう。
税金や公共料金はブラックボックスですから。あげると言われても逆らうこともできません。
怖いですね。

備えあれば憂い無しですね。

コスト,日記・想い

単身世帯でドラム式洗濯乾燥機の消費電力の測定ができたので、ご報告です。

機種は東芝。
この家庭は単身住まい。ですので普段は洗濯をしたりしなかったり。たまにお泊まりの訪問者があり2人分の洗濯もあるそうです。

毎日シャワーを浴び服は着替えているので1日おいたときは二日分の洗濯となるそうです。
一人分とはいっても、冬なので、パーカーなどもあり少し量は多いですね。量が多いときは洗濯がいっぱいで回すようです。
1人分だったり2人、3人分と言うこともあるそうです。

毎回、洗濯から乾燥まで行うそうです。

1回動かすと1.2kWhです。現在の電気が40円/kWhとすると
1回あたり48円と言うことになります。

ここで面白いのは、毎回ほぼ同じ消費電力と言うこと。
量が違う日があるはずなのに同じです。
ほぼいっぱいと言っても、詰め込みすぎと言うほどにはしないとのことなので、使い方が上手いのでしょうか?詰め込みすぎると「汚れが落ちにくい」、「乾きにくい」、「電気食う等」ありそうですね。

今回わかったこと。

東芝の洗濯乾燥機で1回洗濯から乾燥まで行うと量にかかわらずおよそ1.2kWh 48円(40円/kWh)

パッシブハウス,日記・想い

パッシブハウス建築の仲間の工務店
茨木の「スズモク」さんが認定パッシブハウス専門のルームツアーのYOUTUBEチャンネルを作りました。

始まったばかりで、まだこれから紹介物件が増えていくのだそうです。
もう数件撮影は済んでいるらしく順次公開予定です。

当社の物件も紹介して貰いました。

「上里パッシブハウス」です。

皆さん是非ご覧ください。
チャンネル登録、goodボタンもお願いしますね。

日記・想い

木のテーブルを納品しました。

本物は良いですね。

杉の木ですが木目は積んでいて綺麗な杢も出ています。

倉庫に寝ていた木を大工さんが加工してオイルで仕上げました。

オーナーさんも満足してくださっています。
喜んでいただけて本当に良かったです。
信頼されると頑張っちゃいます。(笑)

自社で木材を加工出来る工務店が少なくなりましたね。
当社のような技術を売りにしている工務店はまれです。

最近の一般的な傾向で表面的な仕様ばかりに注目するのはどうなんでしょうね。
今流行の見た目。数年後どうなる?
住宅の本質は?そう思ってしまいます。
食洗付いてます。マグネット張り付きます。・・・・
後付けの商品ばかり。

このようなテーブルの似合うような住宅が作りたいな。
末長く使って貰え、快適で、味わいのある住宅。
お金を掛けないで。

当社には割とそういうお客さんが来てくれます。
本当にありがたい。
これからもお客様と一緒に家づくり楽しみながら進めたいです。

*

一級建築士
パッシブハウスジャパン理事
高橋慎吾

換気・空気,日記・想い

外の空気は綺麗?

皆さん外の空気綺麗だと思いますか?

外の空気が綺麗だったのは、いつ頃までだったのでしょうか?

自動車が走り 排気ガスや粉塵、PM2.5

田舎だから空気が綺麗?そんなことはないですよね。
田舎の空気にもたくさんの花粉や カビの菌、胞子など、微生物もたくさん。

とても綺麗とは言えないみたいですよ。

室内の空気は綺麗?

それでは室内の空気は綺麗ですか?

「うちは石油ストーブつかっていないから綺麗だよ!」そんなことを言う人もいそうですね。

室内も様々な空気の汚れがありますね。

建材や家具、様々な商品から出るVOCなど化学物質。

人の呼吸からのCO2。

匂いもそうですね。

プラスチック系床材や塗料などからのマイクロプラスチック。

芳香剤や、ファブリーズなどの消臭剤の化学物質。

室内の空気も毒素の塊かも。

体への負担を考えよう。

屋外から、室内からの 様々な空気の汚れは全て体絵の負担となっているようです。

空気を綺麗にすることは、体への負担を減らします。

健康への第一歩ですね。

化学物質を使わない。空気を綺麗にする。とても重要なことです。

今日の勉強成果

今日は、当社で使っているトルネックスに加えエアドック、パナソニック、シャープの空気清浄を学びました。

各社、とても良い技術を持っていますので我々もお声がけを厳選しました。

特に AIRDOG トルネックスの技術トップのかたと一緒に飲めたのは良かったです。とても勉強になりました。

外部の空気を綺麗にして取り込み、そして室内の空気を綺麗にする。

ここで部屋の空気を綺麗にするのはむら無くおうち全体の空気を綺麗にする必要があります。

故レオwどのような方法で実現するか?

住宅の空気清浄について、今後の当社の取り組みにご期待下さい。

コスト,日記・想い

この発表には少し驚きました。なんとなく解ってはいましたが。
住宅生産団体連合会(住団連)が公表しました資料です。

建築費高騰 住宅至徳金額増

資材の値上がりなどの影響でしょう。建築費が高騰していますね。

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

住団連は主に大手ハウスメーカーの会員が多いですが、工務店も少しいるようです。
ですが、数が多い大手中心のデーターと考えて良いでしょう。

40才くらいで家を作り 土地込みで6681万円

建物だけでも4566万円です。

平均延べ床面積は123.5㎡だそうです。37.42坪割と大きいですね。
坪単価は122万円とのことです。

贈与額が1286万円というのもびっくりですね。

平屋の増加

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

平屋が増えています。その傾向はこのあたりでも同じに感じます。

契約期間が短い

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

半数が3ヶ月で契約。94.2%が1年以内に契約です。
お客様も家を作りたいと気持ちが盛り上がったら、早く契約したいということなのでしょうか?
ハウスメーカーが他にお客を逃がさないために契約を急がせるのでしょうか?
待っていて建てていただいている当社としてはなかなか信じがたいことです。

30台が大半

30歳代で建てるかたが大半です。

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

子育て世帯ですね。子育ては大変ですが、狭いアパートで周りを気にしながらというより、新しいおうちで、広々、賑やかに、たのしく生活が理想的ですね。

お子さんがいらっしゃるなら、子育ての期間におうちが持てるということは本当に幸せなことだと思います。

耐震等級3 断熱等級5が主流

さすがに耐震等級3が必要と言うことは認知されてきました。
地震の被害など映像で見ることも多くなってきたので、わかりやすいですね。
建築費が高騰しても、皆さんこれは絶対に落とせないのでしょう。

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

一方断熱等級も必要だという認識が上がってきています。ZEHで必要とされる等級5以上が8割になりました。
私は最低でも等級6は必要と思っていますが、大手ハウスメーカーでもまだ四分の一程度です。

ですが明らかに等級6は必要という認識に変わっていると言うことですね。
予算の都合で削られ易いのでZEH相当で我慢と言うことになってしまっているようです。

将来を考えるなら、できれば等級7にしておきたいところですが、まだ1%しかありません。
10年、20年後は等級7が大半になることが予想されますから、資産価値など考えるとできれば目指しておきたいところです。

住宅建築に大切なもの

家を建てる人がどのようなことに重視しているのでしょうか?

やはり 間取り、耐震性、断熱性が上位です。
これは絶対に外せませんね。

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

そして 上位10項目まで青で囲ってみました。

「家族の集いや交流を促す間取り」というのもとても大切にしたい項目ですね。
日々の生活を大切にされているのだと思います。

家事効率という項目がありませんでしたが、これは間取りと言うことなのでしょう。

生活しやすく、家族の笑い声が絶え間なく聞こえるような、生き生き生活できる楽しいおうちを作りたいですね。

まとめ

今回の内容はいかがでしたか?

割と自分の考えと近いと思った人や、皆さんお金かけているなと思ったりもしたのではないでしょうか?

より性能高く、より住みやすく、より安く。
我々建築業者もさらに精進していかなくてはなりません。

高橋建築ではお客様目線でハウスメーカー以上の高性能住宅ををより安くご提供することに努めています。
お気軽にご相談ください。

一級建築士
パッシブハウスジャパン 理事
高橋建築株式会社代表取締役
髙橋慎吾

日記・想い

最近は、YOUTUBEや SNS等で換気に関する様々な発信がされていて 迷っていませんか?
第一種換気が良い!と言いきる人や
第一種換気では絶対ダメだ!と言いきる人がいて混乱しますね。
このブログもyoutubeで言い切っている人がいたので、困ったなと思い書きました。
私も、10年以上前は迷いに迷った時期がありましたが、この人もそうなのでしょう。
発言を聞いていると自分で知り得た知識だけで、一生懸命それっぽく解説しています。
考えるきっかけになるとは思うので見てみると面白いと思います。
ちょっと残念な動画もたくさんありますが、勘違いしている説明を聞くのも、私には参考になりました。
いろいろたくさんあるのでたくさん見て比べてください。
「こういうふうに説明するんだ!」ととても参考になります。

今回は、簡単にかいつまんで説明します。
疑問点、ご質問などありましたら、お気軽にメールください。

なぜ換気が必要なの

住宅は様々な建材から作られており、それらが発生する化学物質があります。
さらに住み始めてからも家具や、家電、衣類など様々なものが持ち込まれ、それらも化学物質を発生します。
また、人間が住むことで、臭気もありますね。
健康維持のため室内の汚染物質を除去したり臭気をとったりするために一定量の換気をする必要があります。

毒だらけ、臭い匂いのするおうちはいやですね。

換気なんていらないという人もいますけど、昔のような隙間だらけのおうちならいらないでしょうね。
でも今のおうちはそうじゃないですから、換気は確実に必要ですね。
換気が必要無いレベルのおうちには住みたくないですね。

そして、換気のもうひとつ重要な役割は、熱を運ぶ、分散すると言うこと。
きちんとした空気の流れを作ることで、おうちの中の温度ムラを少なくします。

これはとても重要な役割ですね。これに気がついていない実務者もいますから気をつけましょう。

換気の種類

住宅では主に第1種熱交換換気と第3種換気が使われています。
他にもありますけど割愛します。

第一種換気は 給気と排気 両方空気をFANの力で動かします。
外部の綺麗な空気を入れるにも換気扇。汚れた空気を外に出すのも換気扇です。

第三種換気は 排気のみFANで動かし 給気口から自然に取り込む仕組みです。
空気を取り込むのは、圧力差で自然です。


外に排出した分だけ、給気口から入ってくると言うことですね。

そしてもうひとつ、第一種換気でも 熱交換をするものを特に第一種熱交換換気と言います。

換気すると言うことは、冬にはせっかく暖めた空気をそとに捨ててしまうと言うことです。
もったいないですね。
もったいないので、その捨ててしまう熱で、取り込む新鮮空気を暖めようと言うわけです。

出展:ローヤル電機ホームページ

暖めるのに、ヒーターなどがあるわけではありません。ただ、暖かい空気と冷たい空気をすれ違いさせるだけです。
手が冷たくなっても、暖かいものに触れているだけで、手が温まりますよね。
それだけの単純な仕組みです。

すごいですね。魔法のような仕組みです。

第一種換気、第三種換気 どちらが良いの?

それでは第一種換気と第三種換気どちらが良いのでしょうか?

その良い悪いは、考え方によって変わります。
何を重視するかによって大きく異なるのです。

考え方の違いによりどちらを選ぶか?
それを様々な角度から整理していきましょう。

コストによる違い 建築時のコスト

ますは イニシャルコスト
建築時のコストですね。
第三種換気は排気FANをトイレ等の汚れた空気がたまるところに取り付けます。
汚れた空気が一番あるところから出すのです。
そして、寝室やリビング、子供室などに自然給気口を設置します。
寝室やリビングからトイレなどへ空気の流れができます。
部屋の数、FANの大きさ等で変わりますが30坪くらいのおうちなら10万円以下なのでは無いかと思います。

第一種換気は一般的に機械は一つで、給気口や排気口を各お部屋に設けダクトでつなぎます。
当社の場合工事費を含めて40万円くらいだと思います。

出展:ローヤル電機ホームページ

第一種換気は高額ですね。

ランニングコスト 冷暖房エネルギー

第三種換気と比べて第一種熱交換換気は大幅に光熱費が変わります。
ですが注意が必要です。
寒い地域ではその効果は大きいですが、暖かい地域ではその恩恵は少なくなります。

出展:ローヤル電機ホームページ

これは、様々な条件を元に計算しているようです。参考程度に。
気密性能、断熱性能で変わります。電気代も高騰していますので、より差が大きくなってきています。

埼玉が例ですが、設備費が30万円違ったとしても12年で元が取れる計算です。
同じ埼玉でも当社のある秩父ではもっと効果がありそうですね。

ランニングコスト メンテナンス。

メンテナンスも重要です。

まずは、日々のメンテナンス。
どちらも定期的にフィルターのお手入れが必要です。

汚れたら清掃してください。
ホコリを取り除き、綺麗にしてください。
水洗いできるものもあります。

第三種換気のフィルターは それぞれの給気口に付いてます。
外から虫や、ホコリなど入らないようにするためです。
排気口には付いていない場合がほとんどです。
30坪くらいのおうちなら5カ所くらいでは無いでしょうか?
ネット検索すると5枚で3000円くらいのようです。

一方、第一種換気のフィルターは本体に大きなものが2つ。
外から虫などが入らないようにするためのものと、家の中のホコリが熱交換素子に付かないようにするためのものです。
室内の排気グリルに小さなものが付いてます。これはダクト内が汚れないようにするためのものですね。
ローヤル電気さんの通販サイトでは10000円くらいかかるようです。

洗うこともできるので毎年交換というわけではないですが、数年に一度交換した方が良さそうです。

そして、何年か判りませんが、機器の故障、交換も必要になると思います。
第三種換気に使われるパイプファンなら工事費も含めて5万位ですむかと思います。
しかし第一種換気のFANの取り替えはもっと高額になることが予想されますね。
ダクトはそのまま使えますし、モーターは取り替えやすく作られていますので、作業は簡単そうですが、5万円では無理な気がします。10万くらいは覚悟しておいた方が良いかもしれません。
当社ではダクト式の換気システムは25年くらい前のものが最長なのですが、まだ壊れないので、どのくらいで修理が必要なのかよくわかっていません。

ダクト式の換気システムの場合、ダクトの汚れを気にする方がいらっしゃいますが、当社で10年くらい使われた給気ダクト内は、ほとんど汚れがありませんでした。できるだけホコリがたまりにくいダクトを選んでおけば気にすることはなさそうですね。

外壁の貫通部分のリスク

換気扇設置には、どうしても外壁に穴を開ける必要があります。
穴を開けると言うことは、雨漏りの原因にもなりますし、気密低下の恐れもあります。
貫通分の処理によっては内部結露も誘発しそうです。

ですから、貫通部分は少なければ少ない方が良いですね。

第一種換気では、給気、排気それぞれ1カ所にまとめられますから、外壁貫通部分は2カ所のみです。

一方、第三種換気では、給気口、排気口がたくさんあります。間取りによって違いますが、30坪のおうちなら7~10カ所くらいでしょうか?

とてもたくさん穴が空いてしまうのに驚かれる方も多いようです。
穴は少なければ少ないに越したことはなさそうです。

冷気の侵入

換気は外の空気を中に入れます。

外がとても寒いとどうなるでしょう?

想像の通り給気口からとても冷たい空気が入ってきます。
その冷たさを感じさせないために、給気口を人がいないところにできるだけ付けたり、できるだけ拡散されるところに付けたりしますが、冷たい空気が入ってしまうことには変わりないですね。
寝ているときに顔し寒い風が当たるのはつらいですね。

それほど寒くない地域なら問題とならないかも知れませんが、寒くなる地域ではとても気になります。
気になって換気を止めてしまう人がいますが、健康のため止めてはダメです。

温度ムラの問題

第三種換気は冷たい空気を直接取り込んでせっかく暖房した暖かい空気を出してしまいます。
それに比べ、第一種熱交換換気では、給気する空気も暖まってお部屋に配られますからそれほど温度が低くありません。
ですから、第一種熱交換換気の方が圧倒的に温度ムラは少なくなります。
第三種換気でも給気口近くに熱源を持ってくればそれを防ぐことはできますが、それぞれの給気口に熱源を付けるとなると、せっかく安かったイニシャルコスト、ランニングコストの意味が無くなりますね。
お金だけの違いで無く、生活の質に大きな差があります。

内部結露のリスク

先にご紹介したyoutubeの中にはこじつけのように第一種換気の内部結露のリスクを言っているものがあります。
第一種換気では室内が正圧になりやすく、第三種換気では負圧なので・・・・とかなんとか。(笑)

あまりご存じない方は、機械の性質だけを見てこういうことを言う方が多いです。
まあ問題になるような正圧にはならないし、調整は簡単です。

まずは正圧がそれほどまずいのか?と言うことです。
負圧なら良いのかと言うことです。
正圧だと室内の湿った空気が入るから内部結露する。と言うのですが(笑)
この人の理論だと、第三種換気の場合、負圧なので外の空気が壁体内に入ってきます。
それはそれで夏型の結露が起こる可能性が高くなります。
今後温暖化は進むでしょうから、こちらが問題になる可能性が大きいです。
負圧だからと言う理由では無いですが、夏型結露で苦しんでいる人が増えているのは確かです。

圧力差は少ない方が壁体内に空気が移流しないというのは確かです。
どのくらいの圧力差でどのくらいの量の空気が壁体内に移流するのでしょうか?
そういったことも大学の実験も
換気システムによる圧力差と、風圧による圧力差はどちらが大きいでしょうか?

それは圧倒的に風圧による圧力差です。
換気による圧力差を議論してもあまり意味なさそうですね。
それよりも圧力差があっても壁体内への空気の移流を少なくする工夫が必要です。
換気の問題ではなさそうです。

ちなみに、第一種換気が正圧になるということ自体が怪しいです。
排気ファン、給気FAN 別々にコントロールできますので、内外の圧力差を0にすることも可能です。
当社では最終的に調整しますから最初からそのような心配はいりませんね。

機械内結露、吹き出し口結露

第一種換気だと機械内で結露を起こす可能性はあります。
とても寒冷地の場合は注意が必要です。
熱交換器を凍らせないために、プレヒーターが必要な場合もあります。
当社で使っている換気システムではマイナス15℃以下ではヒーターが必要なようです。
第三種換気でも寒冷地では、外壁貫通部の結露は起こることがあります。施工が大切です。
どちらも、適切な施工、使用条件に合った使い方が必要です。

最近問題になってきているの夏の湿度です。湿度の高い暑い地域で起こっています。
第3種換気で外のジメジメした空気が直接室内に取り込まれると、室内のエアコンで冷やされた壁などで結露を起こしカビが発生してしまうと言うものです。
設備費やメンテナンスを考えて第3種換気で十分と言っていた人たちで、この現象の対応に苦しんでいる人も増えています。
やはり第一種熱交換換気にせざる追えないという考えに変わってきている人もいるのは事実です。

安定的な換気風量の確保できるか?

臭気を取り除く、化学物質を取り除くなど、換気本来の目的を達成するためには安定的な換気風量の確保が一番大切です。

当社ではそれを一番大切にしています。
光熱費削減には第一種、第三種に関わらず換気扇を止めることが一番です。

ですが、そんなことをしたら体に悪いですよね。
家族の健康。快適に住めることが一番大切です。

ですから、きちんと換気できることが一番大切なのです。

当社では、20年以上高気密高断熱住宅を作り続け、換気の法律ができ、換気が義務化される前から換気システムを設置していました。
最初は第三種換気です。
ダクト式、壁付け式の両方をつかい試行錯誤の連続でした。

当社では第三種換気のみでは、どれほど頑張っても安定的に風量を確保することが難しかったのです。

換気で計画換気を成り立たせるためには気密が重要 空気が入れ替わらない場所も?

気密がとれていないと計画通りに上手く空気を流すことが難しいです。
どこからともなく空気が出入りしてしまいます。

当社では高気密なのでこのようなことはありませんが、上手く空気が入れ替わらない場所も出てきてしまいます。
気密がとれてい無いとどうなるでしょうか?入りやすく換気扇の近くの隙間からどんどん入りその辺だけの換気となります。
期待していた給気口からはあまり入らないことが、測定でも解っています。

第一種換気では必要なところに、綺麗な空気を押し込みますから換気による空気の流れが作られやすいですね。

空気の流れを作ることはとても重要です。
トイレには暖房器具が設置されていませんから寒くなりがちです。
しかし、リビングからトイレへの空気の流れができていれば、リビングの暖かい空気がトイレに流れていきトイレが寒いと言うことが無くなるのです。
換気は、空気を綺麗にするばかりでは無く、温度を運ぶということでも重要な役割を担っています。

一部窓開けでは?

気密がとれていない場合と同じような現象が起きやすくなります。

あまりにも当たり前な話ですが、昔のようにトイレだけの窓開けは、あまり良くないことが判っています。
それは第一種、第3種をとわずです。
昔ながらの住宅ですと、寒いからトイレだけ。というふうに考えがちですが、おうち全体を効果的に換気をするために、温度ムラを少なくするためにはトイレだけの窓開けはあまり良くありません。
窓開けしない方が綺麗に空気が入れ替わります。
それでも、気持ちい日には窓開けしたいですね。
開けるなら他の窓も開けたらとても良いと思います。
高気密高断熱の住宅は窓開けが必要無いとか、窓開けしたらダメとか勘違いしている人も多いですが、気持ちいい日には大いに窓開けしましょう。

それでも一部だけ窓が開いてしまっていることもありますね。そうした場合でも室内の空気をきちんと流すには第一種換気が良さそうですね。

室内の温度差により換気が上手くいかない。

これはよく知られていることですが、第三種換気において2階のお部屋の給気口が全く機能しない場合があると言うことが起こります。

本来はこのような計画です。


しかし、室内に室内に温度差ができてしまった場合どうなるでしょう?
寒い日を考えましょう。寒いと暖房をします。暖かい空気は上に上がりますね。
簡単な自然現象です。室内では温度差ができます。
皆さんも2階が暖かく異界は寒いと感じたことは無いでしょうか?
そうするとどうなるでしょうか?

本来空気が入るべき2階の給気口からも空気が出て行こうとしてしまうのです。
高断熱住宅でもこの現象は起こってしまいます。

この現象により、1階の給気口から2階の分まで空気がとり入れられますから、1階は益々寒くなってしまうのです。
それを補うために、さらに暖房と言うことになります。

これを防ぐにはきちんと気密をとり、排気のFANが圧力差により性能が落ちにくいものを選ぶなど注意が必要です。
それでも、計画通りに空気を流すことは至難の業です。

風圧力を甘く考えない

風圧力は大きいです。FANの力よりよほど大きい場合もあります。

給気口、排気口へと空気の流れと、外部の風の流れが順方向の場合、換気量は増えるようです。
エネルギー損失は多くなりますが換気が増えるのは、健康には良いですね。

一方、風の流れが逆方向だったらどうでしょうか?

ほとんど計画通りの換気はされなくなります。
排気FANは空回りになってしまったりすることもあります。

外部のフードカバーなどでできるだけ風圧力の影響を受けないようにしますが、風量を維持するのは難しいようです。

風は吹かないこともありますが、一年中、時期時間を問わず吹いていることも多いので、その影響により換気量が変わってしまうのも困りますね。

第一種換気だと給気側にもFANを付けますから影響は少なくなります。それでも影響が無いことはありませんので、注意しましょう。

ダクト設置の難しさ

第一種換気は初期費用がかかる以外には良いことづくめのように思われるかも知れませんが、大きな問題もあります。

それは施工の難しさです。
特にダクトのレイアウトと上手く施工することです。

ダクトは、長くなると圧力損失が大きくなり換気の量が少なくなります。
また、曲がりが大きいと、流れが悪くなります。

そしてダクトを配管するスペースが必要です。
天井裏、床下など空間が必要です。
その空間を上手くつかいダクトを配管する必要があります。

大きな梁などがあると、スペースが少なくダクトの配管ができないこともあります。
最初の計画が重要ですね。

壁付けの第三種換気であれば、どこにでも設置可能です。
高断熱や、換気にそれほど知識が無くとも、誰でもできてしまいます。

第一種熱交換換気システムは経験や知識が必要と言うことです。
ですが、その知識さえあれば、計画通りの換気をするのはとても簡単で間違いがほぼありません。

第三種換気では、とりあえずの設置は誰でもできますが、計画通りの換気をすることは難しいです。
第三種換気で計画通りの換気ができているという人は、いないのでは無いかと思います。
私が知っている強者たちでも、まあなんとなくできているから良しとしよう。という感じです。

それでも第三種換気が多い理由

きちんと性能を担保するなら、第一種熱交換換気になってしまうのは皆さん理解していただけたと思います。

それでも第三種還気になってしまうのはなぜでしょうか?
それはズバリ イニシャルコストです。

建築時のコストが一番重視されているからです。

初期費用として30万円余分に出すのは大変ですね。
躊躇してしまう気持ちもわかります。

建築業者もお客さんを取り逃したくないので、できるだけコストを抑えたいと思っています。

お客さんが住み始めてからでも、同じ家で第一種熱交換換気と第三種換気を比べることはできませんから、それがクレームになることはありません。

たとえ光熱費が多くても、きちんと換気できず、健康をに影響があっても、温度ムラが大きくても比較できないから大丈夫です。

バレなければ大丈夫。安い方が喜んでもらえる。
そのような感じになっています。

それで、コスト以外のことをよく考えれば第一種熱交換換気が良いと言うことに気づいていながらも、理由を付け第三種換気の方が良いと言う発言になってしまうのだと思います。
いろいろ、正当化する理由を見つけそれをアピールする。
そうなってしまっています。

ですが私も第一種熱交換換気が絶対に良いというつもりもありません。

コストが大切と言うことも判っています。

狭小住宅などで、パイプファンで十分な換気量が確保できる場合には、第一種熱交換換気設備まで必要ないかも知れません。

日記・想い

8/27~30に建築学会が行われました。
お世話になっている先生方に会えたり、新しい最先端の研究成果に出会えるのでとても有意義です。

今年は明治大学が会場です。近くて良いと思っていたら、台風と当たりました。

飯能駅まで車で行って、大雨の中歩いたためズボンはびしょびしょです。傘は飛びそうだし、大変でした。
日本全国から研究者の皆さんが集まりますが、来るときはそれほどでも無くこれても、帰るに帰れない人も多かったようです。
お世話になっている京都大学の先生は電車が動いているうちにと、ご自分の発表の後、金沢周りで帰られてしまいました。

建築も数多くの分野があります。
分野が多数で、どのくらいの論文発表があるのか判りませんが、環境系だけでもすごい数です。
私は、環境系メイン、構造、材料など性能に関わる部分をチェックしました。
どれを聞くか、どんなタイミングで移動できるか事前にシミュレーションしていくのですが、聞きたいのだけでもたくさんあります。
かぶっているものも多く、セッション中の移動も難しいので、興味無いものもいる必要があります。
数えたら89本の研究の発表を聞いたみたいです。疲れるはずです。(笑)
高断熱住宅に関する研究などは目新しいものが少なく、特に実測調査などは、当社の方がよほど進んでいて、ちょっと残念な感じでした。

印象に残ったのは、換気、カビ、コロナ家庭内感染、住宅内マイクロプラスチック等の研究です。
当社の住宅では上手くいっていると再確認できたものとさらに工夫が必要なものが見つかりました。
今後の住宅に取り入れていこうと思います。

興味深かった論文の内容等はかいつまんでブログで報告できたらと思います。

パッシブハウス,日記・想い

パッシブハウスのような超高断熱住宅はとても温かいけど床暖房は必要なのでしょうか?
答えは必要無いです。。

パッシブハウスは床が冷たくないの?

パッシブハウスレベルの建物だと、熱が逃げないので、床でも壁でも室温とあまり変わらない温度となります。
室温が22度なら 壁も壁も床も同じくらいの温度になります。1,2度は違うこともあるかも知れませんが概ねそのくらいです。
ですからすごく冷たいと言うことはありません。

体温との差で足裏から熱が逃げる。

でも、床の温度が高いとは言っても20度くらい。
体温は36度あります。
熱は高い方から低い方に動きますから、さすがに足裏から床に熱は逃げていきます。
逃げるスピードが速いと冷たく感じる。遅いと冷たく感じないというわけです。

逃げるスピードは材量によって違う。

熱が逃げるスピードは材量によって違います。
断熱材と同じですね。
簡単に言えば断熱材のようなものなら、熱が逃げにくいですから 足の裏は冷たく感じません。
スリッパもそのようなものですね。

それでは、床材を断熱材にすれば?
と思われると思います。

そうできれば良いのですが、断熱材は柔らかいものがほとんどなので、床材には向きません。

何が向いているのでしょうか?

木がよさそう

みなさん。多分すぐ思いついたと思いますが、木のフローリングが良いのです。
タイルや コンクリート 塩ビタイルなどは、熱を伝えやすい素材です。
畳も良いですね。
当社の住宅では天然木のフローリングです。熱伝導率は杉なら0.12W/㎡kくらい。
木のフローリングでも既製品の複合フローリングは0.17W/㎡kくらいありますから、天然木のフローリングに食らえて1.5倍くらい熱が逃げることになります。この差がとても違うのが家を建てると一発で判りますね。
是非、天然木にしてくださいね。
木でも 柔らかい杉のような木材と 堅いオークのような木材では 堅い木の方が熱伝導率が高いですから熱の逃げが早く 冷たく感じます。
足裏がより暖かくと言う人は杉のような木を選びましょう。

杉のフローリング  寄居パッシブハウス

下地材も重要。

表面が木材でも下地材がコンクリートだったらどうでしょう。
面白い論文を見つけました。
「冬期室内における床材の熱特性に関する足裏接触実験:心理量及び生理量」です。

これによると,下地材もかなり影響するようです。

冬期室内における床材の熱特性に関する足裏接触実験:心理量及び生理量 陳佳樟ら

この表を見ると 表面が木でも下地材がアルミやモルタルだと足裏温度が低くなる。(黒線)
熱がたくさん逃げる(赤線)
と言うことが判ります。

そしてこの論文の注目点は、下地が木だと時間が経ってもそれほど熱流量変化は見られませんが、モルタルやアルミの場合は変化が大きく時間が経っても熱流量が大きいと言うことです。

冷たい感じがずっと続いてしまうと異言うことですね。

床暖房とパッシブハウス

それではパッシブハウスに床暖房は必要でしょうか?

当社のオーナーさんは、冬でも素足のことが多いです。靴下やスリッパを履いていません。
もちろん床暖房は付いていません。

一条工務店が床暖房を売りにしてますね。
そこで当社も、その年作った建物全てを床暖房にしたことがありました。
しかし結果は。。。。。

なんと ほとんどの家で床暖房を利用しなかったのです。
床暖房が気持ちいいというのは寒い家だからかも知れません。
床暖房無しで暖かく、均一な温度に保たれるパッシブハウスレベルの家では、床暖房は使ってもらえないのです。

全くの無駄ですね。

それは冷え性だったオーナーさんも同じ結果でした。
もちろん全てと言うつもりはないので、お金のある方は念のため入れても良いと思いますよ。

床暖房は、特別な機械も必要ですし、床面にパイプを敷き巡らさなくてはなりません。
将来のメンテナンスも大変ですね。
過去のお客様のメンテナンスを行わせていただいてますが、ボイラーを10年おきくらいに取り替えさせて貰います。
パイプがダメになって直すことになったお客様はまだ無いですけど。

結論

暖かいおうちにしたいなら、足が冷たくないように木の下地に天然木のフローリングにしましょう。
パッシブハウスに床暖房は無駄。

日記・想い

上里パッシブハウスは プレミアム認定です。

どのくらいすごいかというと、とてつもない感じ。(笑)

今回は見ていただくのは冷房です。
PHPPによる 緻密な計算の冷房負荷は12W/㎡
計算上の面積は104.9㎡ですから6条エアコンでも余裕があります。

しかし、 今回は見学会と言うことで想定より内部発熱が多めになります。
冬はこの内部発熱が有利に働きますが、夏は不利側です。

増えた内部発熱の負荷も冷房しなくてはなりません。
かなりきついですね。

今回は,BOSCHNOIHで料理も作って見たりします。
人間の発熱分、料理の発熱分があります。
IHをフルパワーだと5kW位熱が出そうです。

蓄熱もされていますので急に室温が上がるのは考えにくいですが、水蒸気も出ますね。
メインの6畳用エアコン 予備の6畳用エアコン足しても 4.4kW
珪藻土の水分吸収もどのくらい役に立つのか?

とても面白そうですね。
ワクワクです。

この日にはNHKの取材スタッフさんも下見にいらっしゃるので、どのような評価となるのか?(笑)

ここまで聴講生の住宅の真実を見せられるのは当社くらいじゃないかな?

パッシブハウス,日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

冬のパッシブハウスオープンウィークスが 毎年全国で開催されています。
当社でも2月に行い70名以上の方にお越しいただきました。

「冬暖かいのはわかったけど夏はどうなの?」

皆さんそう思いますよね。

そこで 今年は夏にもやってみようと言うことになりました。
パッシブハウスオープンウィークス

実際に、パッシブハウスレベルの住宅は冬はとても快適ですが、夏は難しいのです。

パッシブハウスを見当されている方に、夏を見ていただき、本当に快適かどうかを見比べていただきたいと思っています。

当社では 2024/8/3(土) 上里パッシブハウス 上里町嘉美
平屋のパッシブハウスプレミアム認定取得積み

2024/8/11(日)寄居パッシブハウス 寄居町桜沢
2階建て(半平屋2F屋根下に子供室)パッシブハウスプラス申請中

(都合により中止となりました。(8/07追記))

を公開します。

駐車場が狭いため予約制にいたします。

ご覧になりたい方は予約フォームからご予約をお願いします。

予約フォーム

https://forms.gle/wTjBG5pnZVDskxQA8

建物の詳しい内容は後日ブログに載せたいと思います。

一般の方優先です。(無料)
業者様は有料(1万円/1人)です。
PHJ会員は無料です。

皆さんぜひお越しください。お待ちしております。

日記・想い,設備・空調

近畿大学の東京センターで HEAT20のイベントが行われました。

ONLINEセミナーで、東京から全国へ配信です。

私も呼ばれ参加してきました。

建築業界の人なら知らない人はいないと思われる、先生方
この先生方とご一緒できるなんて光栄です。

様々な報告を生で聞くことができてとても勉強になりました。

私はこちら側。
こちら側もすごい面々です。

今回のお題は 「改めて考えるHEAT20水準の住宅と 空調システム・暮らし方」。

私が考える 高性能住宅 G3 パッシブハウスレベルの建物の空調設備について発表させていただきました。
高性能な外皮性能を持つ住宅になると設備の使い方も大きく変わってきます。
既存の考え方はなじまなくなります。

私の考え方の中心をお伝えする最初のプレゼンシートです。

将来、ホームオーナーさんの負担になるような、過剰な設備 高価な設備、複雑な設備はいらないと考えています。

当社は家の性能、エアコンの仕組みで 解決します。
家電量販店でも手に入る機器のみで構成することにより、万が一壊れたときの修理も簡単です。
買い換えとなったときも、簡単です。

高価な全館空調システムだと、何十万円以上かかります。
300万くらいかかったという話も聞きます。

まどりの変更時もパッケージ化された全館空調システムだと変更は難しいですね。
当社の仕組みなら臨機応変に対応可能です。

その辺が評価され、今回のセミナーに呼ばれ登壇させて貰ったのだと思います。

皆さんご存じないかも知れませんが、エアコンは、一般的な家庭用の壁に付けるものが一番性能が高いです。
普段、家電量販店に売られているものですね。
普通のエアコンが一番売れますからメーカーもここに力を注ぎます。
そのエアコンは性能も高いし、数も出るので値段も安いです。
壊れても取り替えやすい。
良いことづくめです。
これを使わない手はありません。

それではなぜハウスメーカーは独自の全館空調システムを使うのでしょうか?
それはあまりご存じない一般のお客様をだましやすいからです。
すごそうに見えますよね。
実は全くたいしたことないですよ。
そして将来壊れたときにはすごく利益も出せます。
特殊な設備なので他社に修理を依頼できませんからお客様は住宅会社の言いなりとなります。修理せざる追えませんから、200万かかると言われれば200万払わざる追えませんよね。
修理費が払えないので、修理できずに、その全館空調システムは壊れたままにして、普通のエアコンを壁に付けざる追えない方も多いようですね。

建物はできるだけシンプルに。
直さなくてはならないところをできるだけ作らない。
修理費がかからないように計画する
汎用品で構成する

大切なことですね。


日記・想い,設計 デザイン

夜の見学会を行いました。

夜開催した理由は照明の計画の重要性を知ってもらうためです。

照明はただ明るくして夜に生活をしやすくするだけではありません。

日中働いて、疲れた体を癒やす睡眠に誘う効果も期待されています。

明るすぎはNG

欧米に比べて日本の照明はとても明るいと言われています。
海外旅行に聞くとホテルでの暗さにびっくりすることもありますね。
一般のおうちでも日本よりもずっと暗めなようです。
明るすぎると、体が日中と勘違いしてしまうようです。
暗い方が体が休もうというモードに入るそうですね。

照明の色に注意

照明の色にも注意が必要です。

皆さんも照明の色の違いは普段から目にされているのでご存じだと思います。
オレンジ色っぽい電球色 青白っぽい昼光色

出店元:パナソニックホームページhttps://panasonic.jp/life/housework/100038.html

電球色はくつろぎの色 昼光色は日中のような明るい色です。
詳しくはパナソニックさんのホームページをご覧ください。

年をとってくるとものが見えにくくなるのでどうしても白っぽい色の光を好みとても明るくしがります。
ですがこれでは体が日中と勘違いしてしまいゆっくり休もうというモードになりにくいですね。

当社ではくつろぐ空間は電球色をおすすめしたいます。
外でも夕方はオレンジ色っぽい感じになりますね。
「夕方ですよ!これから夜ですよ!」体にお知らせしてあげましょう。

光を一カ所にまとめない

以前の照明と言えばリビングでも部屋の中央に大きな照明がどーんとある感じでした。
それは空に太陽があるようなもの。
「まだ明るいから働けるのでは無い?」みたいな感じ。

それではダメですね。
照明は分散させて全体を照らすような明かりにしましょう。
空間がまあまあ明るい。夕暮れ時のそんな明るさが良いですね。
「一日が終わった。!!これからおうちでゆっくり休もう!!」
そんな思いにさせてくれるぼやっとした明るさが良いですね。

光の位置は低めで

これは当社も実践が難しいところです。
明るさのバランスをできるだけ下げた方が良いと言われています。
でも下に下げただけで明るすぎたらダメですね。
それはおかしくなってしまいます。
寝室では可能でもリビングでは難しいでしょうか?

夜の見学会での感想

住む人にゆっくりくつろいで貰いたい。
家で、きちんと休み疲れをとり、毎日元気で生活してほしい。
そのような配慮を考えて当社の照明計画をしています。

見学会にいらしていただいた方に感想を伺いました。多かったご意見です。

・最初は暗めだなと感じましたが、すぐに全く問題ない明るさだと思いました。

・すごくくつろげる照明!

・眠くなってきた。

・雰囲気がとても良い。

落ち着いた雰囲気でとても高級な感じがした。と言うご意見も。

皆さん実践してみてください!!

追伸

勉強するところ、新聞を読むところ、キッチンなどの作業するところには、別の方法できちんと明るさの確保も忘れずに!!



日記・想い

見学会をして気がつきました。

今回の見学会では、現在他社で打合せ中、他社で建築中のかたも見学いただいてます。

そのような方々にも内容をご説明させていただいておりますが、あまり性能のことをご存じない方も多いと感じましたし、随分勘違いされている.もしくは住宅会社に洗脳されているのだなと思いました。

「この家ZEHですか?」

ちょっと思いがけない質問でちょっと戸惑いました。
当社のことを全くご存じないのだろうな?とは思います。
でも、この質問の仕方は、ZEHがすごいと勘違いしている?と言う可能性があります。

ZEHは全くすごくありません。最低限の性能です。
さすがにここ2,3年は、太陽光発電が当たり前ですから、ZEHにならない家があるのか?ZEHを作れない住宅会社があるのか?と疑問思うレベルになってきました。
断熱レベルでもZEHはちょっと時代遅れレベルです。それで満足している。もしくは大丈夫だと思わされているとしたらとても気の毒です。

「性能高いというと長期優良住宅ですか?」

お話を聞いていると長期優良住宅をとてっも難易度の高いものと勘違いしているのがわかりました。
長期優良住宅も最低限のレベルを基準化しただけ。
特に大変な技術やノウハウは必要ありません。
長期優良住宅は誰もが当たり前に作ります。
ですが、一部のローコストビルダーさんの中にはわかっていても品質を落としているところもあります。
確信犯ですね。
そういったところは、「長期優良住宅は作れるけど認定はとらない」と言い訳する見たいです。
自分のおうちを最低限のレベル確保するためには認定はしておいたほうが良いと思います。
住宅会社にだまされないようにしてくださいね。
長期優良住宅の認定は耐震性能などきちんとしているかの技術的審査もあります。
建築確認では耐震等級3とかはわからないですから、長期優良住宅の認定などで審査して貰っておくと良いですね。

長期優良住宅は最低限のレベル。その認定をとらないという言うのはちょっと考えられないですね。
大丈夫?ちょっと疑っちゃいますね。

現場見学会で説明しなくちゃかな?

実は今回の当社の住宅がパッシブハウスレベルの性能と言うことを見学会では一言も言っていません。
これだけ情報が多い時代。
家を建てようと思って調べればパッシブハウスという言葉はすぐ出てくるはず。
本当に良い家を考えるならパッシブハウスを調べているはずだと思ってました。

ですが知っている人はいないのかも知れません。
パッシブハウスの認定状がいっぺんに4つ
こんなの日本で見たことありますか?

これがすごいことだとわかってくれる人が多くなると良いですね。

最低限の断熱性能は?

等級7と言いたいところですが等級6と言うことにしておきたいと思います。
イレギュラーなこともありますので。
本当は全棟 パッシブハウスもしくはG3と言いたいところですけど、現状ではやむを得ないですね。

家を建てる皆さん 最低等級6にしてくださいね。もちろん太陽光発電付きで。
可能ならパッシブハウス。

まだ家づくりを見当し始めたばかりで性能についてあまりご存じない人のために、ブログにしておきました。


日記・想い

昨日は見学会初日。
今回も、ほとんど宣伝しませんでした。
仕事増やしてもやりきれないので。(笑)

本当に当社のことを理解してくださる人の仕事を一生懸命やりたいと考えています。
そのため、宣伝はしないのです。
お友達や、ご親戚などからのご紹介や、知り合いから話を聞いた。
ほとんどそんな方のお仕事をしています。

だから当社のお客様はいい人ばかり。
本当にいい人ばかりです。
数年に一度くらい手強い人もいますけど。

今回も大勢の方が来てくださっています。
30組以上。ありがたいですね。
今回もお知り合いから聞いたという人が何人も来てくださいました。
いい人のお友達はいい人なんだと言うことを再確認。(笑)
話が弾みます。

それと、他社で計画中、建築中という方も多数いらっしゃいました。
別に当社の内容を隠していませんから、見に来ていただけるのはとてもありがたいです。
当社の建物を見て、良かったところが少しでもあれば、お持ち帰りいただき、ご自分のおうちの計画に生かしていただけると良いですね。
すでに作ってしまった人でとても後悔されている方もいらっしゃいました。
「髙橋建築を知っていれば絶対に建てたのに!」
そう言っていただけるととてもうれしいですけどちょっと複雑な気持ちですね。
当社の宣伝不足?ちょっと申し訳ないですね。

ロフトのクロスがお子様に大人気

こういったキャラクターのクロス人気がありますね。
雰囲気が一気に楽しくなります。

ロフトに木の天井もちょっと贅沢ですね。
在庫品を使っていただきました。(笑)

子供室のロフトも人気の空間ですね。

小さなお子さんも上り下りしてました。楽しそうです。

今回久しぶりの夜の見学会。

夜の見学会は2組 3人のみ。
とても勉強になったと言っていただきましたけど、あまり人数が集まらず、
これはちょっと期待外れでした。
当社で今現在計画中のお客様に見ていただけると、照明の計画が上手くいくと思うのですけど。
本日も夜9時まで開催しておりますので、特に当社で計画中の皆さんに見てほしいです。
お待ちしております。

日記・想い

2024/6/29(土) 6/30(日)の2日間 完成現場見学会を行います。
時間は9時~21時 
当社事務所のお隣です。
お隣と言うこともあり 夜まで開催です。
照明の雰囲気を味わって、夜のくつろぎ感を確かめてみてもらえればと思いました。
久しぶりの昼間・夜間 連続の開催です。

今回の住宅は パッシブハウス基準ダブル認定を目指しております。

現在パッシブハウス認定は 以前からある本家本元の パッシブハウス研究所の パッシブハウス認定と
アメリカパッシブハウス研究所の パッシブハウス認定の二つがあります。

私は両方の免許を取得しております。国内では両方とるのは珍しそうです。
超高性能住宅のお墨付きを2つ取得。
1つで十分ですが、両方の認定の比較をして見たいと言う私の趣味みたいなものです。

木の外壁とALC

外装は 杉の赤身にキシラデコール塗装とALCの外壁です。
どちらもとても長持ちする仕様ですね。
ALCはヘーベル・パワーボード。ヘーベルハウスと同じ素材です。
軽量気泡コンクリートという素材で、20~30年ごとに塗装を繰り返すことで、とても長持ちする外壁です。
素材自体はあまり痛まないので、メンテナンスし直せばほぼ新品同様となります。
当社では長く使っていますが、20年以上経った他のハウスメーカーの住宅と比べると、当社でALCを使った住宅が圧倒的にしっかりして見えます。20年後、30年後がどうなるかが重要だと思っています。



木の外壁に関しては、あまりご存じない方は「長持ちしない。」「メンテナンスが大変。」と勘違いしがちです。
それはとても古い建物や仮に建てたような粗末な建物を見ていることが原因ではにでしょうか?
100年、200年経っている住宅や倉庫などを見て、木の外壁は痛みやすいと思っていませんか?
よく考えて下さい。その建物はすでに100年経っているのですよ。
すごいじゃ無いですか。
100年持つなんて。(笑)
今の住宅に主流で貼られている”窯業系のサイディング”はどのくらい持つと思いますか?
20年くらいでボロボロなのも多いですね。
数年ままでは綺麗だったのに、とてもみすぼらしい感じになった。そのようなおうちが周りに多くないですか?
10年、20年で大変痛んで見えます。
木のような本物の素材は、古くなっても経年劣化で味わいが出てきます。それほどみすぼらしい感じにはなりませんね。
そして痛んだところは部分的に補修も容易です。
デザイン性のある窯業系サイディングはモデルチェンジなどで数年で同じものがなくなり、部分的な補修も難しくなります。

建物概要

今回の建物は、建物は少し大きめです。37.7坪くらいでゆとりがあります。

太陽光発電10kW以上 蓄電池10kWh以上

許容応力度計算耐震等級3

UA=0.22

C=0.2以下

認定長期優良住宅

太陽光発電付きのパッシブハウスですから ZEH LCCMは余裕クリアー

大手ハウスメーカーの皆さんも勉強のため視察に来たり、する内容の住宅です。
長持ちする高性能住宅をローコストで。と言ういうが当社の目標です。

ビルトインガレージが便利

それにビルトインガレージが付いています。

濡れないで、おうちに入れるのは、とても良いですね。
お買い物や、お子さんの送り迎えなどにとても便利です。

広々玄関ホールが気持ちいい。

今回、ご主人様のご要望の一つが、広い玄関ホールでした。
玄関は住宅の顔ですね。
おうちに来るお客様は、玄関で帰る人がほとんどです。
玄関でそのおうちの評価をしていきます。
来たお客様が気持ちよく感じてほしい。
そして素敵な住まいだなと感じてほしい。
スペースを無駄に感じる方も多いとは思いますが、他にはあまり無いレベルの気持ち胃の良い玄関を計画してみました。

家族が使いやすい位置に洗面コーナー

おうちに入って"手洗い・うがい”が日常になってきました。
玄関を入って使い安い場所にあると良いですね。
玄関から見て、あえて存在感を少し残しています。
洗面台を綺麗に使うのは難しいですね。
歯ブラシ、化粧品などたくさんのものが使われます。
上手く隠すのも大切ですね。
玄関から見た広々感と、洗面を見えにくくすることの両立を考えました。
カウンター上においてあるものを見えにくくしています。サイドの腰壁の高さが絶妙ですね。
そして3面鏡は便利ですね。カガミの裏が収納になっています。
ですが、ちょっとダサい。
どうしたら素敵に収まるかを考えました。既製品の3面鏡に見えない納まりでしょう。
素敵ですね。

カウンターは在庫のウォルナットを使わせていただきました。
洗面ボールも在庫品。
当社の倉庫片付けにご協力いただきありがとうございます。(笑)

LDKに入ると圧倒する広々空間

玄関ホールは広々空間ですから、広い玄関ホールからLDKに入ったときに狭く感じてしまったら残念ですね
入った瞬間に視線がどのように移動するかを考えなくてはなりません。
できるだけ広々した空間に見せたいですね。

LDKはキッチンの脇を通ります。
カウンター上の雑多のものはあまり見せたくないですね。

まずはこのように見えます。すっきり上手くまとまっていますね。
ウォルナットのフローリングとキッチンやフローリングの色合いが落ち着いて素敵ですね。
そして視線を右に移していくと広々空間です。

斜めに奥行きを感じる距離をとってあります。
そして視線の先の壁をカウンターからの間接照明で明るくし、さらに奥行き感をアップ
さらに視線を移すと、外の景色が伸びやかに広がります。
いかがでしょうか?
実物を見たくなりませんか?

そしてさらに前に進むと大きな吹き抜け空間が目に入ります。

吹き抜け天井は明るめの木にしてみました。
一年を通して吹抜の大きな窓のおかげでとても明るいですね。

どんなテーブル・ソファーが入るのでしょうね。家具選びも楽しみの一つですね。

写真右側はステディーコーナーです。
写真忘れました。(笑)

素敵なキッチンはセミオーダー

キッチンはこだわりたいところの一つですね。
それぞれの人が思い描くキッチンがあると思います。

思いを全て実現しようとするとオーダーキッチンにせざる追えませんね。
でも、コストがかかる。

コストをかけずにできないか?
今回それにチャレンジしてみました。

メーカーの便利機能+お客様こだわりの機能。使いやすさ。

キッチンはアイランドですがオープンな感じを保ちつつ手元を隠します。
そして、リビング周りで使う細かなものを収納できたり飾りも置けるカウンターや棚も付いてます。
リビング側から使える収納がとても便利そうですね。
アイランドですからキッチンの周りが回れます。
右からも左からも回れるとても便利なキッチンです。

間接照明も素敵ですね。

キッチン本体はI型のキッチンです。その背面に奥行き550のカウンターです。
サイドには食品のストック棚もあります。扉を開けると一面収納です。

収納量バツグンですね。
BOSCHの600mm食器洗い機も付いています。
ゼオライト乾燥で蒸気も出ません。高気密高断熱住宅にうってつけです。

背面カウンター上には 手の届きやすい位置にフラップアップの吊り戸棚。
奥様は身長が小さめなのですがこの高さなら使ってもらえそうです。

キッチン天板は普通よりも奥行きを20cm以上広げてあります。

そうすることでざるやボールなども置けますね。細かな調理道具もたくさんあります。計量カップ、秤。スライサーいろいろありますね。料理中に出したり片付けたりも大変です。
そして料理が終わった後も全て綺麗に、棚に戻すのも大変ですね。
明日もすぐに使うものなら、カウンタートップにおいておきたい気分にもなりますね。

シンクはシゲル工業のスッテップシンクです。

まな板。水切り。かごなどが高さを変えておくことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=mGt2WCb4hqk&t=1s
とても便利そうですね。

2階吹抜 廊下

とても解放的ですね。
明るめのフローリング。天井材と 濃いグレーの手すりのコントラストがかっこいいですね。

そのほか見所たくさん

ロフトや ご主人の書斎
寝室や明るい子供部屋
小屋裏収納。
玄関収納
ファミリークローゼット
ランドリースペース
畳コーナー

盛りだくさんですね。

見学会場所 日時

場所は当社事務所の近くです。
当社に来ていただければ見えます。
https://maps.app.goo.gl/Nxm7N9XiTtX5s19B9https://maps.app.goo.gl/Nxm7N9XiTtX5s19B9

時日時は6/29(土)6/30(日)です。
時間は何時でも大丈夫。基本的には9時~21時の予定です。

将来、家を建ててみたいと思う方 是非参考に見に来て見てください。
当社は、ほぼ営業しません。電話での後追い等しませんので安心です。
(しつこい住宅会社にはうんざりですよね。その手間もコストなのに残念ですね。)
営業レスでコストダウンを目指しております。

また、すでに建ててしまった方の、自宅との比較も大歓迎
当社のオーナ様も遊びに来てください。
自宅の良かったところなども教えてくださいね。
新しいお客様に見ていただくのも大切ですが、オーナー様との会話も楽しいです。
お待ちしております。(笑)

今回は 予約無しで開催します。ご自由にお越しください。
詳しいお話がしたい方は事前にご連絡いただければ、できるだけ特別な時間を設け対応させていただきます。

どうしても日程が合わない方はご相談ください。
当社のお隣ですので、随時対応できます。夜でもOKですよ。
ご連絡お待ちしております
(Email)info@ta-k.jp

お問い合わせURL https://ta-k.jp/contact/