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髙橋建築

BLOG  カテゴリー:日記・想い

日記・想い

省エネ建築診断士セミナー 実践編の日です。

朝、10:30~17時までの長丁場です。

いつも通り講師として参加しているのですが、いつもと勝手が違います。

息子が参加してるのです。
やりにくい!!

先ほどまで講師をしておりましたが、今は福本さんのセッションで私は待機中。
ブログを書いています。

息子もどんどんレベルアップしていますが、省エネ建築の全体像の話を効くのは肇では無いかと思います。
地球環境の話や概念的なことは難しいと言ってました。

むしろ私の実践編のセッションは、普段から鍛えているので楽勝かも。

福本さんの日射遮蔽の話は奥が深い。
DesignPH使いこなしている。
シミュレーションソフトとしての使いこなし方がすごい。
勉強になります。

ただ、庇をを出すだけではなく、様々な日射遮蔽の仕方があります。

それを効果的に使い分ける。

日射取得とのバランスも重要です。

窓上部の庇を長くするだけの日射遮蔽では、不十分です。
たまに庇を長くしただけの日射遮蔽を見ますけどどこまで考えてそうしたのか?

日射には、直達光の他にも様々な成分が。それらを遮ったり、入れたり。

バランス設計が大切ですね。

メディア掲載・受賞,日記・想い

当社が協力した書籍がまた出ました。PDFがダウンロード出来ます。

https://www.kkj.or.jp/contents/build_hojyojigyo/report/R06_housingdesign-guidebook.pdf

様々なアドバイスをさせていただきました。

写真は弟の家とY様邸が載っているようです。
弟の家はすでに14年たっていますしY様邸も7年
世の中の流れの先を随分速く走っています。
今、一般的に作られているレベルでも追いつかれてはいないですけど。

弟の家では未だに無暖房で住んでます。
冬のあいだ暖房がいらないレベルの家なんです。
14年前に無暖房が実現出来る住宅。
すごいですね。

Y様邸は日本エコハウス大賞で表彰された家
すごいですね。
とてもおしゃれな家なので久しぶりにUPします。

換気・空気,日記・想い,設備・空調

高気密高断熱住宅ではエアコンの故障が早いと言われています。

本当でしょうか?

近年のエアコン故障の現象

当社でもエアコンの故障が頻繁に起こる家があります。

どうしてなのか。

メーカー修理を掛けてもエアコンの工事ミスと言われます。
工事をし直して完璧にしてガスを補充しても、またまもなくエアコンの効きが悪くなる。

どんなに丁寧に工事しても、効きが悪くなる家があるのです。

調べてみると、室内機の熱交換の部分に小さな穴が開きゆっくり冷媒が漏れてしまうと言うのが判りました。
ピンホールがあく見たいです。
ゆっくり漏れるので修理する人もレベルの高いひとでないと判りません。

当社でも最初はパナソニック 次にダイキン 次に三菱電機と より強いエアコンを探して機種を選定していましたが、全くダメ。
どのメーカーの機種もこの穴が開いてしまいます。

壊れる家、壊れない家がある。ここ5年くらいが特に多い。

当社でも大変困っております。エアコンの修理が多いのです。

電気屋さんも工事を疑われるわけですから、とても大変です。もうエアコンなんか付けたくない。仕事したくないと言い始める始末です。

ですが、頻繁に壊れる家と、全く壊れない家があるのです。
そして、ここのところ多いのです。何が変わったのか?
原因があるはずです。

高気密高断熱住宅で起こりやすい現象

メーカーに確認をしますが、どのメーカーも変な噂が流れるのがいやで、どこも工事のせい、たまたまと言うことにしたがります。
でも、何度も重なったりすると言い逃れ出来ません。

最終的にはどのメーカーも認めます。
高気密高断熱住宅では良く起こる現象みたいです。

それでは高気密高断熱住宅でなぜ頻繁に起こるのでしょうか?
当社ばかりでなく パッシブハウスジャパンのメンバーやJBN(全国工務店協会)でも 頻繁にこの話題が出ます。

原因は空気質!

高気密高断熱住宅では、空気の漏れがほとんどありません。
ですから冷房、暖房の効率が良く快適に住むことができます。

ですが、室内に化学物質などの発生源があるとそれをとどめてしまうのです。
換気が十分でないと、その化学物質の濃度が高くなります。

その化学物質が、エアコンに穴を開けてしまっていると言うことが判りました。

どのようなものから化学物質が出るのか?

エアコンメーカーさんと話をしました。
この化学物質について、これが悪いという特定が難しそうです。

判っている疑わしいもの
芳香剤
柔軟剤
消臭剤
除菌剤
新しい家具などから発生するVOC
などが考えられるそうです。

確かにここ5年10年増えてきたものが多いですね。
ファブリーズみたいなものや、レノアみたいなものが増えてきておうちの中は化学物質いっぱいです。

本当に近年増えてきたものばかり。

エアコンが壊れやすい家の特徴

除菌をして清潔に住みたい!

いやな匂いがない生活にしたい!

良い匂いのお洋服来たい!

そういうかたが増えています。
匂いの元が自然なら良いのですが、化学的な成分で匂いを出してしまっているのです。

匂いにだまされて、化学物質まみれの状態で生活をしてます。
柔軟剤などの成分が、いやなにおいなら、皆さん使うのを控えるのでしょうが、良い匂いの香り付けをしてたくさん使わせます。
海外などではすでに禁止されている成分も日本では許されてしまっています。

海外では売れないから日本でバンバン売ろうという海外メーカーも。

除菌もくせ者です。
除菌のした方が良いと言う言葉を鵜呑みにして除菌剤を多用している人もいますね。

飲食店や医療機関などでは、消毒して予防することも大切でしょうが、一般家庭ではあまり良くないこともあることはすでに知られています。
無くてはならない良い菌もたくさんいます。そういった菌まで死滅させてしまっているのです。

良い菌がたくさんいて悪い菌の繁殖を防いでいたのに、良い菌がいなくなったので悪い菌が増えやすい環境ができてしまったというとんでもないこともあるようですね。

エアコンが壊れやすい家は、このような薬剤を多用している家が多いと言うことが、メーカーの調べで判ってきています。

当社でもVOC測定を徐々に始めています。

人間は大丈夫?恐るべき「香害」

頑丈に作られているエアコンが壊れるくらいですから、人間にとっても良くはないでしょう。

「香害」こうがいと言うようです。「公害」と同じ。
たくさんのYOUTUBEなどが出ています。
https://www.youtube.com/watch?v=eKVSDkttTaw

匂いは私もとても苦手です。
近くに臭い人がいると大変です。めまいがすることもあります。
申し訳ないけど近くに寄らないでくれと思います。

本人は良い香りだと思っているのでしょうが、人によっては「香害」です。
迷惑を掛けて歩き回っています。

コーマーシャルにだまされていますね。

お子さんがいる家庭は注意して上げてください。
病気が発症してからでは取り返しが付きません。
https://www.shabon.com/kougai/

様々なものが化学物質まみれ

家の中に持ち込まれる様々なものが化学物質まみれです。

防ぎようがない感じです。
どんなに気をつけていても家の中に入ってきてしまいます。
家具などの購入も注意が必要。
良いものは対策されていて大丈夫な場合が多いですが、安い家具を売りにしているようなところは見た目だけで素材は悪いことが多いようです。私も大手家具屋さんに行くと10分も経たないで頭が痛くなったり、くしゃみがでたりします。
そのような家具を買わざる終えないときにはいっぺんではなく時期を別けた方が良いかもと思います。

商品を買うときには匂いを嗅いでみましょう。
そしておうちでできることは換気のみ。
窓開けを定期的に

電気がもったいないからと換気システムは止めないで、しっかり動かしましょう。

エアコン壊れやすいのは高気密高断熱住宅のせい?

変な柔軟剤、消臭剤そのたなどを使わないおうちはエアコンもきちんと長持ちしています。

住宅のせいではないのです。
無責任なそれらの商品を作っている作っているメーカーのせい。
コマーシャルにだまされてしまう我々の責任なのです。

洗剤メーカーなどは、もう少し真面目に商品開発をして欲しいですね。
売れれば良いのかな?儲かれば良いのかな?
大手メーカーの方があくどいですよね。
真面目に取り組んでくれているメーカーも一部にはあるようです。
https://www.shabon.com/

エアコンメーカーも災難です。エアコンメーカーの取り組み

エアコンメーカーの開発の人とお話しました。

エアコンメーカーもかなり前から気がついていて対策を迫られていました。
先日お話ししたメーカーはとても真面目なメーカーです。

いち早く、対応機種を開発してくださいました。
金属の配合を変え強くしたとのことです。

その会社の技術かたは、本当に真面目な技術者さんです。
「お客様の生活の仕方が悪い。
家が悪いとは言うことができない。
それが時代の流れだからやむを得ない。
メーカーはその時のニーズに対して技術を持って解決をしていくことが大切」

と言っていました。

素晴らしい!と思いました。メーカーさんの姿勢としては最高ですね。

でも?

エアコンが壊れにくくなっても、人間が壊れては?

住む人が病気になってダメでは?

皆さんが健康に楽しく生活して貰うために

私は家づくりを通じて皆さんの幸せのお手伝いをしたいと思っています。

できるだけ快適で良いおうちを低価格で作るために努力しています。

ですが、住む人が悪気がなくても生活の仕方を間違えてしまったら。私たちではどうにもできません。

皆さんお願いです。
健康のために変な物質は控えてください。

エアコンは修理出来ますが、皆さんが健康を損なうと取り返しが付かなくなることもあります。

皆さんが健康で楽しく生活出来るよう、より良い家づくりを頑張りたいと思います。




建築費・光熱費,日記・想い

再エネ賦課金がまた値上げです。

資源エネルギー庁ホームページリンクはこちら

家計は大変ですね。

税金、社会保証料は高いし。その上物価上昇。

そして、電気代も

再エネ賦課金は、再生可能エネルギーを推進する上で大切なことかも知れませんが、3.98円/kWhまでなってしまいました。
4円にならないようにギリギリ調整したような数値ですね。

一般的なオール電化住宅の電気料金試算して見よう

東京電力でオール電化契約は スマートライフLと言う契約が多いと思います。

仮に大きめの太陽光発電が付いていると(100A)契約 基本料金3117.5円
資料電力に応じて 日中は35.76円/kWh 深夜(午前1時~午前6時)27.86円/kWhです。
これに燃料調整費と、今回お話ししている再エネ賦課金がプラスされます。

日中は (35.76+3.98)円/kWh。 39.74円/kWhになるわけです。

一般的なオール電化住宅では800kWh/月とか言われているので 35000円/月にもなってしまいますね。

1500kWh /月の家もあると聞きました。 そうすると63000円/月くらい。

びっくっりですね。

オール電化ですから 灯油やガス代金がかからないとしても莫大な金額です。

当社の住宅の電気料金

お客様からお聞きした金額ではこの冬で、およそ7千円~1.5万円/月くらいが多いようです。
どうして当社の住宅は光熱費が安いのでしょうか?
蓄電池があるおうちはもっと安い。

省エネ住宅はありがたいですね。


日記・想い

本日はHEAT20の検証部会の日です。
当社も実測などでお手伝いさせていただいています。

本庄パッシブハウスに来ていただいたときの様子が報告されました。

積水ハウスの温熱の第一人者である梅野さんにも見ていただきました。

HEAT20で今回の測定期間での最低気温平均が紹介されてました。2024年12月と 2025年1月です。

寒い順に並べたとのことです。
秩父が北海道に挟まれています。(笑)

でもこれが事実。
住宅会社の中には「埼玉なんだからこの断熱で十分高断熱です。」。高橋建築はオーバースペックとか言うけど、この表見てどう思いますか?
日本の性能で考えてもこんな感じ。

さらに世界基準で考えている当社なら、現在の断熱に根拠があることが判ってもらえるでしょうか?

測定データーは溝口さんがまとめてくださっています。

箱ひげ図を使っていて見やすいですね。
ここから判ることがたくさんあります。
当社物件ばかり目が行きましたが、非核をしながらメンバーで時間を掛けて分析出来たら楽しそうだと思いました。

日記・想い

昨日は、大学の学生さんたちの見学です。
高性能住宅を勉強する機会です。

無償対応ですが、学習意欲の高い学生さんの応援は大切です。
研究室内でも来ない学生が大半。来てくれた学生さんに「来て良かった。来なかった人残念だな。」と思わせたい。
資料作りも事前準備も頑張りました。

一回見学したくらいでは、全てを理解出来るわけではありません。
それは判っています。
ですが、概要をつかんでおけば思い出すことができます。
そんなことを聞いたことがあった。見たことがあった。
そんな体験が重要です。
ですから実際の現場を見ると言うことはとても役立つと思います。
松岡先生のゼミでは、このプログラムを毎年行っています。学生さんのことをきちんと考えてくれている先生ですね。

当社では着工し縦の住宅から引き渡し前の完成した住宅までいっぺんに動いています。
最初から最後までの工程が一日で見られる。それもプロの説明付きで。
とても盛りだくさんの内容でした。
学生さん、長時間お疲れ様。

学生さんには無料ですが、一般やプロ向けは有料です。(笑)
これまですごい数のプロの見学も受け入れてきました。(笑)
1件から3件見せるだけでしたけど。
今後は工事中も見ていただいて、セミナー付きで有料。コンサルも良いかもと思いました。

実践コンサル。あなたの会社もパッシブハウスが作れますよ!

いろいろな現場の見学をして貰いました。
このおうちは様々な難易度が高いおうち。

ガケ、斜線、日射、構造など
様々な難題をどのようににクリアーしたか説明しました。

学生さんも理解しようと努力するから偉いですね。!
難しいと思います。でも今後絶対に役に立つはずです!

最後は和銅バーベキューセンターさんでおいしいお肉をごちそうしました。
皆おいしそうにたくさん食べてくれました。

日記・想い

毎年この時期になると松岡先生に呼ばれ大学で講義を行っています。

環境工学の授業です。エクセルでシミュレーションをしながら建物の温熱について理解していくと言う内容です。

最初は外皮の熱の逃げなどについて熱貫流などを求めていきます。

そして、通気、換気などの熱ロス

内部発熱や部材の熱容量などを計算していきます。

非定常で室内の温度変化を求めるところまでやり、実測値と合うかを確認します。

普通の授業で非定常計算をつかい室温をシミュレーションするとことまで学ぶのはなかなかすごいですね。
ちなみに2年生の授業です。

理解して付いてきている学生もたくさんいますが、付いてこられない学生も多いようです。
何をやっているのか全くわかってなさそうな人もいます。
ここまで難しい授業ですから、やむを得ないと思います。

松岡先生にはむず可過ぎて環境工学が嫌いになってしまわないですか?と話しますが、この授業を理解出来る人をゼミに入れたいという狙いもあるみたいです。厳しいですね。
ですが大学の授業ですから、それでいいですね。

私の授業は、この授業で学んだようなことを「実際の建物の設計でどのように生かしていくか?」
という、実務について。

実際にどのようなプロセスで温熱設計していき、どのような性能の建物ができるか?

事例で説明します。

この寒い冬でも暖房が必要無い家が作れるというのには、学生たちも驚いていたようです。

設計者が、温熱設計を理解して設計出来ているか?
全く勉強不足で設計してしまっているか?

それでできあがる家の住み心地は全く違います。

最後の締めはこんな感じ。(笑)
これから建築士になる学生さんを脅しておきました。

日記・想い

明けましておめでとうございます。

お正月は「お餅!」

最近は、システムキッチンのコンロも、グリル付きではないものの人気が出てきましたね。
当社でも三菱のユーロスタイルとかBOSCHのIHとか。

上里パッシブハウス

人気が出ている理由は 
・お魚焼きグリルのところも「収納」に使える
・グリル庫内の「掃除」が面倒 それが必要無くなる

と言うところでしょうか?
写真を見ていただいてわかるとおり、コンロ下の収納はとても便利。収納がたくさん欲しい。グリルはあまり使わずテキパキ料理という人は向いているかも。
でもグリル部分の庫内の掃除もとても楽になってきていますから、収納がほしいと言う人以外はグリルを選ぶのもアリですね。私はグリル大好きです。
これは意見が分かれるところです。ご自分の調理スタイルをよく考えて選択してください。
魚焼きやオーブン料理は専用の調理器具もありますから本格的に調理がしたい人はむしろ別に専用オーブンを準備にした方が良いのかも知れませんね。
私は、オーブン料理などはほどほどなのでIHクッキングヒーター一体のグリルで十分ですけど(笑)

出展:パナソニックホームページ

「お魚はフライパンで焼くからグリルはいらない!」というお話を良く聞きますが、グリルはお魚焼きだけじゃないですよ。
様々な料理に使えます。私もたくさんグリルを使います。
グリルを使った料理は、食材を仕掛けてタイマー運転すれば、後は自動です。
他の料理を同時に作ることもできるので重宝しています。
フライパンで魚焼くと一つ塞がっちゃいますのでもったいないですね。

いろいろできるので皆さん調べてみてください。
https://sumai.panasonic.jp/ihcook/feature/

出展 パナソニックホームページ

お正月なのでお餅を焼いてみました。

まずフライパン

モードは「焼き物」200℃です。サイトでは220℃と書いてあったのですが、テフロンのハガレで病気になるのを心配して弱気です。250で剥がれて有毒とか聞いたことがあったので慎重です。焼き物モードなら温度指定出来てフライパンを傷めることがないのでおすすめです。

途中で一階ひっくり返し、12分後こんな感じ。

200℃では上手く焦がせませんでした。勇気出してもう少し温度を上げるべきだったでしょうか?
最初の麺をもう少し焼くべきだったでしょうか?(笑)
中はとろとろふわふわで良い感じでした。
もちろんフライパンのお掃除もラクラク。さっと水で流すだけです。
(化学物質過敏症の私は洗剤も嫌いです。(笑))

そして次はグリル。調理は動じにやっていますが順にご紹介しています。

手動モード 「強」で10分 途中でひっくり返したりしていません。完全にお任せ。

うぉ!
良い感じ!
バッチリでした。
焦げ具合が私のお好み状態です。この辺はお好みで調整してくださいね。
もちろん中は「ふわふわとろとろ」

グリルのプレートにもほとんど貼り付かず、お掃除もラクラクでした。
置いてボタン押すだけ。
頭使わなくて大丈夫(笑)

お餅おいしいですね。今回はお雑煮に入れました。
次は 醤油 のり きなこ あんこ?

一級建築士
パッシブハウスジャパン理事
髙橋慎吾


コスト,日記・想い

洗濯に残り湯を使ってますか?

残り湯を使うと水道代が節約になります。下水道代も水道メーターで換算しますから減りますね。下水道代まで減っちゃうのです。

どのぐらい削減出来るかは、以前のブログで確認ください。
https://ta-k.jp/post-1496/

左側が普通の水道 右側が残り湯取りの水栓です。

これが、浴槽からの吸込み口です。
エコキュートの自動お湯張りの循環口を付けないでこの残り湯と自動お湯張りができるタイプにします。

このおうちでは、自動モードで洗いとすすぎ1回目を風呂水を使うと設定していました。

すすぎは2回のうち、最初の1回が残り湯だけど、2回目は水道水ですね。匂いなどを気にして2回目のすすぎは水道水というかたが多いそうです。

こんな感じで浴槽内の水位が変化しました。
思ったより使用水量は少なそうですね。ドラム式だからかも知れませんね。

使用水量を大幅に節減でき、とてもありがたいシステムです。
今後水道代も値上げが続くでしょう。
税金や公共料金はブラックボックスですから。あげると言われても逆らうこともできません。
怖いですね。

備えあれば憂い無しですね。

コスト,日記・想い

単身世帯でドラム式洗濯乾燥機の消費電力の測定ができたので、ご報告です。

機種は東芝。
この家庭は単身住まい。ですので普段は洗濯をしたりしなかったり。たまにお泊まりの訪問者があり2人分の洗濯もあるそうです。

毎日シャワーを浴び服は着替えているので1日おいたときは二日分の洗濯となるそうです。
一人分とはいっても、冬なので、パーカーなどもあり少し量は多いですね。量が多いときは洗濯がいっぱいで回すようです。
1人分だったり2人、3人分と言うこともあるそうです。

毎回、洗濯から乾燥まで行うそうです。

1回動かすと1.2kWhです。現在の電気が40円/kWhとすると
1回あたり48円と言うことになります。

ここで面白いのは、毎回ほぼ同じ消費電力と言うこと。
量が違う日があるはずなのに同じです。
ほぼいっぱいと言っても、詰め込みすぎと言うほどにはしないとのことなので、使い方が上手いのでしょうか?詰め込みすぎると「汚れが落ちにくい」、「乾きにくい」、「電気食う等」ありそうですね。

今回わかったこと。

東芝の洗濯乾燥機で1回洗濯から乾燥まで行うと量にかかわらずおよそ1.2kWh 48円(40円/kWh)

パッシブハウス,日記・想い

パッシブハウス建築の仲間の工務店
茨木の「スズモク」さんが認定パッシブハウス専門のルームツアーのYOUTUBEチャンネルを作りました。

始まったばかりで、まだこれから紹介物件が増えていくのだそうです。
もう数件撮影は済んでいるらしく順次公開予定です。

当社の物件も紹介して貰いました。

「上里パッシブハウス」です。

皆さん是非ご覧ください。
チャンネル登録、goodボタンもお願いしますね。

日記・想い

木のテーブルを納品しました。

本物は良いですね。

杉の木ですが木目は積んでいて綺麗な杢も出ています。

倉庫に寝ていた木を大工さんが加工してオイルで仕上げました。

オーナーさんも満足してくださっています。
喜んでいただけて本当に良かったです。
信頼されると頑張っちゃいます。(笑)

自社で木材を加工出来る工務店が少なくなりましたね。
当社のような技術を売りにしている工務店はまれです。

最近の一般的な傾向で表面的な仕様ばかりに注目するのはどうなんでしょうね。
今流行の見た目。数年後どうなる?
住宅の本質は?そう思ってしまいます。
食洗付いてます。マグネット張り付きます。・・・・
後付けの商品ばかり。

このようなテーブルの似合うような住宅が作りたいな。
末長く使って貰え、快適で、味わいのある住宅。
お金を掛けないで。

当社には割とそういうお客さんが来てくれます。
本当にありがたい。
これからもお客様と一緒に家づくり楽しみながら進めたいです。

*

一級建築士
パッシブハウスジャパン理事
高橋慎吾

換気・空気,日記・想い

外の空気は綺麗?

皆さん外の空気綺麗だと思いますか?

外の空気が綺麗だったのは、いつ頃までだったのでしょうか?

自動車が走り 排気ガスや粉塵、PM2.5

田舎だから空気が綺麗?そんなことはないですよね。
田舎の空気にもたくさんの花粉や カビの菌、胞子など、微生物もたくさん。

とても綺麗とは言えないみたいですよ。

室内の空気は綺麗?

それでは室内の空気は綺麗ですか?

「うちは石油ストーブつかっていないから綺麗だよ!」そんなことを言う人もいそうですね。

室内も様々な空気の汚れがありますね。

建材や家具、様々な商品から出るVOCなど化学物質。

人の呼吸からのCO2。

匂いもそうですね。

プラスチック系床材や塗料などからのマイクロプラスチック。

芳香剤や、ファブリーズなどの消臭剤の化学物質。

室内の空気も毒素の塊かも。

体への負担を考えよう。

屋外から、室内からの 様々な空気の汚れは全て体絵の負担となっているようです。

空気を綺麗にすることは、体への負担を減らします。

健康への第一歩ですね。

化学物質を使わない。空気を綺麗にする。とても重要なことです。

今日の勉強成果

今日は、当社で使っているトルネックスに加えエアドック、パナソニック、シャープの空気清浄を学びました。

各社、とても良い技術を持っていますので我々もお声がけを厳選しました。

特に AIRDOG トルネックスの技術トップのかたと一緒に飲めたのは良かったです。とても勉強になりました。

外部の空気を綺麗にして取り込み、そして室内の空気を綺麗にする。

ここで部屋の空気を綺麗にするのはむら無くおうち全体の空気を綺麗にする必要があります。

故レオwどのような方法で実現するか?

住宅の空気清浄について、今後の当社の取り組みにご期待下さい。

コスト,日記・想い

この発表には少し驚きました。なんとなく解ってはいましたが。
住宅生産団体連合会(住団連)が公表しました資料です。

建築費高騰 住宅至徳金額増

資材の値上がりなどの影響でしょう。建築費が高騰していますね。

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

住団連は主に大手ハウスメーカーの会員が多いですが、工務店も少しいるようです。
ですが、数が多い大手中心のデーターと考えて良いでしょう。

40才くらいで家を作り 土地込みで6681万円

建物だけでも4566万円です。

平均延べ床面積は123.5㎡だそうです。37.42坪割と大きいですね。
坪単価は122万円とのことです。

贈与額が1286万円というのもびっくりですね。

平屋の増加

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

平屋が増えています。その傾向はこのあたりでも同じに感じます。

契約期間が短い

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

半数が3ヶ月で契約。94.2%が1年以内に契約です。
お客様も家を作りたいと気持ちが盛り上がったら、早く契約したいということなのでしょうか?
ハウスメーカーが他にお客を逃がさないために契約を急がせるのでしょうか?
待っていて建てていただいている当社としてはなかなか信じがたいことです。

30台が大半

30歳代で建てるかたが大半です。

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

子育て世帯ですね。子育ては大変ですが、狭いアパートで周りを気にしながらというより、新しいおうちで、広々、賑やかに、たのしく生活が理想的ですね。

お子さんがいらっしゃるなら、子育ての期間におうちが持てるということは本当に幸せなことだと思います。

耐震等級3 断熱等級5が主流

さすがに耐震等級3が必要と言うことは認知されてきました。
地震の被害など映像で見ることも多くなってきたので、わかりやすいですね。
建築費が高騰しても、皆さんこれは絶対に落とせないのでしょう。

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

一方断熱等級も必要だという認識が上がってきています。ZEHで必要とされる等級5以上が8割になりました。
私は最低でも等級6は必要と思っていますが、大手ハウスメーカーでもまだ四分の一程度です。

ですが明らかに等級6は必要という認識に変わっていると言うことですね。
予算の都合で削られ易いのでZEH相当で我慢と言うことになってしまっているようです。

将来を考えるなら、できれば等級7にしておきたいところですが、まだ1%しかありません。
10年、20年後は等級7が大半になることが予想されますから、資産価値など考えるとできれば目指しておきたいところです。

住宅建築に大切なもの

家を建てる人がどのようなことに重視しているのでしょうか?

やはり 間取り、耐震性、断熱性が上位です。
これは絶対に外せませんね。

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

そして 上位10項目まで青で囲ってみました。

「家族の集いや交流を促す間取り」というのもとても大切にしたい項目ですね。
日々の生活を大切にされているのだと思います。

家事効率という項目がありませんでしたが、これは間取りと言うことなのでしょう。

生活しやすく、家族の笑い声が絶え間なく聞こえるような、生き生き生活できる楽しいおうちを作りたいですね。

まとめ

今回の内容はいかがでしたか?

割と自分の考えと近いと思った人や、皆さんお金かけているなと思ったりもしたのではないでしょうか?

より性能高く、より住みやすく、より安く。
我々建築業者もさらに精進していかなくてはなりません。

高橋建築ではお客様目線でハウスメーカー以上の高性能住宅ををより安くご提供することに努めています。
お気軽にご相談ください。

一級建築士
パッシブハウスジャパン 理事
高橋建築株式会社代表取締役
髙橋慎吾

日記・想い

最近は、YOUTUBEや SNS等で換気に関する様々な発信がされていて 迷っていませんか?
第一種換気が良い!と言いきる人や
第一種換気では絶対ダメだ!と言いきる人がいて混乱しますね。
このブログもyoutubeで言い切っている人がいたので、困ったなと思い書きました。
私も、10年以上前は迷いに迷った時期がありましたが、この人もそうなのでしょう。
発言を聞いていると自分で知り得た知識だけで、一生懸命それっぽく解説しています。
考えるきっかけになるとは思うので見てみると面白いと思います。
ちょっと残念な動画もたくさんありますが、勘違いしている説明を聞くのも、私には参考になりました。
いろいろたくさんあるのでたくさん見て比べてください。
「こういうふうに説明するんだ!」ととても参考になります。

今回は、簡単にかいつまんで説明します。
疑問点、ご質問などありましたら、お気軽にメールください。

なぜ換気が必要なの

住宅は様々な建材から作られており、それらが発生する化学物質があります。
さらに住み始めてからも家具や、家電、衣類など様々なものが持ち込まれ、それらも化学物質を発生します。
また、人間が住むことで、臭気もありますね。
健康維持のため室内の汚染物質を除去したり臭気をとったりするために一定量の換気をする必要があります。

毒だらけ、臭い匂いのするおうちはいやですね。

換気なんていらないという人もいますけど、昔のような隙間だらけのおうちならいらないでしょうね。
でも今のおうちはそうじゃないですから、換気は確実に必要ですね。
換気が必要無いレベルのおうちには住みたくないですね。

そして、換気のもうひとつ重要な役割は、熱を運ぶ、分散すると言うこと。
きちんとした空気の流れを作ることで、おうちの中の温度ムラを少なくします。

これはとても重要な役割ですね。これに気がついていない実務者もいますから気をつけましょう。

換気の種類

住宅では主に第1種熱交換換気と第3種換気が使われています。
他にもありますけど割愛します。

第一種換気は 給気と排気 両方空気をFANの力で動かします。
外部の綺麗な空気を入れるにも換気扇。汚れた空気を外に出すのも換気扇です。

第三種換気は 排気のみFANで動かし 給気口から自然に取り込む仕組みです。
空気を取り込むのは、圧力差で自然です。


外に排出した分だけ、給気口から入ってくると言うことですね。

そしてもうひとつ、第一種換気でも 熱交換をするものを特に第一種熱交換換気と言います。

換気すると言うことは、冬にはせっかく暖めた空気をそとに捨ててしまうと言うことです。
もったいないですね。
もったいないので、その捨ててしまう熱で、取り込む新鮮空気を暖めようと言うわけです。

出展:ローヤル電機ホームページ

暖めるのに、ヒーターなどがあるわけではありません。ただ、暖かい空気と冷たい空気をすれ違いさせるだけです。
手が冷たくなっても、暖かいものに触れているだけで、手が温まりますよね。
それだけの単純な仕組みです。

すごいですね。魔法のような仕組みです。

第一種換気、第三種換気 どちらが良いの?

それでは第一種換気と第三種換気どちらが良いのでしょうか?

その良い悪いは、考え方によって変わります。
何を重視するかによって大きく異なるのです。

考え方の違いによりどちらを選ぶか?
それを様々な角度から整理していきましょう。

コストによる違い 建築時のコスト

ますは イニシャルコスト
建築時のコストですね。
第三種換気は排気FANをトイレ等の汚れた空気がたまるところに取り付けます。
汚れた空気が一番あるところから出すのです。
そして、寝室やリビング、子供室などに自然給気口を設置します。
寝室やリビングからトイレなどへ空気の流れができます。
部屋の数、FANの大きさ等で変わりますが30坪くらいのおうちなら10万円以下なのでは無いかと思います。

第一種換気は一般的に機械は一つで、給気口や排気口を各お部屋に設けダクトでつなぎます。
当社の場合工事費を含めて40万円くらいだと思います。

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第一種換気は高額ですね。

ランニングコスト 冷暖房エネルギー

第三種換気と比べて第一種熱交換換気は大幅に光熱費が変わります。
ですが注意が必要です。
寒い地域ではその効果は大きいですが、暖かい地域ではその恩恵は少なくなります。

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これは、様々な条件を元に計算しているようです。参考程度に。
気密性能、断熱性能で変わります。電気代も高騰していますので、より差が大きくなってきています。

埼玉が例ですが、設備費が30万円違ったとしても12年で元が取れる計算です。
同じ埼玉でも当社のある秩父ではもっと効果がありそうですね。

ランニングコスト メンテナンス。

メンテナンスも重要です。

まずは、日々のメンテナンス。
どちらも定期的にフィルターのお手入れが必要です。

汚れたら清掃してください。
ホコリを取り除き、綺麗にしてください。
水洗いできるものもあります。

第三種換気のフィルターは それぞれの給気口に付いてます。
外から虫や、ホコリなど入らないようにするためです。
排気口には付いていない場合がほとんどです。
30坪くらいのおうちなら5カ所くらいでは無いでしょうか?
ネット検索すると5枚で3000円くらいのようです。

一方、第一種換気のフィルターは本体に大きなものが2つ。
外から虫などが入らないようにするためのものと、家の中のホコリが熱交換素子に付かないようにするためのものです。
室内の排気グリルに小さなものが付いてます。これはダクト内が汚れないようにするためのものですね。
ローヤル電気さんの通販サイトでは10000円くらいかかるようです。

洗うこともできるので毎年交換というわけではないですが、数年に一度交換した方が良さそうです。

そして、何年か判りませんが、機器の故障、交換も必要になると思います。
第三種換気に使われるパイプファンなら工事費も含めて5万位ですむかと思います。
しかし第一種換気のFANの取り替えはもっと高額になることが予想されますね。
ダクトはそのまま使えますし、モーターは取り替えやすく作られていますので、作業は簡単そうですが、5万円では無理な気がします。10万くらいは覚悟しておいた方が良いかもしれません。
当社ではダクト式の換気システムは25年くらい前のものが最長なのですが、まだ壊れないので、どのくらいで修理が必要なのかよくわかっていません。

ダクト式の換気システムの場合、ダクトの汚れを気にする方がいらっしゃいますが、当社で10年くらい使われた給気ダクト内は、ほとんど汚れがありませんでした。できるだけホコリがたまりにくいダクトを選んでおけば気にすることはなさそうですね。

外壁の貫通部分のリスク

換気扇設置には、どうしても外壁に穴を開ける必要があります。
穴を開けると言うことは、雨漏りの原因にもなりますし、気密低下の恐れもあります。
貫通分の処理によっては内部結露も誘発しそうです。

ですから、貫通部分は少なければ少ない方が良いですね。

第一種換気では、給気、排気それぞれ1カ所にまとめられますから、外壁貫通部分は2カ所のみです。

一方、第三種換気では、給気口、排気口がたくさんあります。間取りによって違いますが、30坪のおうちなら7~10カ所くらいでしょうか?

とてもたくさん穴が空いてしまうのに驚かれる方も多いようです。
穴は少なければ少ないに越したことはなさそうです。

冷気の侵入

換気は外の空気を中に入れます。

外がとても寒いとどうなるでしょう?

想像の通り給気口からとても冷たい空気が入ってきます。
その冷たさを感じさせないために、給気口を人がいないところにできるだけ付けたり、できるだけ拡散されるところに付けたりしますが、冷たい空気が入ってしまうことには変わりないですね。
寝ているときに顔し寒い風が当たるのはつらいですね。

それほど寒くない地域なら問題とならないかも知れませんが、寒くなる地域ではとても気になります。
気になって換気を止めてしまう人がいますが、健康のため止めてはダメです。

温度ムラの問題

第三種換気は冷たい空気を直接取り込んでせっかく暖房した暖かい空気を出してしまいます。
それに比べ、第一種熱交換換気では、給気する空気も暖まってお部屋に配られますからそれほど温度が低くありません。
ですから、第一種熱交換換気の方が圧倒的に温度ムラは少なくなります。
第三種換気でも給気口近くに熱源を持ってくればそれを防ぐことはできますが、それぞれの給気口に熱源を付けるとなると、せっかく安かったイニシャルコスト、ランニングコストの意味が無くなりますね。
お金だけの違いで無く、生活の質に大きな差があります。

内部結露のリスク

先にご紹介したyoutubeの中にはこじつけのように第一種換気の内部結露のリスクを言っているものがあります。
第一種換気では室内が正圧になりやすく、第三種換気では負圧なので・・・・とかなんとか。(笑)

あまりご存じない方は、機械の性質だけを見てこういうことを言う方が多いです。
まあ問題になるような正圧にはならないし、調整は簡単です。

まずは正圧がそれほどまずいのか?と言うことです。
負圧なら良いのかと言うことです。
正圧だと室内の湿った空気が入るから内部結露する。と言うのですが(笑)
この人の理論だと、第三種換気の場合、負圧なので外の空気が壁体内に入ってきます。
それはそれで夏型の結露が起こる可能性が高くなります。
今後温暖化は進むでしょうから、こちらが問題になる可能性が大きいです。
負圧だからと言う理由では無いですが、夏型結露で苦しんでいる人が増えているのは確かです。

圧力差は少ない方が壁体内に空気が移流しないというのは確かです。
どのくらいの圧力差でどのくらいの量の空気が壁体内に移流するのでしょうか?
そういったことも大学の実験も
換気システムによる圧力差と、風圧による圧力差はどちらが大きいでしょうか?

それは圧倒的に風圧による圧力差です。
換気による圧力差を議論してもあまり意味なさそうですね。
それよりも圧力差があっても壁体内への空気の移流を少なくする工夫が必要です。
換気の問題ではなさそうです。

ちなみに、第一種換気が正圧になるということ自体が怪しいです。
排気ファン、給気FAN 別々にコントロールできますので、内外の圧力差を0にすることも可能です。
当社では最終的に調整しますから最初からそのような心配はいりませんね。

機械内結露、吹き出し口結露

第一種換気だと機械内で結露を起こす可能性はあります。
とても寒冷地の場合は注意が必要です。
熱交換器を凍らせないために、プレヒーターが必要な場合もあります。
当社で使っている換気システムではマイナス15℃以下ではヒーターが必要なようです。
第三種換気でも寒冷地では、外壁貫通部の結露は起こることがあります。施工が大切です。
どちらも、適切な施工、使用条件に合った使い方が必要です。

最近問題になってきているの夏の湿度です。湿度の高い暑い地域で起こっています。
第3種換気で外のジメジメした空気が直接室内に取り込まれると、室内のエアコンで冷やされた壁などで結露を起こしカビが発生してしまうと言うものです。
設備費やメンテナンスを考えて第3種換気で十分と言っていた人たちで、この現象の対応に苦しんでいる人も増えています。
やはり第一種熱交換換気にせざる追えないという考えに変わってきている人もいるのは事実です。

安定的な換気風量の確保できるか?

臭気を取り除く、化学物質を取り除くなど、換気本来の目的を達成するためには安定的な換気風量の確保が一番大切です。

当社ではそれを一番大切にしています。
光熱費削減には第一種、第三種に関わらず換気扇を止めることが一番です。

ですが、そんなことをしたら体に悪いですよね。
家族の健康。快適に住めることが一番大切です。

ですから、きちんと換気できることが一番大切なのです。

当社では、20年以上高気密高断熱住宅を作り続け、換気の法律ができ、換気が義務化される前から換気システムを設置していました。
最初は第三種換気です。
ダクト式、壁付け式の両方をつかい試行錯誤の連続でした。

当社では第三種換気のみでは、どれほど頑張っても安定的に風量を確保することが難しかったのです。

換気で計画換気を成り立たせるためには気密が重要 空気が入れ替わらない場所も?

気密がとれていないと計画通りに上手く空気を流すことが難しいです。
どこからともなく空気が出入りしてしまいます。

当社では高気密なのでこのようなことはありませんが、上手く空気が入れ替わらない場所も出てきてしまいます。
気密がとれてい無いとどうなるでしょうか?入りやすく換気扇の近くの隙間からどんどん入りその辺だけの換気となります。
期待していた給気口からはあまり入らないことが、測定でも解っています。

第一種換気では必要なところに、綺麗な空気を押し込みますから換気による空気の流れが作られやすいですね。

空気の流れを作ることはとても重要です。
トイレには暖房器具が設置されていませんから寒くなりがちです。
しかし、リビングからトイレへの空気の流れができていれば、リビングの暖かい空気がトイレに流れていきトイレが寒いと言うことが無くなるのです。
換気は、空気を綺麗にするばかりでは無く、温度を運ぶということでも重要な役割を担っています。

一部窓開けでは?

気密がとれていない場合と同じような現象が起きやすくなります。

あまりにも当たり前な話ですが、昔のようにトイレだけの窓開けは、あまり良くないことが判っています。
それは第一種、第3種をとわずです。
昔ながらの住宅ですと、寒いからトイレだけ。というふうに考えがちですが、おうち全体を効果的に換気をするために、温度ムラを少なくするためにはトイレだけの窓開けはあまり良くありません。
窓開けしない方が綺麗に空気が入れ替わります。
それでも、気持ちい日には窓開けしたいですね。
開けるなら他の窓も開けたらとても良いと思います。
高気密高断熱の住宅は窓開けが必要無いとか、窓開けしたらダメとか勘違いしている人も多いですが、気持ちいい日には大いに窓開けしましょう。

それでも一部だけ窓が開いてしまっていることもありますね。そうした場合でも室内の空気をきちんと流すには第一種換気が良さそうですね。

室内の温度差により換気が上手くいかない。

これはよく知られていることですが、第三種換気において2階のお部屋の給気口が全く機能しない場合があると言うことが起こります。

本来はこのような計画です。


しかし、室内に室内に温度差ができてしまった場合どうなるでしょう?
寒い日を考えましょう。寒いと暖房をします。暖かい空気は上に上がりますね。
簡単な自然現象です。室内では温度差ができます。
皆さんも2階が暖かく異界は寒いと感じたことは無いでしょうか?
そうするとどうなるでしょうか?

本来空気が入るべき2階の給気口からも空気が出て行こうとしてしまうのです。
高断熱住宅でもこの現象は起こってしまいます。

この現象により、1階の給気口から2階の分まで空気がとり入れられますから、1階は益々寒くなってしまうのです。
それを補うために、さらに暖房と言うことになります。

これを防ぐにはきちんと気密をとり、排気のFANが圧力差により性能が落ちにくいものを選ぶなど注意が必要です。
それでも、計画通りに空気を流すことは至難の業です。

風圧力を甘く考えない

風圧力は大きいです。FANの力よりよほど大きい場合もあります。

給気口、排気口へと空気の流れと、外部の風の流れが順方向の場合、換気量は増えるようです。
エネルギー損失は多くなりますが換気が増えるのは、健康には良いですね。

一方、風の流れが逆方向だったらどうでしょうか?

ほとんど計画通りの換気はされなくなります。
排気FANは空回りになってしまったりすることもあります。

外部のフードカバーなどでできるだけ風圧力の影響を受けないようにしますが、風量を維持するのは難しいようです。

風は吹かないこともありますが、一年中、時期時間を問わず吹いていることも多いので、その影響により換気量が変わってしまうのも困りますね。

第一種換気だと給気側にもFANを付けますから影響は少なくなります。それでも影響が無いことはありませんので、注意しましょう。

ダクト設置の難しさ

第一種換気は初期費用がかかる以外には良いことづくめのように思われるかも知れませんが、大きな問題もあります。

それは施工の難しさです。
特にダクトのレイアウトと上手く施工することです。

ダクトは、長くなると圧力損失が大きくなり換気の量が少なくなります。
また、曲がりが大きいと、流れが悪くなります。

そしてダクトを配管するスペースが必要です。
天井裏、床下など空間が必要です。
その空間を上手くつかいダクトを配管する必要があります。

大きな梁などがあると、スペースが少なくダクトの配管ができないこともあります。
最初の計画が重要ですね。

壁付けの第三種換気であれば、どこにでも設置可能です。
高断熱や、換気にそれほど知識が無くとも、誰でもできてしまいます。

第一種熱交換換気システムは経験や知識が必要と言うことです。
ですが、その知識さえあれば、計画通りの換気をするのはとても簡単で間違いがほぼありません。

第三種換気では、とりあえずの設置は誰でもできますが、計画通りの換気をすることは難しいです。
第三種換気で計画通りの換気ができているという人は、いないのでは無いかと思います。
私が知っている強者たちでも、まあなんとなくできているから良しとしよう。という感じです。

それでも第三種換気が多い理由

きちんと性能を担保するなら、第一種熱交換換気になってしまうのは皆さん理解していただけたと思います。

それでも第三種還気になってしまうのはなぜでしょうか?
それはズバリ イニシャルコストです。

建築時のコストが一番重視されているからです。

初期費用として30万円余分に出すのは大変ですね。
躊躇してしまう気持ちもわかります。

建築業者もお客さんを取り逃したくないので、できるだけコストを抑えたいと思っています。

お客さんが住み始めてからでも、同じ家で第一種熱交換換気と第三種換気を比べることはできませんから、それがクレームになることはありません。

たとえ光熱費が多くても、きちんと換気できず、健康をに影響があっても、温度ムラが大きくても比較できないから大丈夫です。

バレなければ大丈夫。安い方が喜んでもらえる。
そのような感じになっています。

それで、コスト以外のことをよく考えれば第一種熱交換換気が良いと言うことに気づいていながらも、理由を付け第三種換気の方が良いと言う発言になってしまうのだと思います。
いろいろ、正当化する理由を見つけそれをアピールする。
そうなってしまっています。

ですが私も第一種熱交換換気が絶対に良いというつもりもありません。

コストが大切と言うことも判っています。

狭小住宅などで、パイプファンで十分な換気量が確保できる場合には、第一種熱交換換気設備まで必要ないかも知れません。

日記・想い

8/27~30に建築学会が行われました。
お世話になっている先生方に会えたり、新しい最先端の研究成果に出会えるのでとても有意義です。

今年は明治大学が会場です。近くて良いと思っていたら、台風と当たりました。

飯能駅まで車で行って、大雨の中歩いたためズボンはびしょびしょです。傘は飛びそうだし、大変でした。
日本全国から研究者の皆さんが集まりますが、来るときはそれほどでも無くこれても、帰るに帰れない人も多かったようです。
お世話になっている京都大学の先生は電車が動いているうちにと、ご自分の発表の後、金沢周りで帰られてしまいました。

建築も数多くの分野があります。
分野が多数で、どのくらいの論文発表があるのか判りませんが、環境系だけでもすごい数です。
私は、環境系メイン、構造、材料など性能に関わる部分をチェックしました。
どれを聞くか、どんなタイミングで移動できるか事前にシミュレーションしていくのですが、聞きたいのだけでもたくさんあります。
かぶっているものも多く、セッション中の移動も難しいので、興味無いものもいる必要があります。
数えたら89本の研究の発表を聞いたみたいです。疲れるはずです。(笑)
高断熱住宅に関する研究などは目新しいものが少なく、特に実測調査などは、当社の方がよほど進んでいて、ちょっと残念な感じでした。

印象に残ったのは、換気、カビ、コロナ家庭内感染、住宅内マイクロプラスチック等の研究です。
当社の住宅では上手くいっていると再確認できたものとさらに工夫が必要なものが見つかりました。
今後の住宅に取り入れていこうと思います。

興味深かった論文の内容等はかいつまんでブログで報告できたらと思います。

パッシブハウス,日記・想い

パッシブハウスのような超高断熱住宅はとても温かいけど床暖房は必要なのでしょうか?
答えは必要無いです。。

パッシブハウスは床が冷たくないの?

パッシブハウスレベルの建物だと、熱が逃げないので、床でも壁でも室温とあまり変わらない温度となります。
室温が22度なら 壁も壁も床も同じくらいの温度になります。1,2度は違うこともあるかも知れませんが概ねそのくらいです。
ですからすごく冷たいと言うことはありません。

体温との差で足裏から熱が逃げる。

でも、床の温度が高いとは言っても20度くらい。
体温は36度あります。
熱は高い方から低い方に動きますから、さすがに足裏から床に熱は逃げていきます。
逃げるスピードが速いと冷たく感じる。遅いと冷たく感じないというわけです。

逃げるスピードは材量によって違う。

熱が逃げるスピードは材量によって違います。
断熱材と同じですね。
簡単に言えば断熱材のようなものなら、熱が逃げにくいですから 足の裏は冷たく感じません。
スリッパもそのようなものですね。

それでは、床材を断熱材にすれば?
と思われると思います。

そうできれば良いのですが、断熱材は柔らかいものがほとんどなので、床材には向きません。

何が向いているのでしょうか?

木がよさそう

みなさん。多分すぐ思いついたと思いますが、木のフローリングが良いのです。
タイルや コンクリート 塩ビタイルなどは、熱を伝えやすい素材です。
畳も良いですね。
当社の住宅では天然木のフローリングです。熱伝導率は杉なら0.12W/㎡kくらい。
木のフローリングでも既製品の複合フローリングは0.17W/㎡kくらいありますから、天然木のフローリングに食らえて1.5倍くらい熱が逃げることになります。この差がとても違うのが家を建てると一発で判りますね。
是非、天然木にしてくださいね。
木でも 柔らかい杉のような木材と 堅いオークのような木材では 堅い木の方が熱伝導率が高いですから熱の逃げが早く 冷たく感じます。
足裏がより暖かくと言う人は杉のような木を選びましょう。

杉のフローリング  寄居パッシブハウス

下地材も重要。

表面が木材でも下地材がコンクリートだったらどうでしょう。
面白い論文を見つけました。
「冬期室内における床材の熱特性に関する足裏接触実験:心理量及び生理量」です。

これによると,下地材もかなり影響するようです。

冬期室内における床材の熱特性に関する足裏接触実験:心理量及び生理量 陳佳樟ら

この表を見ると 表面が木でも下地材がアルミやモルタルだと足裏温度が低くなる。(黒線)
熱がたくさん逃げる(赤線)
と言うことが判ります。

そしてこの論文の注目点は、下地が木だと時間が経ってもそれほど熱流量変化は見られませんが、モルタルやアルミの場合は変化が大きく時間が経っても熱流量が大きいと言うことです。

冷たい感じがずっと続いてしまうと異言うことですね。

床暖房とパッシブハウス

それではパッシブハウスに床暖房は必要でしょうか?

当社のオーナーさんは、冬でも素足のことが多いです。靴下やスリッパを履いていません。
もちろん床暖房は付いていません。

一条工務店が床暖房を売りにしてますね。
そこで当社も、その年作った建物全てを床暖房にしたことがありました。
しかし結果は。。。。。

なんと ほとんどの家で床暖房を利用しなかったのです。
床暖房が気持ちいいというのは寒い家だからかも知れません。
床暖房無しで暖かく、均一な温度に保たれるパッシブハウスレベルの家では、床暖房は使ってもらえないのです。

全くの無駄ですね。

それは冷え性だったオーナーさんも同じ結果でした。
もちろん全てと言うつもりはないので、お金のある方は念のため入れても良いと思いますよ。

床暖房は、特別な機械も必要ですし、床面にパイプを敷き巡らさなくてはなりません。
将来のメンテナンスも大変ですね。
過去のお客様のメンテナンスを行わせていただいてますが、ボイラーを10年おきくらいに取り替えさせて貰います。
パイプがダメになって直すことになったお客様はまだ無いですけど。

結論

暖かいおうちにしたいなら、足が冷たくないように木の下地に天然木のフローリングにしましょう。
パッシブハウスに床暖房は無駄。

日記・想い

上里パッシブハウスは プレミアム認定です。

どのくらいすごいかというと、とてつもない感じ。(笑)

今回は見ていただくのは冷房です。
PHPPによる 緻密な計算の冷房負荷は12W/㎡
計算上の面積は104.9㎡ですから6条エアコンでも余裕があります。

しかし、 今回は見学会と言うことで想定より内部発熱が多めになります。
冬はこの内部発熱が有利に働きますが、夏は不利側です。

増えた内部発熱の負荷も冷房しなくてはなりません。
かなりきついですね。

今回は,BOSCHNOIHで料理も作って見たりします。
人間の発熱分、料理の発熱分があります。
IHをフルパワーだと5kW位熱が出そうです。

蓄熱もされていますので急に室温が上がるのは考えにくいですが、水蒸気も出ますね。
メインの6畳用エアコン 予備の6畳用エアコン足しても 4.4kW
珪藻土の水分吸収もどのくらい役に立つのか?

とても面白そうですね。
ワクワクです。

この日にはNHKの取材スタッフさんも下見にいらっしゃるので、どのような評価となるのか?(笑)

ここまで聴講生の住宅の真実を見せられるのは当社くらいじゃないかな?

パッシブハウス,日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

冬のパッシブハウスオープンウィークスが 毎年全国で開催されています。
当社でも2月に行い70名以上の方にお越しいただきました。

「冬暖かいのはわかったけど夏はどうなの?」

皆さんそう思いますよね。

そこで 今年は夏にもやってみようと言うことになりました。
パッシブハウスオープンウィークス

実際に、パッシブハウスレベルの住宅は冬はとても快適ですが、夏は難しいのです。

パッシブハウスを見当されている方に、夏を見ていただき、本当に快適かどうかを見比べていただきたいと思っています。

当社では 2024/8/3(土) 上里パッシブハウス 上里町嘉美
平屋のパッシブハウスプレミアム認定取得積み

2024/8/11(日)寄居パッシブハウス 寄居町桜沢
2階建て(半平屋2F屋根下に子供室)パッシブハウスプラス申請中

(都合により中止となりました。(8/07追記))

を公開します。

駐車場が狭いため予約制にいたします。

ご覧になりたい方は予約フォームからご予約をお願いします。

予約フォーム

https://forms.gle/wTjBG5pnZVDskxQA8

建物の詳しい内容は後日ブログに載せたいと思います。

一般の方優先です。(無料)
業者様は有料(1万円/1人)です。
PHJ会員は無料です。

皆さんぜひお越しください。お待ちしております。

日記・想い,設備・空調

近畿大学の東京センターで HEAT20のイベントが行われました。

ONLINEセミナーで、東京から全国へ配信です。

私も呼ばれ参加してきました。

建築業界の人なら知らない人はいないと思われる、先生方
この先生方とご一緒できるなんて光栄です。

様々な報告を生で聞くことができてとても勉強になりました。

私はこちら側。
こちら側もすごい面々です。

今回のお題は 「改めて考えるHEAT20水準の住宅と 空調システム・暮らし方」。

私が考える 高性能住宅 G3 パッシブハウスレベルの建物の空調設備について発表させていただきました。
高性能な外皮性能を持つ住宅になると設備の使い方も大きく変わってきます。
既存の考え方はなじまなくなります。

私の考え方の中心をお伝えする最初のプレゼンシートです。

将来、ホームオーナーさんの負担になるような、過剰な設備 高価な設備、複雑な設備はいらないと考えています。

当社は家の性能、エアコンの仕組みで 解決します。
家電量販店でも手に入る機器のみで構成することにより、万が一壊れたときの修理も簡単です。
買い換えとなったときも、簡単です。

高価な全館空調システムだと、何十万円以上かかります。
300万くらいかかったという話も聞きます。

まどりの変更時もパッケージ化された全館空調システムだと変更は難しいですね。
当社の仕組みなら臨機応変に対応可能です。

その辺が評価され、今回のセミナーに呼ばれ登壇させて貰ったのだと思います。

皆さんご存じないかも知れませんが、エアコンは、一般的な家庭用の壁に付けるものが一番性能が高いです。
普段、家電量販店に売られているものですね。
普通のエアコンが一番売れますからメーカーもここに力を注ぎます。
そのエアコンは性能も高いし、数も出るので値段も安いです。
壊れても取り替えやすい。
良いことづくめです。
これを使わない手はありません。

それではなぜハウスメーカーは独自の全館空調システムを使うのでしょうか?
それはあまりご存じない一般のお客様をだましやすいからです。
すごそうに見えますよね。
実は全くたいしたことないですよ。
そして将来壊れたときにはすごく利益も出せます。
特殊な設備なので他社に修理を依頼できませんからお客様は住宅会社の言いなりとなります。修理せざる追えませんから、200万かかると言われれば200万払わざる追えませんよね。
修理費が払えないので、修理できずに、その全館空調システムは壊れたままにして、普通のエアコンを壁に付けざる追えない方も多いようですね。

建物はできるだけシンプルに。
直さなくてはならないところをできるだけ作らない。
修理費がかからないように計画する
汎用品で構成する

大切なことですね。