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髙橋建築

日記・想い

明けましておめでとうございます。

お正月は「お餅!」

最近は、システムキッチンのコンロも、グリル付きではないものの人気が出てきましたね。
当社でも三菱のユーロスタイルとかBOSCHのIHとか。

上里パッシブハウス

人気が出ている理由は 
・お魚焼きグリルのところも「収納」に使える
・グリル庫内の「掃除」が面倒 それが必要無くなる

と言うところでしょうか?
写真を見ていただいてわかるとおり、コンロ下の収納はとても便利。収納がたくさん欲しい。グリルはあまり使わずテキパキ料理という人は向いているかも。
でもグリル部分の庫内の掃除もとても楽になってきていますから、収納がほしいと言う人以外はグリルを選ぶのもアリですね。私はグリル大好きです。
これは意見が分かれるところです。ご自分の調理スタイルをよく考えて選択してください。
魚焼きやオーブン料理は専用の調理器具もありますから本格的に調理がしたい人はむしろ別に専用オーブンを準備にした方が良いのかも知れませんね。
私は、オーブン料理などはほどほどなのでIHクッキングヒーター一体のグリルで十分ですけど(笑)

出展:パナソニックホームページ

「お魚はフライパンで焼くからグリルはいらない!」というお話を良く聞きますが、グリルはお魚焼きだけじゃないですよ。
様々な料理に使えます。私もたくさんグリルを使います。
グリルを使った料理は、食材を仕掛けてタイマー運転すれば、後は自動です。
他の料理を同時に作ることもできるので重宝しています。
フライパンで魚焼くと一つ塞がっちゃいますのでもったいないですね。

いろいろできるので皆さん調べてみてください。
https://sumai.panasonic.jp/ihcook/feature/

出展 パナソニックホームページ

お正月なのでお餅を焼いてみました。

まずフライパン

モードは「焼き物」200℃です。サイトでは220℃と書いてあったのですが、テフロンのハガレで病気になるのを心配して弱気です。250で剥がれて有毒とか聞いたことがあったので慎重です。焼き物モードなら温度指定出来てフライパンを傷めることがないのでおすすめです。

途中で一階ひっくり返し、12分後こんな感じ。

200℃では上手く焦がせませんでした。勇気出してもう少し温度を上げるべきだったでしょうか?
最初の麺をもう少し焼くべきだったでしょうか?(笑)
中はとろとろふわふわで良い感じでした。
もちろんフライパンのお掃除もラクラク。さっと水で流すだけです。
(化学物質過敏症の私は洗剤も嫌いです。(笑))

そして次はグリル。調理は動じにやっていますが順にご紹介しています。

手動モード 「強」で10分 途中でひっくり返したりしていません。完全にお任せ。

うぉ!
良い感じ!
バッチリでした。
焦げ具合が私のお好み状態です。この辺はお好みで調整してくださいね。
もちろん中は「ふわふわとろとろ」

グリルのプレートにもほとんど貼り付かず、お掃除もラクラクでした。
置いてボタン押すだけ。
頭使わなくて大丈夫(笑)

お餅おいしいですね。今回はお雑煮に入れました。
次は 醤油 のり きなこ あんこ?

一級建築士
パッシブハウスジャパン理事
髙橋慎吾


コスト,日記・想い

洗濯に残り湯を使ってますか?

残り湯を使うと水道代が節約になります。下水道代も水道メーターで換算しますから減りますね。下水道代まで減っちゃうのです。

どのぐらい削減出来るかは、以前のブログで確認ください。
https://ta-k.jp/post-1496/

左側が普通の水道 右側が残り湯取りの水栓です。

これが、浴槽からの吸込み口です。
エコキュートの自動お湯張りの循環口を付けないでこの残り湯と自動お湯張りができるタイプにします。

このおうちでは、自動モードで洗いとすすぎ1回目を風呂水を使うと設定していました。

すすぎは2回のうち、最初の1回が残り湯だけど、2回目は水道水ですね。匂いなどを気にして2回目のすすぎは水道水というかたが多いそうです。

こんな感じで浴槽内の水位が変化しました。
思ったより使用水量は少なそうですね。ドラム式だからかも知れませんね。

使用水量を大幅に節減でき、とてもありがたいシステムです。
今後水道代も値上げが続くでしょう。
税金や公共料金はブラックボックスですから。あげると言われても逆らうこともできません。
怖いですね。

備えあれば憂い無しですね。

コスト,日記・想い

単身世帯でドラム式洗濯乾燥機の消費電力の測定ができたので、ご報告です。

機種は東芝。
この家庭は単身住まい。ですので普段は洗濯をしたりしなかったり。たまにお泊まりの訪問者があり2人分の洗濯もあるそうです。

毎日シャワーを浴び服は着替えているので1日おいたときは二日分の洗濯となるそうです。
一人分とはいっても、冬なので、パーカーなどもあり少し量は多いですね。量が多いときは洗濯がいっぱいで回すようです。
1人分だったり2人、3人分と言うこともあるそうです。

毎回、洗濯から乾燥まで行うそうです。

1回動かすと1.2kWhです。現在の電気が40円/kWhとすると
1回あたり48円と言うことになります。

ここで面白いのは、毎回ほぼ同じ消費電力と言うこと。
量が違う日があるはずなのに同じです。
ほぼいっぱいと言っても、詰め込みすぎと言うほどにはしないとのことなので、使い方が上手いのでしょうか?詰め込みすぎると「汚れが落ちにくい」、「乾きにくい」、「電気食う等」ありそうですね。

今回わかったこと。

東芝の洗濯乾燥機で1回洗濯から乾燥まで行うと量にかかわらずおよそ1.2kWh 48円(40円/kWh)

パッシブハウス,日記・想い

パッシブハウス建築の仲間の工務店
茨木の「スズモク」さんが認定パッシブハウス専門のルームツアーのYOUTUBEチャンネルを作りました。

始まったばかりで、まだこれから紹介物件が増えていくのだそうです。
もう数件撮影は済んでいるらしく順次公開予定です。

当社の物件も紹介して貰いました。

「上里パッシブハウス」です。

皆さん是非ご覧ください。
チャンネル登録、goodボタンもお願いしますね。

日記・想い

木のテーブルを納品しました。

本物は良いですね。

杉の木ですが木目は積んでいて綺麗な杢も出ています。

倉庫に寝ていた木を大工さんが加工してオイルで仕上げました。

オーナーさんも満足してくださっています。
喜んでいただけて本当に良かったです。
信頼されると頑張っちゃいます。(笑)

自社で木材を加工出来る工務店が少なくなりましたね。
当社のような技術を売りにしている工務店はまれです。

最近の一般的な傾向で表面的な仕様ばかりに注目するのはどうなんでしょうね。
今流行の見た目。数年後どうなる?
住宅の本質は?そう思ってしまいます。
食洗付いてます。マグネット張り付きます。・・・・
後付けの商品ばかり。

このようなテーブルの似合うような住宅が作りたいな。
末長く使って貰え、快適で、味わいのある住宅。
お金を掛けないで。

当社には割とそういうお客さんが来てくれます。
本当にありがたい。
これからもお客様と一緒に家づくり楽しみながら進めたいです。

*

一級建築士
パッシブハウスジャパン理事
高橋慎吾

換気・空気,日記・想い

外の空気は綺麗?

皆さん外の空気綺麗だと思いますか?

外の空気が綺麗だったのは、いつ頃までだったのでしょうか?

自動車が走り 排気ガスや粉塵、PM2.5

田舎だから空気が綺麗?そんなことはないですよね。
田舎の空気にもたくさんの花粉や カビの菌、胞子など、微生物もたくさん。

とても綺麗とは言えないみたいですよ。

室内の空気は綺麗?

それでは室内の空気は綺麗ですか?

「うちは石油ストーブつかっていないから綺麗だよ!」そんなことを言う人もいそうですね。

室内も様々な空気の汚れがありますね。

建材や家具、様々な商品から出るVOCなど化学物質。

人の呼吸からのCO2。

匂いもそうですね。

プラスチック系床材や塗料などからのマイクロプラスチック。

芳香剤や、ファブリーズなどの消臭剤の化学物質。

室内の空気も毒素の塊かも。

体への負担を考えよう。

屋外から、室内からの 様々な空気の汚れは全て体絵の負担となっているようです。

空気を綺麗にすることは、体への負担を減らします。

健康への第一歩ですね。

化学物質を使わない。空気を綺麗にする。とても重要なことです。

今日の勉強成果

今日は、当社で使っているトルネックスに加えエアドック、パナソニック、シャープの空気清浄を学びました。

各社、とても良い技術を持っていますので我々もお声がけを厳選しました。

特に AIRDOG トルネックスの技術トップのかたと一緒に飲めたのは良かったです。とても勉強になりました。

外部の空気を綺麗にして取り込み、そして室内の空気を綺麗にする。

ここで部屋の空気を綺麗にするのはむら無くおうち全体の空気を綺麗にする必要があります。

故レオwどのような方法で実現するか?

住宅の空気清浄について、今後の当社の取り組みにご期待下さい。

コスト,日記・想い

この発表には少し驚きました。なんとなく解ってはいましたが。
住宅生産団体連合会(住団連)が公表しました資料です。

建築費高騰 住宅至徳金額増

資材の値上がりなどの影響でしょう。建築費が高騰していますね。

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

住団連は主に大手ハウスメーカーの会員が多いですが、工務店も少しいるようです。
ですが、数が多い大手中心のデーターと考えて良いでしょう。

40才くらいで家を作り 土地込みで6681万円

建物だけでも4566万円です。

平均延べ床面積は123.5㎡だそうです。37.42坪割と大きいですね。
坪単価は122万円とのことです。

贈与額が1286万円というのもびっくりですね。

平屋の増加

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

平屋が増えています。その傾向はこのあたりでも同じに感じます。

契約期間が短い

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

半数が3ヶ月で契約。94.2%が1年以内に契約です。
お客様も家を作りたいと気持ちが盛り上がったら、早く契約したいということなのでしょうか?
ハウスメーカーが他にお客を逃がさないために契約を急がせるのでしょうか?
待っていて建てていただいている当社としてはなかなか信じがたいことです。

30台が大半

30歳代で建てるかたが大半です。

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

子育て世帯ですね。子育ては大変ですが、狭いアパートで周りを気にしながらというより、新しいおうちで、広々、賑やかに、たのしく生活が理想的ですね。

お子さんがいらっしゃるなら、子育ての期間におうちが持てるということは本当に幸せなことだと思います。

耐震等級3 断熱等級5が主流

さすがに耐震等級3が必要と言うことは認知されてきました。
地震の被害など映像で見ることも多くなってきたので、わかりやすいですね。
建築費が高騰しても、皆さんこれは絶対に落とせないのでしょう。

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

一方断熱等級も必要だという認識が上がってきています。ZEHで必要とされる等級5以上が8割になりました。
私は最低でも等級6は必要と思っていますが、大手ハウスメーカーでもまだ四分の一程度です。

ですが明らかに等級6は必要という認識に変わっていると言うことですね。
予算の都合で削られ易いのでZEH相当で我慢と言うことになってしまっているようです。

将来を考えるなら、できれば等級7にしておきたいところですが、まだ1%しかありません。
10年、20年後は等級7が大半になることが予想されますから、資産価値など考えるとできれば目指しておきたいところです。

住宅建築に大切なもの

家を建てる人がどのようなことに重視しているのでしょうか?

やはり 間取り、耐震性、断熱性が上位です。
これは絶対に外せませんね。

住団連 調査結果の要約及び考察https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf

そして 上位10項目まで青で囲ってみました。

「家族の集いや交流を促す間取り」というのもとても大切にしたい項目ですね。
日々の生活を大切にされているのだと思います。

家事効率という項目がありませんでしたが、これは間取りと言うことなのでしょう。

生活しやすく、家族の笑い声が絶え間なく聞こえるような、生き生き生活できる楽しいおうちを作りたいですね。

まとめ

今回の内容はいかがでしたか?

割と自分の考えと近いと思った人や、皆さんお金かけているなと思ったりもしたのではないでしょうか?

より性能高く、より住みやすく、より安く。
我々建築業者もさらに精進していかなくてはなりません。

高橋建築ではお客様目線でハウスメーカー以上の高性能住宅ををより安くご提供することに努めています。
お気軽にご相談ください。

一級建築士
パッシブハウスジャパン 理事
高橋建築株式会社代表取締役
髙橋慎吾

日記・想い

最近は、YOUTUBEや SNS等で換気に関する様々な発信がされていて 迷っていませんか?
第一種換気が良い!と言いきる人や
第一種換気では絶対ダメだ!と言いきる人がいて混乱しますね。
このブログもyoutubeで言い切っている人がいたので、困ったなと思い書きました。
私も、10年以上前は迷いに迷った時期がありましたが、この人もそうなのでしょう。
発言を聞いていると自分で知り得た知識だけで、一生懸命それっぽく解説しています。
考えるきっかけになるとは思うので見てみると面白いと思います。
ちょっと残念な動画もたくさんありますが、勘違いしている説明を聞くのも、私には参考になりました。
いろいろたくさんあるのでたくさん見て比べてください。
「こういうふうに説明するんだ!」ととても参考になります。

今回は、簡単にかいつまんで説明します。
疑問点、ご質問などありましたら、お気軽にメールください。

なぜ換気が必要なの

住宅は様々な建材から作られており、それらが発生する化学物質があります。
さらに住み始めてからも家具や、家電、衣類など様々なものが持ち込まれ、それらも化学物質を発生します。
また、人間が住むことで、臭気もありますね。
健康維持のため室内の汚染物質を除去したり臭気をとったりするために一定量の換気をする必要があります。

毒だらけ、臭い匂いのするおうちはいやですね。

換気なんていらないという人もいますけど、昔のような隙間だらけのおうちならいらないでしょうね。
でも今のおうちはそうじゃないですから、換気は確実に必要ですね。
換気が必要無いレベルのおうちには住みたくないですね。

そして、換気のもうひとつ重要な役割は、熱を運ぶ、分散すると言うこと。
きちんとした空気の流れを作ることで、おうちの中の温度ムラを少なくします。

これはとても重要な役割ですね。これに気がついていない実務者もいますから気をつけましょう。

換気の種類

住宅では主に第1種熱交換換気と第3種換気が使われています。
他にもありますけど割愛します。

第一種換気は 給気と排気 両方空気をFANの力で動かします。
外部の綺麗な空気を入れるにも換気扇。汚れた空気を外に出すのも換気扇です。

第三種換気は 排気のみFANで動かし 給気口から自然に取り込む仕組みです。
空気を取り込むのは、圧力差で自然です。


外に排出した分だけ、給気口から入ってくると言うことですね。

そしてもうひとつ、第一種換気でも 熱交換をするものを特に第一種熱交換換気と言います。

換気すると言うことは、冬にはせっかく暖めた空気をそとに捨ててしまうと言うことです。
もったいないですね。
もったいないので、その捨ててしまう熱で、取り込む新鮮空気を暖めようと言うわけです。

出展:ローヤル電機ホームページ

暖めるのに、ヒーターなどがあるわけではありません。ただ、暖かい空気と冷たい空気をすれ違いさせるだけです。
手が冷たくなっても、暖かいものに触れているだけで、手が温まりますよね。
それだけの単純な仕組みです。

すごいですね。魔法のような仕組みです。

第一種換気、第三種換気 どちらが良いの?

それでは第一種換気と第三種換気どちらが良いのでしょうか?

その良い悪いは、考え方によって変わります。
何を重視するかによって大きく異なるのです。

考え方の違いによりどちらを選ぶか?
それを様々な角度から整理していきましょう。

コストによる違い 建築時のコスト

ますは イニシャルコスト
建築時のコストですね。
第三種換気は排気FANをトイレ等の汚れた空気がたまるところに取り付けます。
汚れた空気が一番あるところから出すのです。
そして、寝室やリビング、子供室などに自然給気口を設置します。
寝室やリビングからトイレなどへ空気の流れができます。
部屋の数、FANの大きさ等で変わりますが30坪くらいのおうちなら10万円以下なのでは無いかと思います。

第一種換気は一般的に機械は一つで、給気口や排気口を各お部屋に設けダクトでつなぎます。
当社の場合工事費を含めて40万円くらいだと思います。

出展:ローヤル電機ホームページ

第一種換気は高額ですね。

ランニングコスト 冷暖房エネルギー

第三種換気と比べて第一種熱交換換気は大幅に光熱費が変わります。
ですが注意が必要です。
寒い地域ではその効果は大きいですが、暖かい地域ではその恩恵は少なくなります。

出展:ローヤル電機ホームページ

これは、様々な条件を元に計算しているようです。参考程度に。
気密性能、断熱性能で変わります。電気代も高騰していますので、より差が大きくなってきています。

埼玉が例ですが、設備費が30万円違ったとしても12年で元が取れる計算です。
同じ埼玉でも当社のある秩父ではもっと効果がありそうですね。

ランニングコスト メンテナンス。

メンテナンスも重要です。

まずは、日々のメンテナンス。
どちらも定期的にフィルターのお手入れが必要です。

汚れたら清掃してください。
ホコリを取り除き、綺麗にしてください。
水洗いできるものもあります。

第三種換気のフィルターは それぞれの給気口に付いてます。
外から虫や、ホコリなど入らないようにするためです。
排気口には付いていない場合がほとんどです。
30坪くらいのおうちなら5カ所くらいでは無いでしょうか?
ネット検索すると5枚で3000円くらいのようです。

一方、第一種換気のフィルターは本体に大きなものが2つ。
外から虫などが入らないようにするためのものと、家の中のホコリが熱交換素子に付かないようにするためのものです。
室内の排気グリルに小さなものが付いてます。これはダクト内が汚れないようにするためのものですね。
ローヤル電気さんの通販サイトでは10000円くらいかかるようです。

洗うこともできるので毎年交換というわけではないですが、数年に一度交換した方が良さそうです。

そして、何年か判りませんが、機器の故障、交換も必要になると思います。
第三種換気に使われるパイプファンなら工事費も含めて5万位ですむかと思います。
しかし第一種換気のFANの取り替えはもっと高額になることが予想されますね。
ダクトはそのまま使えますし、モーターは取り替えやすく作られていますので、作業は簡単そうですが、5万円では無理な気がします。10万くらいは覚悟しておいた方が良いかもしれません。
当社ではダクト式の換気システムは25年くらい前のものが最長なのですが、まだ壊れないので、どのくらいで修理が必要なのかよくわかっていません。

ダクト式の換気システムの場合、ダクトの汚れを気にする方がいらっしゃいますが、当社で10年くらい使われた給気ダクト内は、ほとんど汚れがありませんでした。できるだけホコリがたまりにくいダクトを選んでおけば気にすることはなさそうですね。

外壁の貫通部分のリスク

換気扇設置には、どうしても外壁に穴を開ける必要があります。
穴を開けると言うことは、雨漏りの原因にもなりますし、気密低下の恐れもあります。
貫通分の処理によっては内部結露も誘発しそうです。

ですから、貫通部分は少なければ少ない方が良いですね。

第一種換気では、給気、排気それぞれ1カ所にまとめられますから、外壁貫通部分は2カ所のみです。

一方、第三種換気では、給気口、排気口がたくさんあります。間取りによって違いますが、30坪のおうちなら7~10カ所くらいでしょうか?

とてもたくさん穴が空いてしまうのに驚かれる方も多いようです。
穴は少なければ少ないに越したことはなさそうです。

冷気の侵入

換気は外の空気を中に入れます。

外がとても寒いとどうなるでしょう?

想像の通り給気口からとても冷たい空気が入ってきます。
その冷たさを感じさせないために、給気口を人がいないところにできるだけ付けたり、できるだけ拡散されるところに付けたりしますが、冷たい空気が入ってしまうことには変わりないですね。
寝ているときに顔し寒い風が当たるのはつらいですね。

それほど寒くない地域なら問題とならないかも知れませんが、寒くなる地域ではとても気になります。
気になって換気を止めてしまう人がいますが、健康のため止めてはダメです。

温度ムラの問題

第三種換気は冷たい空気を直接取り込んでせっかく暖房した暖かい空気を出してしまいます。
それに比べ、第一種熱交換換気では、給気する空気も暖まってお部屋に配られますからそれほど温度が低くありません。
ですから、第一種熱交換換気の方が圧倒的に温度ムラは少なくなります。
第三種換気でも給気口近くに熱源を持ってくればそれを防ぐことはできますが、それぞれの給気口に熱源を付けるとなると、せっかく安かったイニシャルコスト、ランニングコストの意味が無くなりますね。
お金だけの違いで無く、生活の質に大きな差があります。

内部結露のリスク

先にご紹介したyoutubeの中にはこじつけのように第一種換気の内部結露のリスクを言っているものがあります。
第一種換気では室内が正圧になりやすく、第三種換気では負圧なので・・・・とかなんとか。(笑)

あまりご存じない方は、機械の性質だけを見てこういうことを言う方が多いです。
まあ問題になるような正圧にはならないし、調整は簡単です。

まずは正圧がそれほどまずいのか?と言うことです。
負圧なら良いのかと言うことです。
正圧だと室内の湿った空気が入るから内部結露する。と言うのですが(笑)
この人の理論だと、第三種換気の場合、負圧なので外の空気が壁体内に入ってきます。
それはそれで夏型の結露が起こる可能性が高くなります。
今後温暖化は進むでしょうから、こちらが問題になる可能性が大きいです。
負圧だからと言う理由では無いですが、夏型結露で苦しんでいる人が増えているのは確かです。

圧力差は少ない方が壁体内に空気が移流しないというのは確かです。
どのくらいの圧力差でどのくらいの量の空気が壁体内に移流するのでしょうか?
そういったことも大学の実験も
換気システムによる圧力差と、風圧による圧力差はどちらが大きいでしょうか?

それは圧倒的に風圧による圧力差です。
換気による圧力差を議論してもあまり意味なさそうですね。
それよりも圧力差があっても壁体内への空気の移流を少なくする工夫が必要です。
換気の問題ではなさそうです。

ちなみに、第一種換気が正圧になるということ自体が怪しいです。
排気ファン、給気FAN 別々にコントロールできますので、内外の圧力差を0にすることも可能です。
当社では最終的に調整しますから最初からそのような心配はいりませんね。

機械内結露、吹き出し口結露

第一種換気だと機械内で結露を起こす可能性はあります。
とても寒冷地の場合は注意が必要です。
熱交換器を凍らせないために、プレヒーターが必要な場合もあります。
当社で使っている換気システムではマイナス15℃以下ではヒーターが必要なようです。
第三種換気でも寒冷地では、外壁貫通部の結露は起こることがあります。施工が大切です。
どちらも、適切な施工、使用条件に合った使い方が必要です。

最近問題になってきているの夏の湿度です。湿度の高い暑い地域で起こっています。
第3種換気で外のジメジメした空気が直接室内に取り込まれると、室内のエアコンで冷やされた壁などで結露を起こしカビが発生してしまうと言うものです。
設備費やメンテナンスを考えて第3種換気で十分と言っていた人たちで、この現象の対応に苦しんでいる人も増えています。
やはり第一種熱交換換気にせざる追えないという考えに変わってきている人もいるのは事実です。

安定的な換気風量の確保できるか?

臭気を取り除く、化学物質を取り除くなど、換気本来の目的を達成するためには安定的な換気風量の確保が一番大切です。

当社ではそれを一番大切にしています。
光熱費削減には第一種、第三種に関わらず換気扇を止めることが一番です。

ですが、そんなことをしたら体に悪いですよね。
家族の健康。快適に住めることが一番大切です。

ですから、きちんと換気できることが一番大切なのです。

当社では、20年以上高気密高断熱住宅を作り続け、換気の法律ができ、換気が義務化される前から換気システムを設置していました。
最初は第三種換気です。
ダクト式、壁付け式の両方をつかい試行錯誤の連続でした。

当社では第三種換気のみでは、どれほど頑張っても安定的に風量を確保することが難しかったのです。

換気で計画換気を成り立たせるためには気密が重要 空気が入れ替わらない場所も?

気密がとれていないと計画通りに上手く空気を流すことが難しいです。
どこからともなく空気が出入りしてしまいます。

当社では高気密なのでこのようなことはありませんが、上手く空気が入れ替わらない場所も出てきてしまいます。
気密がとれてい無いとどうなるでしょうか?入りやすく換気扇の近くの隙間からどんどん入りその辺だけの換気となります。
期待していた給気口からはあまり入らないことが、測定でも解っています。

第一種換気では必要なところに、綺麗な空気を押し込みますから換気による空気の流れが作られやすいですね。

空気の流れを作ることはとても重要です。
トイレには暖房器具が設置されていませんから寒くなりがちです。
しかし、リビングからトイレへの空気の流れができていれば、リビングの暖かい空気がトイレに流れていきトイレが寒いと言うことが無くなるのです。
換気は、空気を綺麗にするばかりでは無く、温度を運ぶということでも重要な役割を担っています。

一部窓開けでは?

気密がとれていない場合と同じような現象が起きやすくなります。

あまりにも当たり前な話ですが、昔のようにトイレだけの窓開けは、あまり良くないことが判っています。
それは第一種、第3種をとわずです。
昔ながらの住宅ですと、寒いからトイレだけ。というふうに考えがちですが、おうち全体を効果的に換気をするために、温度ムラを少なくするためにはトイレだけの窓開けはあまり良くありません。
窓開けしない方が綺麗に空気が入れ替わります。
それでも、気持ちい日には窓開けしたいですね。
開けるなら他の窓も開けたらとても良いと思います。
高気密高断熱の住宅は窓開けが必要無いとか、窓開けしたらダメとか勘違いしている人も多いですが、気持ちいい日には大いに窓開けしましょう。

それでも一部だけ窓が開いてしまっていることもありますね。そうした場合でも室内の空気をきちんと流すには第一種換気が良さそうですね。

室内の温度差により換気が上手くいかない。

これはよく知られていることですが、第三種換気において2階のお部屋の給気口が全く機能しない場合があると言うことが起こります。

本来はこのような計画です。


しかし、室内に室内に温度差ができてしまった場合どうなるでしょう?
寒い日を考えましょう。寒いと暖房をします。暖かい空気は上に上がりますね。
簡単な自然現象です。室内では温度差ができます。
皆さんも2階が暖かく異界は寒いと感じたことは無いでしょうか?
そうするとどうなるでしょうか?

本来空気が入るべき2階の給気口からも空気が出て行こうとしてしまうのです。
高断熱住宅でもこの現象は起こってしまいます。

この現象により、1階の給気口から2階の分まで空気がとり入れられますから、1階は益々寒くなってしまうのです。
それを補うために、さらに暖房と言うことになります。

これを防ぐにはきちんと気密をとり、排気のFANが圧力差により性能が落ちにくいものを選ぶなど注意が必要です。
それでも、計画通りに空気を流すことは至難の業です。

風圧力を甘く考えない

風圧力は大きいです。FANの力よりよほど大きい場合もあります。

給気口、排気口へと空気の流れと、外部の風の流れが順方向の場合、換気量は増えるようです。
エネルギー損失は多くなりますが換気が増えるのは、健康には良いですね。

一方、風の流れが逆方向だったらどうでしょうか?

ほとんど計画通りの換気はされなくなります。
排気FANは空回りになってしまったりすることもあります。

外部のフードカバーなどでできるだけ風圧力の影響を受けないようにしますが、風量を維持するのは難しいようです。

風は吹かないこともありますが、一年中、時期時間を問わず吹いていることも多いので、その影響により換気量が変わってしまうのも困りますね。

第一種換気だと給気側にもFANを付けますから影響は少なくなります。それでも影響が無いことはありませんので、注意しましょう。

ダクト設置の難しさ

第一種換気は初期費用がかかる以外には良いことづくめのように思われるかも知れませんが、大きな問題もあります。

それは施工の難しさです。
特にダクトのレイアウトと上手く施工することです。

ダクトは、長くなると圧力損失が大きくなり換気の量が少なくなります。
また、曲がりが大きいと、流れが悪くなります。

そしてダクトを配管するスペースが必要です。
天井裏、床下など空間が必要です。
その空間を上手くつかいダクトを配管する必要があります。

大きな梁などがあると、スペースが少なくダクトの配管ができないこともあります。
最初の計画が重要ですね。

壁付けの第三種換気であれば、どこにでも設置可能です。
高断熱や、換気にそれほど知識が無くとも、誰でもできてしまいます。

第一種熱交換換気システムは経験や知識が必要と言うことです。
ですが、その知識さえあれば、計画通りの換気をするのはとても簡単で間違いがほぼありません。

第三種換気では、とりあえずの設置は誰でもできますが、計画通りの換気をすることは難しいです。
第三種換気で計画通りの換気ができているという人は、いないのでは無いかと思います。
私が知っている強者たちでも、まあなんとなくできているから良しとしよう。という感じです。

それでも第三種換気が多い理由

きちんと性能を担保するなら、第一種熱交換換気になってしまうのは皆さん理解していただけたと思います。

それでも第三種還気になってしまうのはなぜでしょうか?
それはズバリ イニシャルコストです。

建築時のコストが一番重視されているからです。

初期費用として30万円余分に出すのは大変ですね。
躊躇してしまう気持ちもわかります。

建築業者もお客さんを取り逃したくないので、できるだけコストを抑えたいと思っています。

お客さんが住み始めてからでも、同じ家で第一種熱交換換気と第三種換気を比べることはできませんから、それがクレームになることはありません。

たとえ光熱費が多くても、きちんと換気できず、健康をに影響があっても、温度ムラが大きくても比較できないから大丈夫です。

バレなければ大丈夫。安い方が喜んでもらえる。
そのような感じになっています。

それで、コスト以外のことをよく考えれば第一種熱交換換気が良いと言うことに気づいていながらも、理由を付け第三種換気の方が良いと言う発言になってしまうのだと思います。
いろいろ、正当化する理由を見つけそれをアピールする。
そうなってしまっています。

ですが私も第一種熱交換換気が絶対に良いというつもりもありません。

コストが大切と言うことも判っています。

狭小住宅などで、パイプファンで十分な換気量が確保できる場合には、第一種熱交換換気設備まで必要ないかも知れません。

日記・想い

8/27~30に建築学会が行われました。
お世話になっている先生方に会えたり、新しい最先端の研究成果に出会えるのでとても有意義です。

今年は明治大学が会場です。近くて良いと思っていたら、台風と当たりました。

飯能駅まで車で行って、大雨の中歩いたためズボンはびしょびしょです。傘は飛びそうだし、大変でした。
日本全国から研究者の皆さんが集まりますが、来るときはそれほどでも無くこれても、帰るに帰れない人も多かったようです。
お世話になっている京都大学の先生は電車が動いているうちにと、ご自分の発表の後、金沢周りで帰られてしまいました。

建築も数多くの分野があります。
分野が多数で、どのくらいの論文発表があるのか判りませんが、環境系だけでもすごい数です。
私は、環境系メイン、構造、材料など性能に関わる部分をチェックしました。
どれを聞くか、どんなタイミングで移動できるか事前にシミュレーションしていくのですが、聞きたいのだけでもたくさんあります。
かぶっているものも多く、セッション中の移動も難しいので、興味無いものもいる必要があります。
数えたら89本の研究の発表を聞いたみたいです。疲れるはずです。(笑)
高断熱住宅に関する研究などは目新しいものが少なく、特に実測調査などは、当社の方がよほど進んでいて、ちょっと残念な感じでした。

印象に残ったのは、換気、カビ、コロナ家庭内感染、住宅内マイクロプラスチック等の研究です。
当社の住宅では上手くいっていると再確認できたものとさらに工夫が必要なものが見つかりました。
今後の住宅に取り入れていこうと思います。

興味深かった論文の内容等はかいつまんでブログで報告できたらと思います。

パッシブハウス,日記・想い

パッシブハウスのような超高断熱住宅はとても温かいけど床暖房は必要なのでしょうか?
答えは必要無いです。。

パッシブハウスは床が冷たくないの?

パッシブハウスレベルの建物だと、熱が逃げないので、床でも壁でも室温とあまり変わらない温度となります。
室温が22度なら 壁も壁も床も同じくらいの温度になります。1,2度は違うこともあるかも知れませんが概ねそのくらいです。
ですからすごく冷たいと言うことはありません。

体温との差で足裏から熱が逃げる。

でも、床の温度が高いとは言っても20度くらい。
体温は36度あります。
熱は高い方から低い方に動きますから、さすがに足裏から床に熱は逃げていきます。
逃げるスピードが速いと冷たく感じる。遅いと冷たく感じないというわけです。

逃げるスピードは材量によって違う。

熱が逃げるスピードは材量によって違います。
断熱材と同じですね。
簡単に言えば断熱材のようなものなら、熱が逃げにくいですから 足の裏は冷たく感じません。
スリッパもそのようなものですね。

それでは、床材を断熱材にすれば?
と思われると思います。

そうできれば良いのですが、断熱材は柔らかいものがほとんどなので、床材には向きません。

何が向いているのでしょうか?

木がよさそう

みなさん。多分すぐ思いついたと思いますが、木のフローリングが良いのです。
タイルや コンクリート 塩ビタイルなどは、熱を伝えやすい素材です。
畳も良いですね。
当社の住宅では天然木のフローリングです。熱伝導率は杉なら0.12W/㎡kくらい。
木のフローリングでも既製品の複合フローリングは0.17W/㎡kくらいありますから、天然木のフローリングに食らえて1.5倍くらい熱が逃げることになります。この差がとても違うのが家を建てると一発で判りますね。
是非、天然木にしてくださいね。
木でも 柔らかい杉のような木材と 堅いオークのような木材では 堅い木の方が熱伝導率が高いですから熱の逃げが早く 冷たく感じます。
足裏がより暖かくと言う人は杉のような木を選びましょう。

杉のフローリング  寄居パッシブハウス

下地材も重要。

表面が木材でも下地材がコンクリートだったらどうでしょう。
面白い論文を見つけました。
「冬期室内における床材の熱特性に関する足裏接触実験:心理量及び生理量」です。

これによると,下地材もかなり影響するようです。

冬期室内における床材の熱特性に関する足裏接触実験:心理量及び生理量 陳佳樟ら

この表を見ると 表面が木でも下地材がアルミやモルタルだと足裏温度が低くなる。(黒線)
熱がたくさん逃げる(赤線)
と言うことが判ります。

そしてこの論文の注目点は、下地が木だと時間が経ってもそれほど熱流量変化は見られませんが、モルタルやアルミの場合は変化が大きく時間が経っても熱流量が大きいと言うことです。

冷たい感じがずっと続いてしまうと異言うことですね。

床暖房とパッシブハウス

それではパッシブハウスに床暖房は必要でしょうか?

当社のオーナーさんは、冬でも素足のことが多いです。靴下やスリッパを履いていません。
もちろん床暖房は付いていません。

一条工務店が床暖房を売りにしてますね。
そこで当社も、その年作った建物全てを床暖房にしたことがありました。
しかし結果は。。。。。

なんと ほとんどの家で床暖房を利用しなかったのです。
床暖房が気持ちいいというのは寒い家だからかも知れません。
床暖房無しで暖かく、均一な温度に保たれるパッシブハウスレベルの家では、床暖房は使ってもらえないのです。

全くの無駄ですね。

それは冷え性だったオーナーさんも同じ結果でした。
もちろん全てと言うつもりはないので、お金のある方は念のため入れても良いと思いますよ。

床暖房は、特別な機械も必要ですし、床面にパイプを敷き巡らさなくてはなりません。
将来のメンテナンスも大変ですね。
過去のお客様のメンテナンスを行わせていただいてますが、ボイラーを10年おきくらいに取り替えさせて貰います。
パイプがダメになって直すことになったお客様はまだ無いですけど。

結論

暖かいおうちにしたいなら、足が冷たくないように木の下地に天然木のフローリングにしましょう。
パッシブハウスに床暖房は無駄。