パッシブハウスジャパンではとても高度な家づくりの技術について日々議論されています。
他の団体と比べとてもレベルが高くて本当に素晴らしい内容です。
レベルが高すぎる
その内容は、とても高度なものばかり。基礎的な知識はもちろん。かなりの経験が無いと話しについて行けません。どのくらいレベルが高いかというと、私たちが、大学の先生などにどんなことをやっているか説明すると驚かれるほど。私も何度か説明をしてとても進んでいるのでびっくりされています。研究者やハウスメーカーなどが考えているのよりずっと進んでいるみたい。
それも海外の先進的な技術を取り入れているだけで私たちがすごいわけではないのですけど
日本が遅れているだけ。
ついてこれない人続出 敷居が高すぎる
パッシブハウスジャパンでは、本部でのセミナーを始め支部セミナーなど頻繁に開催されています。その中でもとても活発に意見交換が行われています。
ですが、建築関係者で これまで高気密高断熱をやっていたとしても 初心者の方にはかなり難しい内容です。
何を言っているか解らない。
すごいことだけは解る。
こんなこと聞くと恥ずかしいので質問すら出来ない
など意見がありました。
一人でも多くの人がパッシブハウスに住めるように
パッシブハウスの技術はオープンな技術で隠すようなものではありません。
一人でも多くの方にパッシブハウスに住んでいただき、省エネで幸せな人生を送ってほしいのです。
そのため、パッシブハウスを立てることが出来る技術者を一人でも多く、少しでも早く育てなくてはなりません。
そのために今回の企画を提案し、理事会などの承認を経て実現しました。
ビギナーズサロン開始
初めて取り組む人でもわかりやすく
質問しやすく
そんな場を提供することになりました。
22年9月末から始められ 昨日第6回を終了しました。
ルールは簡単 難しい質問無しで初歩的な質問のみ
毎週開催 1時間できっちり終了。
お気軽に参加でき後腐れ無いという場を提供しています。井戸端会議的な(笑)
毎回20名くらいの人が集まってくれてます。
質問は様々なことです。施工、考え方、営業、設計など。
第二ステージに向けて
皆さん解ってくると徐々に難しい質問になってきてしまいます。
応えることは出来るのですが難しい内容をそれぞれ答えても技術の要素はたくさん有り、バラバラな知識となってしまいがちです。
せっかく重要な話を聞いても、その前の基礎的な考え方など理解していないと、身につかないことも多いですね。
そのためある程度は系統立てて解説した方が良いのではないかと考えました。
我々がパッシブハウスを設計するときには「PHPP」というソフトを使います。
そのソフトは シートごとに見当すべき内容が旨く分かれているのです。
最初のシートは 結果シート 次には 気象データー そして断熱性能 そして面積 地盤 窓などと続いていきます。
その項目を少しづつ説明することでどのようなことを考えながら設計するとパッシブハウスに近づくのか解ると思ったのです。
諦めなければ出来るパッシブハウス
多くの人がパッシブハウスを作るのを諦めてしまいます。
お客さんが諦めるのではなく設計者がついてこれないのが原因です。
設計者にとってパッシブハウスを作ることはかなりの勉強と労力がいります。
我々の仲間で 本当に高断熱を一生懸命実践してきて詳しい人でもついて来れない人が多くいました。
本当に残念です。
出来ない人は 出来ない言い訳ばかり。ひどい人はそれを人のせいにする。お客さんのせいにする。
悲しいですね。
実際にパッシブハウスを現在の時点で自分の力で作れる人は日本に数人でしょう。
その数人に仕事が集中してしまっています。
技術者不足です。パッシブハウスコンサルタントの数がボトルネックになってしまっているのです。
これをなんとかしなくては。
パッシブハウスを作りたい人は全国でますます増えています。
皆さん一緒に勉強しませんか?
多くの人の幸せのためにパッシブハウスを作れる人を増やしていきたいです。