皆さん、様々な省エネ頑張っていますね。
電気やガスなどのエネルギーの省エネもさることながらお水の省エネも重要ですね。
家庭でのお水の使用量を見てみましょう。
一番はお風呂、二位がトイレ、三位が炊事、そして洗濯です。
今日は洗濯時の節水です。
お風呂の残り湯を使おう!どこまで使う?
お風呂にはかなりのお湯が残されています。
すでに利用されている人も多いと思います。
洗濯のみに利用したり1回目のすすぎに利用したり。
日本の洗濯機は優秀ですからボタンでどこまで使うか洗濯できて便利ですね。
どこまで利用するかは、様子を見ながら決めればいいと思います。
匂いが気になったり、いろいろありますね。
各家庭で、人数の違い、年齢の違いなど様々な違いで、お湯の汚れ具合が大きく違いますので。
もうこれは考え方の差ですね。「残り湯なんて絶対に使いたくない!」という方もいらっしゃいますね。「節約よりも清潔が第一」それも考え方の一つです。
節約を意識されている方は残り湯を利用される方が多いですが、どこまで利用しているのでしょうか?洗濯のみ?1回のすすぎまで?最初から死後まで全部?
当社の住宅のオーナー様で組織する 「快適エコ研究所」(快適エコラボ)で、アンケートを採ってみると、多くの研究員の方が、洗濯のみの利用とお答えになっていました。
やはり、匂いなどを気にして、という意見が多かったです。
残り湯で洗って臭くないの?
これも研究員のアンケートの結果なのですが匂いが気になるという方はいらっしゃいませんでした。
しかし、「乾きが悪そうなときには、残り湯を使わない」など使い方の工夫をしていらっしゃる方もいました。
当社の住宅は、冬も暖かいので、洗濯物は乾きやすいようです。以前の洗濯物乾き具合のアンケートでも夜、洗濯して干しておくと朝には乾いているとほとんどの方がおっしゃっていました。
汚れの落ちは?
普通の水道水の温度は、低いですね。
残り湯は、入った直後なら40℃くらい。翌朝でも30℃くらいはありそうです。最近の浴槽は高断熱浴槽ですからとても冷めにくく作られています。
高い温度の方が、汚れが落ちやすいというのは皆さんご存じですよね。
では、実際にはどうなのでしょうか?
科学的に検証したわけではなく、あくまでも皆さん個人的な意見結果です。
汚れがよく落ちている気がするという人は、少ししかいませんでした。大半の人が「あまり実感が無い」と言うことです。
比較している訳では無いですからはっきりはわかりませんね。
残り湯取り装置知ってますか?
残り湯取りと聞くと、皆さんバスポンプをイメージすると思います。
「お風呂に入れたり、片付けたり面倒だな」皆さんそう思われるでしょう
しかし、便利な装置があるのです。
これはあらかじめ、システムバスと洗濯機の間の配管をしておくのです。
建築時に設置しておくことで、ボタンを押すだけで残り湯を汲むことができます。
日本の優秀な洗濯機ならあらかじめ登録しておくことで、毎日、考えもせずに利用することもできます。便利ですね。
設置や片付け。片付け時に床にポタポタ水が垂れてしまって拭かなくちゃということもありません。
当社では、これを標準的につけております。
どれくらい節約できるの?
洗濯時の残り湯利用で一体どのくらい節約できるのでしょうか?
実験してみました。
私の家のパナソニック斜めドラム。洗い時に水道水でメーターを測定。
衣服は軽く普通の量?1回分(普通がわからないけどちょっとではなくぎゅうぎゅうでもなく。かるく)
メーター683.5→738.0 54.5Lです。
大人二人下着に上下の衣服 バスタオル靴下くらいかな?
子供の分がないので少ないです。
1回の洗いだけです。斜めドラムなので少なめと言うことだとは思いますけど。
1年だとだと54.5L*365日=19.8925m3です。
使う量で金額が変わるのですが一般家庭の3、4人世帯のうちでは一月20m3を超えることがほとんどですから2月では40m3
飯能市を例にとると2ヶ月で20~40m3が104.5円/m3 41~60m3が176円m3です。
多めに使う家庭は単価が跳ね上げる仕組みです。
秩父では151円、181円(税込み)です。熊谷は231円242円です。
この41m3を超えるか超えないかが鍵ですね。
皆さんいかがですか?
秩父の181円で計算すると年間3600円ということになります。
それに下水道料金
秩父市だと126.5円/m3なので2516円です。
(浄化槽の人はあまり関係ないけど浄化雄の維持費の方が高いかもです。点検検査費用でぼったくられていますし電気代が高い)
上下水道合計で年間6116円!!
洗濯一回毎日で。
お子さんがいて毎日2回だったり、シーツを洗ったり、冬は洗濯物が多くて夏より回す回数が多いかもしれません。
毎日2回動かすと上下水代金が12000円?
これが節約できるのか?
そう考えると残り湯取り装置優秀ですね。
残り湯取り装置の設置代金は?
残り湯取りの装置が15000円くらいそれに配管代金、取付代金ですから3万円前後です。
普通の家庭で2,3年で元が取れそうですね。子育て世代などで洗濯回数が多いご家庭ではもっと早く元が取れそうですね。
元が取れるとれないと言うことより水資源を大切に使うということからもおすすめです。皆さんおうちを建てる際には是非ご検討ください。