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髙橋建築

日記・想い

当社ではガス衣類乾燥機設置をおすすめしていません。

理由は天然ガスを新築で使用するのを禁止する世界的な流れがあるからです。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/041200178/

これは、ロシアがウクライナに侵攻してガス供給が減っているからではありません。それ以前から規制に踏み出す自治体が増えているようです。温暖化対策ですね。

当社では10年以上前の物件に、電気蓄熱暖房機を使っていました。
この暖房機は余っている深夜電力を使い蓄熱レンガに熱をため暖房に使うというものでした。当初は深夜電力も安く、とても温かいので皆さんに喜ばれます。そのため使っておりました。

しかし、実際には電気をヒーターでそのまま熱に変える仕組みのため効率が悪くエネルギーの無駄遣いになっています。そのため以前よりヨーロッパでは使われなくなってきていたのです。その事実に気がついたのは311の福島の原発事故の後でした。
原発が止まってからは深夜電力も値上がりし、今では電気代も3倍、再エネ賦課金、燃料調整費を入れると4倍以上です。
そのため蓄熱暖房機がついたホームオーナさんにはとても迷惑をかけてしまいました。エアコン暖房の方が省エネです。

そのようなこともあり、世界的な流れをきちんと把握し、それに習っていかないとと思いました。

そのため現在では「乾太くん」のようなガス衣類乾燥機を設置しないでいただき、電気ヒートポンプ式をおすすめしています。太陽光発電がついていれば昼間の電気はたくさん余りますから、その時間に乾燥させるのも良いですね。

断熱・気密,日記・想い

今回の建築技術の中に宿谷先生のエクセルギーの話があった。
エネルギーではなくエクセルギー

かなり理解が難しい概念だ。私も10年くらい前にその概念に触れ勉強をさせてもらってきたが、なかなか理解できなかった。
毎月、宿谷先生の夕方から始まる勉強会に参加していた頃が懐かしい。渋谷まで通っていてのだから頑張っていたと思う。

今回改めて、エクセルギーの文章を読んで様々なことが思い起こされ少し反省した。
最近は、高断熱に突き進みエアコンの高効率運転をどのようにするかを主題に考えていた。
その方が確実に快適な空間を簡単に作り出せるからだ。

しかし、もっとエクセルギー的なことを考慮に入れて設計することがさらなる省エネにつながるし、人体にとってもストレスの少ない空間が作れそうだ。
改めてそう思った。

エクセルギーの理論で導かれる方法は、決して特別なものではない。
建築に当てはめると一番には、どのようにラジエーションコントロールをしていくかと言うことだ。

建築技術2023年1月号宿谷先生

はっきり載せると著作権の問題もあるけど載せないと説明しにくいのでちょっとだけ。皆さん買って読んでください。とても勉強になります。
室内が同じ室温でも、断熱をきちんとしたり日射遮蔽の方法などで放射調整をすると、冬には「温」放射エクセルギーがほどよく満ちる室内空間となり、人体の熱エクセルギーの放射速さを小さくできる。夏にはわずかに周壁平均温度が低くなることにより「冷」放射エクセルギーがほどよく満ちる。そこに吹く穏やかな風は「涼しさ」を創出させる。

きちんと断熱し、エクセルギーの概念を理解し、上手く使うことで、エアコンの稼働を大きく減らせるのではないだろうか?

低いエネルギーで快適な空間を作り出す工夫を改めて考えていきたい。

メディア掲載・受賞,日記・想い

「建築技術」と言えば昔から建築全般の技術のレベルの高い本として有名でした。
2023年1月号の特集記事が「新環境住宅計画原論」
なんか難しいタイトルです。

様々な人が記事を書いていますが、皆さん。その分野でトップの人たち。
勉強させてもらった有名な先生ばかり。
ちょっとびびりますね

その中で私も書かせていただきました。

高性能住宅になり、寒さや暑さにとらわれることなくストレスフリーで住めるようになってきたこと。

そして、その住まいにお住まいの方が想定以上に温かくしてすみすぎて、エネルギーが削減されてい無いこと。

住み方の提案として省エネのため少し低い温度で暖房し、こたつなどの利用も有りではないかと提案をしました。

この特集号は勉強になると思います。私のはたいしたことないですけど。(笑)

日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

このたび、お施主様のご厚意により二世帯住宅の見学会を行うことになりました。

秩父市下吉田です。

暖かさが体感できる冬の見学会

公開日は 12/10(土)12/11(日)
暖かさの違いが感じていただけると思います。よほどの寒波で無い限り無暖房でお待ちする予定です。

とてつもないレベルの違いがおわかりいただけると思います。
今年は寒い冬になると良いなと思います。

平屋 2階建て 同時に見られる

親世帯が平屋 子世帯が2階屋です。

ですから 平屋ご検討のかたにも2階建てご検討のかたにも参考になるおうちです。

超高気密高断熱

髙橋建築の住宅ですからアピールする必要も無いですが、性能を知りたい人のために念のためお知らせします。

UA=0.23W/㎡Kです。

もちろん耐震等級3

見学申し込み方法

予約制で受け付けております。

https://forms.gle/VH1fyddJ6pKuKVpGA

この申し込むフォームをご利用ください。

工事中写真

現在まさに工事最終段階

見所満載なのですが写真が工事中のものなので雰囲気が伝わるかどうか?
家具や置物でだますような写真ではないので、帰ってこれで良いのかも。(笑)

広くて明るい玄関です。玄関は親子共用 親世帯、子世帯を緩くつなぎます。
キッチンは中央に配置、奥の白い扉は壁全面が収納となっています。食品や買い置きなどたくさん収納できます。
左半分が平屋の親世帯 右半分が2階建ての子世帯です。両方とも小屋裏収納があります。

ハウスメーカーで二世帯住宅を作ると大金がかかりますね。びっくりするような金額です。当社ならハウスメーカーより高性能で現実的なお値段で建てられます。

すでにハウスメーカーでご検討され,建てる寸前のかたは、ごらんにならない方が良いと思います。当社を気に入っていただいても、ハウスメーカーのキャンセル料が高いですし、当社での建築をご希望されても現在2年くらい待たないとなりません。

当社は技術が売りの工務店です。小さな田舎工務店です。あまり期待されても困ります。当社のレベルでご満足いただけるかたのみお仕事をお受けいたします。ご一緒に良い家を作りましょう。

まずは見学だけでもしてみてください。
普通と違うのが感じていただけると思います。

断熱・気密,日記・想い

本橋さんの新しい動画

https://www.youtube.com/watch?v=JxtWm-hbczI&t=5s

パッシブハウスの計算をするのが大切だけど日本の計算も理解しなくてはならない。いまG3が はやり始めてますが それの問題など説明してくれてます。このあたりのことをお客さんより深く理解していないとパッシブハウスの違いも上手く話せないので実務者の皆さんも見ておいた方が良いですね。お客さんに負けないように!!

鈴木先生のぼんぼりの図

そして話の中で出ている、ぼんぼりの図も添付します。G2レベルだと全館暖房にするとエネルギー削減にならない。エネルギー削減するにはG3が必要

HEAT20ホームページより引用して、解説加筆

http://www.heat20.jp/…/18-3_suzuki_sunagawa_nonaka.pdf

地域補正

シナリオも確認しておくことが必要だと思います。

http://www.heat20.jp/grade/ua_dtl.html

パッシブハウス計算が必要!!

パッシブハウスの計算はもちろんそのあたりは考慮済み

さらに ヒートブリッジや近隣の日射影響なども考慮。

窓の計算やいろいろが精密です。

UAが低く高性能になってくると、外皮の断熱性能以外のところの影響が大きくなるので、きちんと計算することが必要です。

その辺は、HEAT20の委員会などでもお話しさせていただいてます。もちろん先生方はそのあたりは理解していらっしゃいますが,しがらみも有り、なかなか先へ進められない。ハウスメーカーさんなどからも最近嫌がられ始めているような気もするのでおとなしくしています。

私たちの仲間が作る家がしっかり作られていれば、お客様がその違いに気がつき、今の日本の計算手法では、ちょっと物足りないというのが、広く認知されていくと思います。
スマホが流行ったように、大きな変換は、あっという間に始まり進みます。今がそのときの始まりかな?

ガラケー買わされて、後で後悔しないようにしたいですね。

パッシブハウス,日記・想い,設備・空調

建物のエネルギーを評価するのにBELS(ベルス)という評価方法が日本では用いられます。

最終的にこのようなラベルが発行されます。

日本式のエネルギー計算をして認定されるのです。この住宅は67%削減ということですごいエネルギー性能だと言うことが一目でわかります。

パッシブハウスなのですから楽勝ですね。5つ星もらってますがもっと★があれば10個くらいもらえたりして(笑)

審査員も疑う性能!

今回も審査の段階で審査ストップして疑われました。

大きな吹抜があったりドアのない玄関ホールとつながる広いリビング空間に6畳用エアコンはおかしいというものです。

審査員さんがにわかに信じられないのも無理ないですね。

20年、30年先を見越した性能ですから。

普通の常識では、この広い空間を6畳用エアコンで冷やすなんて間違いに違いないと思うのも無理ないですね。

でも本当はもっとすごいのです。

この家の性能は?

今回計画中のPHPPのverificationシートの抜粋です。

黒い四角が家全体の有効床面積が100㎡ 赤い四角が暖房負荷で10W/㎡ 青い四角が冷房負荷で18W/㎡です。

何を現しているかというと一番寒いときの必要な暖房量、冷房量が解るのです。

暖房を例にとると 100㎡の家で床面積1㎡あたり10W必要と言うことですから 100×10=1000
ということで 一番寒いときに1000Wの暖房エネルギーを作れる暖房機器が必要と言うことになるのです。

冷房だと 100×18=1800W 冷房時の方が多いですね。1800W必要です。

6畳用エアコンの性能はどうでしょうか?

冷房 2.2kW すなわち2200W 暖房2.5kW 2500Wです。

先ほどの計算で冷房 1800W 暖房1000W必要と計算されていました。

本当に6畳用で間に合うのが解りますね。むしろ暖房は3畳用エアコンで良さそうです。(笑)(そんなの無いと思いますけど)

リビングで6畳用?家全体で6畳用?

先ほどの審査員の質問は「リビングのエアコン6畳用で大丈夫ですか?」でした。でもこの計算は「家全体が6畳用でOKです。」なのです。

あらあら、とんでもない性能ですね。家全体を6畳用エアコンでとは。(笑)

こんなこと審査員さんには面倒なので説明しませんけど、実際のことなのです。

当社以外で家を作った皆さん。信じたくないですよね。聞かなかったことにした方がいいです。

実際の運用は?

当社の住宅は6畳用エアコンで十分と言うことが解りました。

しかし、これは平常時の話。様々な想定が必要ですね。

万が一壊れたら?

お客さんが大勢訪れたら?

ホットプレートで焼肉!夏にも鍋が食いたい!など

リスクは様々です。

そのため当社ではエアコン2台体制。吹抜の上とリビング
何かあって暑ければもう一台付ければ良いし、2台を弱く動かすのでもOKです。

万が一の故障時ももう一台あれば大丈夫。2台同時に壊れることはあまりないですからね。

今朝は寒かった

11月17日 今朝は寒かったですね。

外気温1.3℃ 室温20.4℃まで下がりました。
もちろん11年たった秩父パッシブハウスでは暖房は全くしていません。
暖房費0円が11年も これから先エネルギーの値段が上がっても安心ですね。

太陽光発電,日記・想い

太陽光発電設置が標準に

住宅の太陽光発電設置が当たり前になってきました。

東京都もいよいよ義務化するようです。

今後、多くの地域で、後を追うように義務化されていくでしょう。

設置の仕方が課題

当社では、20年以上前から太陽光発電を設置する工事をしています。
その長い年月で取り付け方法も進化してきました。

建築を知らない電機メーカーが作るものですから、取り付けの安全性、耐久性も机上の空論です。
とても怖い設置方法もあります。
初期の頃は10年間雨漏りしなければ良いというような方法ばかりでした。

当社ではその方法の中でも一番雨漏りしなそうな方法を選択し、それを進化させ工事を行って来ました。
一般的には、本当に、それで大丈夫なのか?という方法もあります。
建築工事をしていない太陽光発電設置業者のものは本当に残念です。
我々建築業者ならそのやり方はNGというような方法をとっています。
メーカーの設置基準に合っているからOKと思っているのだと思いますけど、そもそもメーカーの基準は雨漏り市内のは10年くらいしか考えていませんよ。

太陽光発電設置のガイドライン

ようやく、設置のガイドライン作りが始められようとしています。

NEDO 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構というところで作るようです。

なんか長い名前ですね。

今日は当社が取り付け工事の問題点についてお話しさせていただきました。当社が太陽光発電設置に関しても評価されていることがわかりますね。

当社で気がついている太陽光発電設置の問題点などを中心にお話しさせていただきました。NEDOでもすでに気がついていることも多かったのですがそれを設置基準に反映させられていないことが解りました。
そしてさらなる当社の情報にも驚いている様子でした。

ガイドラインはまだ先

このプロジェクトはまだ準備段階のようです。これから委員会を設置しそれから話し合われ、ガイドラインを作りそれを元に法整備みたいな流れのようです。

なんとも遅いですね。この情報化の世の中こんなのんびりして無くても良さそうですが、本当に残念ですね。

日記・想い

第7回ビギナーズサロン終わりました。
昨日も20名以上参加していただきました。ビギナーズサロンも大変なことになってきました。(笑)(笑)
何が大変って?
ビギナーズサロンもいよいよPHPPを使ってのステージになって来たのです。
ビギナーズサロン参加者の質問レベルが上がってきてしまいどのように運営したら良いか考えました。いきなり「簡単な質問なら何でも受け付けます」といっても質問続かないですよね。
 そこで考えたのがこの方法!
  PHPPは情報の宝庫です。
PHPPに何が書いてあるか、簡単に解説し、それについて解らないこと、疑問など質問してもらうこと。
 それなら質問しやすいし、中、上級者にも役に立つ。 
 昨日はPHPPのVerification シート

 
パッシブハウスの暖房時 冷房時の温度 暖房需要 冷房需要 そして負荷 一次エネルギーについて。

 ビギナーズサロンの時間は1時間。
 このページの解説だけで1時間掛けられるので「PHPP集中講座」よりも詳しくなっちゃった。(笑) 
 でも皆さん勉強熱心で知りたがるのでだんだん内容が濃くなっちゃうんだよね。 PHPPも1回聞いただけじゃおぼえられないから。すでにPHPP集中講座受けている人にも良かったみたい。おさらいになるし。 
 「それなら参加したかった!」 そういう人がきっといると思って、皆さんにここでご報告なのです。 ビギナーズサロン名前はそのままだけどどんどん進化しています。
 ビギナーズサロン出身のパッシブハウスコンサルトが出ちゃったりして。(笑)
 「無料でここまでしちゃだめっ!」普通の組織なら怒られそうだけど、でもパッシブハウスジャパンは違う。 
 森みわさんは純粋にパッシブハウスの技術を広めたいと思っている人です。これまでも持っている情報をどんどんシェアしてくれてました。
 以前「次は高橋さんたちの番よ!」そう言ってくださいました。だから私たちも完全にボランティア。
 こんな組織他にあるかな? 
 参加してくれている人みんな人柄のいい人でほんと楽しい。

 斜に構えて批判的な人がいない。 

 みんなで楽しく勉強しよう!!

 昨日も ホストの上野さんや 福本さん 鈴木さんなんかも一緒に応えてくださりました。私も解らないことがあるので他の上級者のお答えも勉強になりますね。

 皆で一緒に勉強できるのがこの会の良いところですね。

 次回 第8回 いつも通り質問受付から始めます。最初の時間は何でも質問コーナー。 営業のこと、工事のこと、申請のことなど何でも。 質問が途切れたらPHPPを使っての解説。質問受け付けながらの座談会形式です。顔出し条件の井戸端会議。そして1時間できっちり終わる。 1時間の勉強のあとは メーカーさん 流通さんの商品紹介コーナー。これは酒井化学さんのスカッとシートだけで終わっちゃっているけど。(笑)どなたかいませんか?

 賛助会員さん優先で説明してもらえたらといいなと思いますけど。 いろいろ勉強したいので賛助会員さんの申し出がなければ私が興味ある商材のメーカーさんに声かけちゃいます。勉強のためなので。

断熱・気密,日記・想い

youtuberのかたが断熱についてわかりやすく発信していました。

しかし あれ?と思うところがたくさんありました。

断熱のプロとしてたくさん気がついてしまうのはやむを得ないですね。

まあでも一般の人に伝える上でそのくらいの勘違いは、まあ良いか。と思ってしまいます。

 一般の人が考えるきっかけを発信してくれたと言うことでよしとしましょう。

youtubeの補足

そのyoutubeの情報で皆さんが、間違えてしまったら大きく損をしてしまうところがありましたので、今日はそれをお伝えします。

その人も知っていて簡単にお伝えしようとして、そう言っただけかも知れませんが、ちょっ補足が必要そうなので書いてみます。

そのyoutuberのかたは、特定のハウスメーカー押しなのかも知れません。コンサルみたいなことをして収入を得ているみたいなので。

外断熱 充填断熱

建物の外壁で 外断熱、充填断熱の違いについてはまあまあ説明されていました。認識が間違っているところもありましたけどyoutube上、詳しく説明するのは面倒だったのかも知れません。

その中で 外張り断熱に使われる断熱材は性能が良いものが使われ、45mm位が多いと言う説明がありました。
一般的にハウスメーカーレベルではそのようなことが多いのでそれもOKです。

そして充填断熱の断熱材と外断熱の断熱材の性能差は倍くらいあるというのもOKです。
整理してみましょう。

断熱材の性能

断熱材の性能は熱伝導率で現されます。

熱を伝える量なので小さいほどよいです。

外断熱で主に使われる断熱材の性能
 ネオマフォーム 0.020W/mK
 押出法ポリスチレンフォーム 0.28W/mK
 ビーズ法ポリスチレンフォーム 0.034W/mK

充填断熱材で主に使われるもの
 グラスウール 0.038W/mK
 セルロースファイバー 0.040W/mK
 吹きつけウレタン 0.034W/mK

これらの断熱材の性能はメーカーによって違いますし、グレードによっても違います。ある程度汎用的に使われているレベルの数値です。目安ですね。

youtubeでは充填断熱材と外張り断熱材の性能の差はおよそ倍といっていたのでOKですね。

断熱の厚みによる断熱性能の違い

当たり前の話ですが断熱性能の違いは断熱材の性能と断熱材の厚さで決まります。

計算式は 断熱材の厚さ÷断熱材の性能です。

今回のyoutubeでは外張り45mmと 柱間の充填断熱をいっぱいに入れたのを比較すると、同じだと言っていました。
一般的なレベルの認識としてほぼ正しいです。

外張りがネオマフォーム 充填がグラスウールとして計算してみましょう。

外張り 
 45mmは0.045mです。 0.045÷0.020=2.25 ㎡K/W

充填
 柱105mm→0.105m 0.105÷0.038=2.76

ほぼ同じですね。むしろ充填断熱の法が良さそうに見えます。

柱の熱の逃げ

しかし、実際の建物では充填断熱では柱の間に断熱材があるわけですから、柱の部分からも熱が逃げますね。

そこはどうなるでしょうか?

木材の熱伝導率は0.13W/mK位の値がよく使われます。

断熱性(熱抵抗)を計算してみると 0.105÷0.130=0.81㎡K/W

充填断熱の断熱部分が2.76でしたので柱の部分は3倍も熱が逃げてしまいますね。

柱部分からの熱の逃げは恐ろしいです。

断熱材と木材の割合 木部率

木アイの部分は 柱105mm間柱45mm 柱と柱の間隔910mmとして考えてみましょう。

断熱部分と木材の割合を計算すると普通の木造の場合はおよそ16.5%です。

これは構造によって多少は違います。この木材から逃げる熱を加味するとどうなるのでしょうか?

外張り断熱と充填断熱の断熱性能の違い

木部率まで加味して計算してみました。

外張り45mm充填105mm およそ2.3倍の厚さの差があります。

断熱性能は外張りのほうが0.398 充填が0.439W/㎡Kと1割くらい外張り断熱の方が性能が良いと言うことになります。

厚さが半分以下なのに1割性能が大きい。外張りってすごいですね。

髙橋建築は?

3倍くらいの性能ですね。
3割増しではなく 3倍です。(笑)

全く違いました。

やり過ぎ??
現在の競争ではなく20年後の性能を見据えての家づくりですから

日記・想い

youtubeで断熱性能の違いについての動画が流れていたので見ました。

最近のyoutubeは、以前よりもきちんとした情報を流している人も出てきていますので、一般の方がどのような情報をほしがっているか?
一般の人より知識のあるyoutuberがどのように考えているのか?どのくらいの知識があるのか?どんな説明をしているのかを知るために割と見ています

本当にいい加減な内容ばかりの人のものは見ませんけど、割とまともなやつを見ています。

youtuberの力

youtuberのちからは大きいです。一般の方はかなり影響されています。

建築の情報をわかりやすく伝えると言うことでは、とてもありがたいと思っています。

間違いもたくさんありますが、一般の人が知るべきレベルの情報の認識として、まあそれくらいの間違いは良いか。と思いますので、全く間違えてなければ、youtuberの個人の意見として、まあ良いか。と思っています。

ですが、最近のお客様は、きちんと勉強されている人が多いので、この間違った情報で勉強してしまうと残念だな。と思います。せっかく勉強したのにこのyoutubeのせいで間違えた判断をしてしまうことになりかねません。

その間違えた情報で判断してしまうとすごく孫をしてしまう場合もありますよね。

YOUTUBERも勉強

youtuberに悪気があるわけではないですし、youtuberの方も一般の方に正確な情報を伝えようと努力してくれています。きちんとしたyoutuberのかたは本当に努力されています。

youtuberのかたと 様々セミナーなどでお会いする機会もあります。この人が勉強していて正しい情報が多い。というのは名指しで言うことは控えますが、きちんと勉強して情報発信するのありがたいですね。

最近では、パッシブハウスジャパンで行っている「省エネ診断士」の講習会でもyoutuberの方が参加されてくださってます。
きちんとした情報を獲得し、正確な情報で一般の方に伝えていただけると本当にありがたいですね。
応援しています。私たちもできるだけわかりやすく正確に学んでいただけるように頑張っています。

youtuberのかたがきちんと勉強し、正確な情報できちんと発信し、お客様がきちんとした情報で勉強してくださっていると、話が早くて私たちもありがたいです。

洗脳と同じ

かなりフォロアーが多い方でも、いい加減な人もいるので注意が必要です。皆さんせっかくの勉強が無駄になります。そういうyoutuberは話術が旨いので間違えた知識をすり込まれてしまいます。
宗教団体の洗脳と同じですね。

私たちが話を聞いていても話に引き込まれていきます。

間違っている情報や、自分勝手な情報がとても多いです。

その人の思い込みで本当にそれを信じていて、それを皆に伝えることが大切と思い込んでいるので本当に困りますね。

話術で、その人の言うことが正しく聞こえ信じ込んでしまうでしょう。
そしてその人の言うことがすべて正しく聞こえてします。

洗脳ですね。

情報をフォローしないと

あまりにも根本的に間違えている情報は、私たちが適切にフォローしないといけないですね。

その人のyoutubeでコメント入れるのはその人の自尊心を傷つけてしまったりするので、しない方が良いですね。

発言力の大きい、youtuberを敵に回すと後々大変そうです。
メルアドでも知っていれば影で教えてあげることも出来るとは思いますが、それでも怖いですね。

youtuberの人はちょっと怖いです。

まあ、当社のホームページにたどり着いた人が正しい知識を得てくれれば良いので、このブログの中で訂正させていただいていこうと思います。
youtuberの人は跡でどこかで気がつけば良いということにしましょう。