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髙橋建築

日記・想い

10年以上前に初めてパッシブハウスを作ったときには、大手ハウスメーカーの視察が多数ありました。
でも、最近は全くありませんでした。

今回は、環境共生住宅推進協議会の視察です。
大手ハウスメーカーや建材メーカーが環境などのことについて学ぶために作った団体です。
久しぶりの大手ハウスメーカーを対象にしたセミナーです。
https://www.kkj.or.jp/contents/introduce/member.html

特に社内で断熱などの研究などされている皆さんのようでした。

当社の建物に皆さん驚いていただけている様子です。

12年経ったパッシブハウス。5年前のエコハウス大賞で賞を受賞した住宅、そして工事中のパッシブハウス(認定予定)を見学いただきました。

無暖房だと言っているのに、「この家、今床暖房してますか?」という人が何人かいました。

今までパッシブハウスを体感したことがなければ、この異次元の包み込まれるような暖かさはにわかに信じられないですよね。

「床暖房も床下エアコンもありません。」とお話しすると皆さん驚いていました。

最後のアンケートでは「将来は、新築戸建て住宅でパッシブハウスを目指すことが必要」と答えていただいた方がほとんどなので、セミナーをやって良かったです。
ハウスメーカーで建築したい方はハウスメーカーが対応するまで後数年待ってみることをおすすめします。
やる気のある担当者さんもいて、2030年までにはできるようにしたいと言っていましたので。
中には2050年までにはと言う消極的なメーカーもいましたけど。それも将来的には対応させたいとのことなので頑張って貰いたいですね。

「必要無い」「等級6で十分」 みたいな解答の人もいました。
残念ですね。ハウスメーカーはきちんとしているだろうと皆さん思って建てているのに、それで良いのでしょうか?

パッシブハウス,日記・想い

12/1 寒くなってきましたね。


世界的にはPHIのパッシブハウスが元祖です。
我々が普段からこのロジックで計算しています。
この計算手法に異を唱える団体がアメリカで出てきてそれがPHIUSです。
PHIの方法を改良しています。ですがPHIはさらに改良してより良くしようと進化しています。
それらの団体の日本拠点がPHJ と PHIJP
どちらが良いとか悪いとかじゃなくターゲットなどが違うだけ。同じ国際的な手法に基づいて計算していますので考え方は同じです。
それぞれの中心人物が 森みわさんと 岡田早代さんです。 両方女性です。

私はお二人と知り合いなのでこの機会にお会いしていただき交流を深め日本でのパッシブハウスのさらなる発展につながればと思いました。

森さんのご厚意で、岡田さんを森さんの家にご案内出来ることになりました。
その席にエクセルギーの世界的な権威である宿谷先生ご夫妻、パッシブハウスジャパンの関東エリアリーダーの畑中さんが同席してくださいました。

畑中さん撮影なので畑中さんが入っていなくて残念

この方々が一緒にいて、深い話が聞ける機会はなかなか無いです。役得ですね。段取って良かったです。
先日までボストンで設計されていた岡田さんの話では、欧米はホームレス用の宿泊施設までいよいよパッシブハウスだそうです。
そしてパッシブハウスのきめ細かいロジックによる計算が、評価されており、公共施設や、補助金の申請でも利用されているとのこと。
日本は本当に遅れていますね。

当社のブログを読んでくださり、パッシブハウス建築をできる人は本当にラッキーですよ。
当社で建てなくても良いのです。パッシブハウスを目指してこのロジックで計算し検討した家を作ってくれれば。

知らない人は本当にかわいそうです。

パッシブハウス,日記・想い

パッシブハウスアパートの視察の受け入れと、認定の現地調査です。

日本を動かす超大手の視察

視察されたのはなんと、日本最大規模ともいえる財閥系のデベロッパー

こんな田舎の工務店が作るアパートをわざわざ3人で見に来ていただきました。

世界の流れを踏まえると、このような高性能住宅はいずれ取り組まなくてはならないということで勉強に来たみたいです。

木造賃貸なのに本当に静か。
そして、1住戸全体をエアコン1台で冷暖房。その圧倒的な性能にとても驚いていました。

多岐にわたる質問、この方たちの優秀さが解ります。

新聞社、雑誌社などまだまだ視察予定があります。

日本最先端技術の実感!!高橋建築頑張っています!

パッシブハウス認定現場検査

現場がきちんとできているか、検査して貰いました。

断熱、寸法、周囲の影の影響。そのほか様々。

認定とりたくて、虚偽の申請書を作ってしまうような人もいるかも知れないので、抜き打ちの現場検査は必要ですよね。

もちろん当社は、そんなことするはずもありません。

当社の職人さんも、まずは正直者の信頼できる人という、人格第一で選んでいます。

建築は表面しか見えなくなります。

中はどうなっているか解りません。へばりついていてずっと監視するわけには行きませんから、ズルをしない正直な人柄といううのが一番大切です。

腕や、知識も大切ですがそれは徐々にできるようになります。まずは正直な人柄。私たち設計者や職人に求められる一番のスキルはそこでは無いかと思うのです。

それと向上心も!!(笑)

数は作れなくても、1棟1棟大切に作ります。


日記・想い

パッシブハウスには さらに上位のパッシブハウスプラスとパッシブハウスプレミアムという基準があります。

パッシブハウスで使われる一次エネルギーを太陽光発電などの再生可能エネルギーで上手く減らせればこの基準になります。

しかし難しい。

発電でペイできれば良いというわけではないのです。
使う量そのものを減らした上で発電量が多くなければいけない。
その点ZEHやLCCMの基準はとても甘いです。

ZEH LCCMは あまあま 基準

当社のブログを読んでくださっている方はご承知の通りですね。
LCCMがすごいとか言っているレベルの工務店ありますけど何がすごいんだか。
しょぼい家でも太陽光発電たくさん載せれば簡単にLCCMですよね。(笑)
太陽光無しで暖房需要がどのくらいかが重要ですよね。
太陽光発電で住み心地が決まるわけじゃないですし。

パッシブハウスプレミアム

その点パッシブハウスプレミアムの基準は厳しいくレベルが高い。
本当にサスティナブルな世界を目指しています。
地球環境を守るためには、まずは消費するエネルギーを減らさなくちゃダメですよね。
使った分だけ作れば良いじゃん。ではダメですね。
まるで上手くいかないダイエット(私のこと)
たくさん食べてもその分運動すれば。(笑)明日減らせば!みたいな。

パッシブハウスの性能は元々冷暖房エネルギーはとても少ないので省エネですが、給湯や換気、その他の家電のエネルギーまで含めて減らす努力しなくちゃです。

「お風呂入らない」なんてのは通用しません。住宅の面積で住む人の平均的な人数を算出して、普通の給湯の消費量が計算されます。ヨーロッパの人たちの基準なので毎日湯船にお湯張りをする日本人からすると甘めにみて貰っている気がしますけど。

食器洗い機も便利ですけど消費エネルギー多いですよね。私としてはやめてほしいけど付けるかたが多いですね。
衣類乾燥機、冷凍庫もとても消費エネルギーが多いです。
便利さをとるか?環境をとるか?悩みどころですね。

プレミアムにできるかどうかは、お施主様次第というところも大きいですね。
皆さんは目指してみますか?

上里パッシブハウスは現在のところパッシブハウスプラスにはなりそうです。

日記・想い,見学会・相談会・イベント情報

秩父郡横瀬町の見学会です。
6/3(土) 6/4(日)開催です。
場所は秩父郡横瀬町。

シンプルで優しい感じの玄関です。
とても優しい感じの素敵なオーナーご夫婦の印象に合ってます。

リビングも広々して天井も半吹抜で開放感があります。

今回は、コロナも落ち着きましたので予約無しで行います。

よろしくお願いします。

日記・想い

皆さんはどのようなことを重視して家づくりをしていますか?

家づくりで重視する項目

様々なことを考えながら家づくりをすると思います。

今回見ていた論文ではこのような内容でアンケートを採ったようです。
購入時に重視した項目だそうです。

間取り・内装・設備
耐震性
信頼できる業者
高断熱・高気密
外観デザイン
長期性能
夏涼しく冬暖かい
アフターメンテナンス体制
省エネ設備
太陽光発電・蓄電池
耐火性
空調コスト
バリアフリー
部屋間の温度差がない
吹き抜け・オープンスペース
ヒートショック熱中症なりにくい

他にもありそうですね。

結露やカビ
家が狭い
収納力など

若者は見た目、60代は暖かさ

とても興味深い調査の論文があったので、記載します。
須永先生は当社でとてもお世話になった先生です。偶然、須永先生の論文でした。

どの年代でも見た目や設備は重視されるようですね。
当社も頑張らなくちゃです。
若い人は「高気密横断熱」に関心が薄いです。

若くて元気なのでそれほど気にならないのか?
生活の経験が浅いから、あまり重視しないのか?

どうなのでしょうね。

この項目のみが、年代間の意識の違いが大きいところです。

誰でも年をとる いちばん後悔するところ

若い人もいつまでも若いわけではないですね。

年を重ねるごとに、住み心地への欲求が上がってくるでしょう。

年齢が上がってきて、家が寒いから建て替えたい。
エネルギー消費量が多くて、家計が大変

そうなってしまうでしょう。

後でできること、できないこと

設備などは後で更新できます。気に入った設備を入れ替えるだけですみますね。
年々良いものが出てきますから、入れ替えながら使うものです。そのときに良くしたのでいいですね。

見た目なども少しずつ工夫していったり、ちょっとしたリフォームなどで綺麗に見えたりします。
家具やカーテン、置物などの装飾でがらりと変えることができます。
デザイン見た目なども、年齢や時代によって善し悪しが違いますから、若いときにかっこいいと思って作ったものがとてもダサいと言うことにもなりかねません。

断熱に関しては、ほぼ最初で決まります。

後で,補強はできますが、ある程度改善がなされるだけで、きちんと作った建物には及びません。

きちんとした断熱ができていれば 後の項目の 吹抜やオープンスペースも可能ですし、空調コストや、ヒートショックの問題もか解決できます。

高断熱に対する若年層の意識向上が必要


当社で建ててくださる方は、勉強されているかたが多いので全く心配は無いのですが、一般的にはまだまだ意識が低いようですね。
最近は情報も多くなり、住宅建築に対する勉強をされているかたも多く、理解が進んできている印象です。
それでもまだ、そこまでの高断熱は必要ではないと言う、住宅業者にだまされて、ある程度の断熱で終わらせてしまうかたが多いようです。

若い人ほど高性能にするべき理由

私は若年層の人こそ、何を置いても高性能住宅にするべきだと思います。

・若い人は カーボンニュートラルの2050年は、まだまだ現役世代です。そのとき他の住宅は高性能です。
・日本は衰退する予想です。所得が上がりません。今までのように建て替えできません。
・エネルギーは益々高騰します。光熱費の負担が多くなります。
・年金が当てにできるでしょうか?

あまり暗い話はしたくないですが、将来に備えることも大切です。

長くすむ若い人ほど元が取れる

高性能にするコストは無駄ではないのです。
長く住めば住むほど元が取れます。

毎月の光熱費が2万円減ったら?1年で24万円
10年で240万円です。

30年で720万円です。

その間、快適な生活を送り続けることができます。
しょぼいおうちは我慢しながら30年、そして老後

快適なおうちで子育てをし、老後が送れる。
違う人生になりそうですね。

まとめ

若い人が家づくりをする際に、目先の解ることだけにとらわれて、将来をあまり考えずに家づくりをしてしまうことが解るような調査結果でした。
建築後のベネフィットを考えた初期投資が大切ですね。
焦って、とりあえずおしゃれな家ができれば良いと考えるのは危険ですよ。

日記・想い

究極の光熱費削減アパート

当社で作っている パッシブハウスアパートの記事が パッシブハウスジャパンのメルマガで公開されました。

皆さん是非お読みください。詳しい内容がわかります。

究極の光熱費削減アパートです。

パッシブハウス,日記・想い

省エネ建築診断士の講習が始まっています。年に数回行われていて、今回も講師として参加です。

本日、PHPPのソフトを使うシミュレーションの実習を行わせていただきました。

ZOOM講義なので相手の反応がいまいちわかりにくく、なかなか上手く伝えることができませんでした。
難しいですね。

ちょっといやなことがあり、ここのところ憂鬱な気分。
ぼーっとして説明のパワポを出すのを忘れてしまいました。
受講者の皆さんごめんなさい。

しかし途中で気がつき 最後の最後でPDFにしてお渡しすることができました。

頭が回らないというのは恐ろしいですね。
以前は考えが先走るくらい,どんどん頭が回転していた気がするのに、このところ本当におかしい。
今の状態を抜け出さないと。

いやなことは忘れて、頭を軽くしなくちゃ。

マインドフルネスでもやってみようかな?

メディア掲載・受賞,日記・想い

先日、ネオマアカデミーの講師を務めさせていただきました。

200名以上の参加者があったそうです。
当社のネオマフォームの使い方や、超高性能住宅の作り方などを話させていただきました。

高性能なのにコストダウンしている取り組みなどに興味を持つ、設計事務所やハウスメーカーなどの聴講も多かったみたいですし、高性能住宅を広めたい自治体なども参加いただいていました。

あまり詳細なノウハウは控えさせていただきましたが、かなり役に立ったと言う意見も多かったみたいなので役割は果たせたかなと安心しました。
当社だけでは、多くの家が建てられないため、今後は今まで以上に個別に設計事務所や住宅会社のコンサルなども受け付けて行きたいと思います。

ご興味ある住宅会社さんや設計事務所さんなどいらっしゃいましたら当社までご連絡ください。メールお待ちしております。

日記・想い

最近、CHAT GPT と言うAIが流行ってますね。

皆さんもお使いになっているでしょうか。

どんどん、知識を詰め込んですごいスピードで進化しているようです。

以前私も悩んでいた高断熱住宅の冬期の乾燥問題について質問してみました。

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*私*   高断熱住宅は冬期に乾燥気味になってしまう場合があります。乾燥を防ぐ良い方法はありますか?

*CHAT GPT*
高断熱住宅では、密閉性が高く換気が不十分になりがちです。そのため、冬季に室内が乾燥してしまうことがあります。

乾燥を防ぐためには、以下のような方法があります。

  1. 加湿器を使う:加湿器を使って、室内の湿度を上げることができます。特に寝室などで使用することで、快適な睡眠環境を作ることができます。
  2. 洗濯物を室内に干さない:洗濯物を室内に干すことで、室内の湿度が上がります。洗濯物は室外に干すか、専用の洗濯物干し場で干すようにしましょう。
  3. 室内の温度と湿度を管理する:室内の温度と湿度を管理することで、快適な室内環境を維持することができます。特に、冬季は室温を適切に保ち、室内の湿度が30%〜50%程度になるように調整するようにしましょう。
  4. 換気を行う:高断熱住宅では換気が不十分になりがちです。換気を行うことで、室内の湿度を適正なレベルに保つことができます。換気方法は、窓を開ける、換気扇を使う、空気清浄機を使うなどがあります。

以上のような方法を組み合わせることで、高断熱住宅における冬季の乾燥対策を行うことができます。

*私* 回答が間違っていませんか?冬に換気を行うと乾燥した外気を取り込み余計乾燥してしまいます。また洗濯物は室内に干すことで室内の乾燥を抑える効果があります。また湿度が30%では乾燥しすぎだと思います。40%以上はほしくないですか?

*CHAT GPT* 申し訳ありません、一部回答が間違っていました。

冬季に換気を行う場合、外気温や湿度によっては乾燥を招くことがあるため、注意が必要です。換気は室内の湿度が適正値を下回らない程度に行うことが大切です。

また、洗濯物を室内に干すことで、室内の湿度を上げることができますので、正確な表現としては「洗濯物を室内に干すことで、室内の湿度を上げ、乾燥を抑えることができます。」となります。

湿度については、一般的には40%〜60%程度が快適な湿度とされていますので、30%では乾燥しすぎる場合があります。ただし、個人差があるため、自分にとって快適な湿度を見つけることが重要です。

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コンピューターが答えているとは思えませんね。

そのうち、要望を言うとそれに合わせた最適な図面も書いてくれるようになりそうです。
素人みたいな、住宅会社の営業さんよりよほど良い間取りや、かっこいい家も作ってくれそうですね。

作るのも3Dプリンタになるのでしょうね。

そんな未来がすぐそこに。

それまでは頑張りましょう!!