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髙橋建築

建築費・光熱費

当社では建物の性能向上のため燃費計算をしています。
建築基準法のUa計算では外皮の熱の逃げる性能しか解りません。

建築基準法の外皮の計算

いわゆるUa値の計算です。

この計算は 屋根 壁 床 窓 建物を覆い尽くす各部位の熱の逃げ平均値を出しています。

まずは全体の熱の逃げを算出します。
全体の熱の逃げ = 屋根の熱貫流率 * 屋根の面積 + 壁の熱貫流率 * 壁の面積 + 床の熱貫流率 * 床の面積 + 窓の熱貫流率 * 窓の面積

次に それを 全体の面積で割ります。
UA = 全体の熱の逃げ * 全体の面積

簡単ですね。

Ua で足りないもの

皆さんお気づきだと思いますが これでは家の性能は解りませんね。

足りないのは何でしょうか?

日射熱

一番大きな影響があるのが お日様の力 日射熱です。
これは、夏にも 冬にも影響がありますね。
夏は日射が多すぎるととても暑くなります。
冬にたくさん入れば、とても温かくなります。
窓の位置や大きさ。サッシの種類やガラスの種類で大きく変わります。
庇、日よけの付け方も重要です。
建物の方位でも全く変わります。

換気

24時間換気による熱損失
キッチンのレンジフードや 浴室などの個別の換気扇
これらの影響は大きいです。
冬にはせっかく暖めた空気を排出してしまいます。
出した分だけは外から冷たい空気が取り込まれているわけですから、大変な熱ロスになっています。

気密性能

気密性能の違いによる隙間風の影響も大きいです。
スカスカな家だと寒いですね。
これは温度ムラを作る原因の一つにもなります。

影の影響

一番最初の日射熱と関連するのですが、自分の建物の日射熱の性能の他に、近隣の影の影響があります。
南に日差しを遮る建物があったり、木がたくさん生い茂ったり、思うように日差しを取り入れられないこともありますね。

内部発熱

室内で発生する熱もたくさんあります。
人が生活すれば 人体から出る熱はもちろん、料理や,照明、テレビなどの家電からも熱が出ます。
これらの熱をうまく使うことも需要ですね。

大きなものはこのくらいでしょうか?

これらの数字を 地域の気象データーで計算していきます。



設計により家の性能は全く変わりますよ。
この計算をしないで、「建物の燃費」や「暖かい家」を語れないことが解りますね。

換気・空気

最近のお客様のご要望で多いのが洗濯干し室。

ランドリールームと言ったり、ユーティリティーと言ったりもしますね。

様々な言い方はあると思いますが洗濯物を干すスペースです。

間取りの打合せをしていると洗濯動線や、洗濯干しの位置や大きさにこだわる人がとても多いと感じます。

アパート住まいではリビングに洗濯物?

洗濯室、洗濯動線にこだわるのはアパート住まいで特に小さなお子さんがいる若い方にとても多いですね。
どうしてそこまでこだわるのか推測してみました。
小さなアパートで子育てしながら家事をして大変だったり、アパートは狭いので洗濯物がリビングに常につるされていて とても困っているのでしょうね。

洗濯物がつるされたお部屋でご飯を食べたり子育てしたり、くつろいだり。
そういう経験からとても洗濯物干しのお部屋を重視されるのだと思います。

洗濯物を遠ざけたい。煩わしい。そう思っているのでしょうね。

乾燥機が主流になってきている?

欧米では洗濯物を干すのは限られたお洋服だけとなってきているという話も聞きました。
多くの方が乾燥機を上手に利用されているみたいです。
日本でも増えてきているみたいです。
洗濯物は基本的にすべて乾燥機という人も多くなってきました。
しかし、日本ではまだまだ、洗濯物は乾燥機で乾かしたくない。きちんとつるして乾かすのが主婦の仕事。日光に当てて消毒しないと。
様々な理由でなかなか乾燥機を使うのが進まないようですね。
食器洗い機以上に家事負担が減ると思うのですがどうなのでしょう?

そういう秩父の私の家では、妻は割と乾燥機を使わずにやはりほすタイプです。洗濯して干して、たたんで。何も考えなくて作業しているのが気持ちいいと言っております。そういう考え方もありますね。ですからわざわざ2階まで持っていってきちんと干してます。「一回行くだけじゃ無い。」そう言ってますが、取り込みもありますから2階ですね。(笑)
飯能の方のおうちでは100%乾燥機という感じです。
男の子、3人で住んでいたのですから、当たり前と言えば当たり前です。

でも実際には洗濯物を干したり取り込んだりを考えると
家事負担を減らすためだったら乾燥機が近道ですね。

乾燥機のコスト

私は乾燥機の電気代を長年計ってきてました。

結果をお話しすると安いモデルの乾燥機で50円 ヒートポンプ式で25円くらいでした。もちろんメーカーや洗濯物の量によりますので参考程度にしてください。ちょっと古い機械なので最近のはもっと良いでしょうね。

いかがでしょうか?
割とかかるな?と思った方もいらっしゃるでしょうし、共働きで子育てまでして日々大忙しの方には「エッツそんなもの?」と思った方も多いと思います。

私も最初は測定ミスかと思いました。あんなに長い時間動きっぱなしで、暖かくなっているのに。すごい技術ですね。

ひと月1000円かかったとして1年だと1.2万円くらいですね。こう考えると毎日,365日頑張る。と言う方もいらっしゃるかもしれません。
もう洗濯干しやめよう!なんて方もいらっしゃるかもしれません。


一番良い場所が!

ここからが本題です。

普段の生活を営むのに 炊事、掃除、洗濯等の家事や、子育てや疲れをとったり
癒やしなど 家に求められる機能はたくさんありますね。

洗濯物も大切な生活の一部ではあります。

しかし、洗濯干しを重視するあまりとんでもない間取りが増えている気がするのです。

洗濯干し室がおうちの一番良い場所を占拠したりして。(笑)

洗濯干しをするためのおうちですか?

そう言いたくなることもあります。

日当たりの良い、眺望の良い、庭とのつながりがあるそんな良いところが洗濯干し場。そしてリビングはかろうじて日の当たる場所。

人より、洗濯物!

それならリビングに干せば! 人にも良いと思います。洗濯物と人で時間やシーンに応じて空間をシェアすれば。(笑)

日中人がいないなら洗濯物優先で良いじゃない。そんな声も聞こえそうです。

洗濯動線を確保するために他がめちゃくちゃ。

洗濯機がある脱衣室から南側にある洗濯干し場まで最短でまっすぐな動線を作りたい。
そのために他が犠牲に。
収納が少なくなったり。他の動線がめちゃくちゃになったり。
洗濯動線をつくる為に何歩か余計歩けば良いのでは?普通の住宅レベルでそれほど移動量変わりませんよ。洗濯機も全自動なので昔みたいに行ったり来たりしなくて大丈夫ですよね。一日に10回も20回も行ったり来たりするわけではないですね。

他に重要な動線無いですか?
収納は少なくなって良いですか?
見た目は?

洗濯室も坪数増えてますよ。

お金のことをあまり言いたくはないですけど洗濯干しスペースだって面積が必要ですね。子育て世代には一坪じゃ狭すぎるし、2坪あれば良いなぁ。そんな感じでしょうか?

一体洗濯干し室にいくらかかっているのかな?他のスペースをうまく使えないのかな?
廊下の一角とか、吹抜の端とか、寝室も良いと思うし。

その分リビングが広くなった方が生活が豊かになりそうな気もするけどなぁ。空間も素敵になるし。

洗濯以外の住宅の役割は?

洗濯室を重要視するあまり、リビングが狭くなったり、くつろぎ感の無い間取りになったり。
洗濯以外の住宅の役割はおろそかになってしまいますね。
こうすれば使いやすそうなのに。雰囲気良いのに。子供と楽しく過ごせるのに。庭とうまくつながって広がりのある空間が作れるのに。
LDKのそれぞれの居場所ができて、
家族のつながりができて、
空間が豊かになって、
そんなことより洗濯ほし室なのかな?

まあ大切なことなんだろうけど

暖かい家の洗濯干し場を考えよう

今まで何百件も家をつくり温度の実測をしている住宅も数十軒有ります。

実測をお願いしている当社のホームオーナーさんに洗濯干しの実態をお聞きしたことがあります。

そこで解ったことは、リビングとつながりが良い空間ならどこでも良く乾くと言うこと。

高断熱住宅の特徴でしょう。
24時間換気もあるし、温湿度もコントロールされているし。

アンケート結果では 夜洗濯して干してしまう人が多いのにとても驚きました。
共働きが多いからなのでしょう。
本当に大変ですね。お疲れ様。
21時,22時頃に干す人が多いみたいです。

リビングの一部や吹抜、それに面した廊下や洗濯干しコーナーに干している人は翌朝にはほぼ乾いてしまう見たいです。スウェットのような厚手のものはもう少し時間がかかるとの意見も。

でも結構早く良く乾くとのことです。ですから匂いなども気にならないようです。

逆に小さなお部屋。 小さな洗濯干し室、洗濯干しができる大きめな脱衣室などに干す人はなかなか乾かないとのこと。
そういう場所にも積極的に空気の流れを作るように設計時に計画をしますが、それでも風量が足りないみたいですね。
大風量を送り込むとかの工夫が必要みたいです。
余分なFANなど付けあまり設備に頼りたく無いですけど。どうせ壊れますから。

やはり広いリビングに面していてリビングの空気とごちゃ混ぜにできることが重要のようです。

そうはいってもお客さんの意見が重視

私はできるだけくつろぎの邪魔にならずに見えにくく それでいてリビングと空間のつながりがあるところに洗濯干し場を作りたいと思っています。

それか、隅の方なら洗濯物があっても良いじゃない。
そう考えます。

適度な動線は考慮しますが、洗濯物のためのおうちはもったいないと思ってしまいます。

でもお客さんの要望が最優先。
一度は説明しますがこれ以上言っても変わらないな。と判断するとすんなり引き下がります。
自分でも住みたくなる家の設計を心がけていますが、私が住むわけではなくお客さんが住む家ですからやむを得ないですね。

私には解らない、すごく重要な要素があるのかもしれません。

責任持ってアドバイスしろと言われそうですが、生活の仕方はそれぞれですから、その当たりに一級建築士のプライドはありません。(笑)

ちょっと残念に思っているだけです。

皆さんも、洗濯干し室について考えてみてください。
私も完全否定しているのではないのです。
実際私の家にもあって便利に使っていますから。(位置は吹抜隣の2階ホールです)
もうちょっと工夫して見たら?
優先順位はそれでいいですか?

それが言いたかったのです。

良い間取りになるように家づくり頑張ってくださいね。

お知らせ,メディア掲載・受賞

北関東の高断熱住宅 8号という住宅が発売されました。

当社も記載されています。

この雑誌は 関東の新住協のメンバーが共同で出版したものです。

当社も 夢建築工房の岸野さんに進められて載せていただきました。

高断熱を頑張っている新住協のメンバーの力作が多数記載されています。

そのほか、役立つ記事が載っています。

特集記事を読むだけでも価値がありそうですね。

それにしても290円という値段はすごいですね。

宣伝が目的とは言え成り立つのでしょうか?

当社もちょっとしかお金を出していないので出版社が成り立つのかとても心配です。

もし良かったら ポチッとしてご購入ください。

断熱・気密

サッシの取付かた一つでかなり断熱性が変わります。

ハウスメーカーレベルのしょぼしょぼ断熱ならそれほど影響ないですが、我々が作っているパッシブハウスレベルだと、無視できません。

インストールプサイ(ψ)

サッシ周りの熱の逃げは サッシ本体の熱の逃げがあります。
①ガラス
②フレーム
③ガラスのエッジ
ですね。
それと、外壁部分の熱の逃げ。
①柱や間柱などの構造材
②断熱材ですね。

そして、今回の 取付型による熱の逃げ インストールプサイ
です。
①サッシの取り付ける位置
②取付の木枠
③クリアランスのパッキンなど
④サッシフレームの周辺部材

これらの条件で、サッシ周りから逃げる熱の量が決まります。

木製サッシ内付け

 木製サッシ ドレーキップ窓の熱解析のモデルです。
トリプルガラス部分はモデル化してあります。

変な熱の流れが起こらないですね。室内側(右側)表面はほぼ赤い色で温度が高いのが解ります。

樹脂サッシ半外付け

一般的な取付かたです。

室内側に黄色い部分が出てしまいますね。

APW430のFIXなので国産のサッシとしてはとても良いですね

取付方も重要ですね。と言うお話しでした。

日記・想い

新築のお引き渡しをしました。

現場監督が説明をしている間に 私は写真撮影をしたり冷房ダクトの風量を図ったりしていました。

帰ってきて写真を確認したら、変なモードでとられていてがっかり。
普段は完成写真を撮ってないのですが,久しぶりにとったのにがっかりです。

かわいいモザイクタイルもなんだか解らない。(笑)

書斎コーナー

リビングも素敵です。

2階床をスキップさせてリビングの天井を高くしています。

スキップのさらに上にはロフトがあります。

LDKの大開口はバーチカルブラインドで光の調整。もちろん夏対策に外側にはアウターシェードも付いてます。

とても良い感じのおうちになりました。

風量測定の写真
このおうちは 小屋裏エアコン+ダクトファンです。
高性能なエアコンとファンで省エネ。
おうち全体を冷やしつつ、個室もコントロールします。

きちんと風量が出ているか?コントロールできるか?

大丈夫です。
エアコンや換気ファンの音もほとんど聞こえずバッチリでした。
良かった。良かった。

昨年からエアコンも除湿が良い機種に変えてるし、新しい仕組みもいろいろ試しているし今年の夏、うまく機能してくれると良いな。

お知らせ

アパート暮らしと、戸建て住宅のどちらが良いのでしょうか?

私個人的には、お隣などに気を遣っての生活は大変なので、戸建てが良いと思っています。
住宅は家族が増えたら作るものと勘違いしている人もいるかもしれませんがそうでは無いと思います。
単身者でも趣味を活かしたゆとりある生活を送るためにアパート脱出も良いと思っています。

お年寄りや、独身者。シングルマザーの方々こそ戸建てに住めたら良いのではないかと真剣に思っています。

もちろん子育て世代の方にもおすすめです。
アパートで遠慮しながら成長するのと、戸建てで「のびのび」成長するのは何か違いそうですね。

メリットたくさん

気兼ねなく音楽を聴いたりテレビを見たり。
お友達を呼んで、騒いでも大丈夫だし。
隣の音も気にならずにぐっすり寝れるし。

後で返す必要なく住み続けられるので、自由におうちをカスタマイズできます。絵を飾ったり棚を付けたり自由自在です。
趣味などを楽しむにも良いですね。自転車持ち込んで磨いたり。
収納計画をきちんとすればキャンプ道具などもたくさんしまったり。
コレクションなど飾ったり。

なんかいろいろ考えられますね。

自分の時間を充実させることができるのは戸建てのメリットですね。

デメリットは?

デメリットは、万が一転勤になったりして住めなくなってしまう。そんなことでしょうか?
住めない状況になったらうまく売れれば良いですけど。
きちんとした住宅なら高い値段で売れるかもしれませんね。

ローンを組んで建てるとなると心配な気持ちになってしまうかもしれませんが、後述するようにむしろゆとりが出るかもしれません。

ローンを借りて作っているなら、ローンの仕組みをうまく利用すれば、病気や死んだ時などはローンがチャラになったりするみたいですから安心です。

高齢になったら売り払って自分自身が入る介護施設の代金に充てるというのもあるみたいですね。

アパート代高いですね。

私が気になるのはアパート代も安くは無いと言うこと。
5万円のアパート代なら年間60万 30年で1800万ですね。数年おきに更新代などもかかるでしょうし、駐車場代が別に掛かったり大金ですね。7万だと2520万です。
それだけ払っても自分のものにならない。
それに光熱費。アパートでは割高なガス給湯設備が多いですね。
電気代、ガス代、暖房の灯油代などで冬場には2万円を超えるという人もいます。小さなアパートなのに大変です。
アパート、駐車場、光熱費 一体いくら払ってますか?
払い続けるのはもったいなくはないですか?

戸建てなら住み心地も良い。

暑さや寒さも和らぎます。
日本のアパートは比較的に新しいものでも性能低いです。
暑かったり寒かったり。
結露に悩まされたり。本当にひどいですね。
それがなくなります。
新しいおうちではおうちの中の温度もほぼ均一。極端に寒いところはありません。
お布団も薄くて良いですね。
私は一年中同じ布団です。
一年中ハダシで住んでいる人も多いですよ。

光熱費も安い。

きちんと作られた戸建てなら、冷暖房費もわずかだし、給湯にかかる費用も少ないです。

20年ほど前 当時最先端の技術で建てたの私の家でも、オール電化で太陽光発電もありますので、光熱費はほとんどかかっていません。
何も心配なく住み続けることができています。
今作っている当社の住宅はそれを遙かに上回る性能なので、プラス生活が送れます。

アパート脱出のお手伝い

楽しい生活を安心して送れるようにするにはどうしたらよいのか?
戸建てに住んでゆとりある生活を楽しんで欲しいと思うのです。
そこでアパート脱出のお手伝いができないかと考えました。

実現するには低価格

住宅を作るのは高いですね。
どうにか安くできないのか?
レベルの低い家なら安く作れるかもしれませんが、長持ちしなかったり、光熱費がかかったり、修理などのコストがかかる家ではダメですね。
安かろう悪かろうではダメなのです。
レベルの低い家はゴミと同じのように思えます。
私は小さくてもきちんとした住み心地が良くて長持ちする家でないと作る意味は無いと考えています。環境負荷が大きくなるだけです。

どのように低価格を実現するか?

まずは大きさを小さめにする。

ゆとりある生活を目指しているのでLDKは大きめに。老化などの無駄はできるだけ省いた間取りがいいですね。まず手始めに4間×3間の総二階24坪プランを考えてみました。それでもアパートよりはずいぶん広いですね。
お大きめのお風呂も快適です。

構造を単純化

構造をシンプルにして無駄を省きます。複雑な構造だとお金がかかってしまいます。外形の凸凹も無い方が良いですね。

内部をスケルトン

内部は後でも仕切れます。基本プランはあまり区切らずお客様の要望に合わせて構造壁でなく壁を作れるようにします。これは将来の家族の変化やライフスタイルの変化に対応して間取りがカヘンできると言うことです。

バルコニーをなくす

バルコニーも割とお金がかかります。せっかく作ってもあまり利用されない方も多いですし、雨漏りの原因にもなりますし,メンテナンスコストもかかります。
高性能なおうちは、おうちの中は乾燥気味なのでしけたりすることも少ないようです。バルコニーに洗濯物を干したりお布団を干したりできなくてもあまり問題は起こらないようです。当社のアンケートでは夜干した洗濯物が翌朝には乾いていると言う方が多かったです。

水回りをまとめシンプルに

基本的なことですが重要ですね。光熱費の面でも有利です。

高性能でこなれた設備機器を選択

よく売れていて高性能な設備機器は値段的にもお得ですし、修理の面でも部品が長い間保持されていたり、壊れにくかったり。とてもお得です。
余分な機能があまり無い方が壊れるとことも少ないですし。

シンプルな外観

そのときの流行で見た目良く作ったつもりでも、月日がたつとカッコ悪く見えたり貧相に見えたり。逆に恥ずかしく見えたりしますね。
住宅は何十年もそこに建っています。何十年後にもカッコ悪く見えない飽きの来ないデザインが良いですね。それにはシンプルでバランスの良いデザインにすることが重要。奇抜なデザインや流行のデザインは危険です。

他にも

いろいろなことを考えて、コストを下げながら長持ちする家を考えました。
あある程度は仕様を決めて打合せ経費を少なくすることも重要でですね。

性能は内容はトップクラス

断熱性能はHEAT20 G3を目指します。ua=0.23程度 断熱性に優れたネオマフォーム90mm外張り 。気密性能はC=0.3以下
サッシはYKK APW430 トリプルガラス 
第一種全熱交換換気システム
許容応力度計算 耐震等級3
外壁はヘーベルパワーボード
太陽光発電システム8.4kW 
高性能エアコン 
IH エコキュート
網戸、照明、アンテナ
無垢フローリング 自然素材

限定受注

価格は当社ギリギリ価格での提供です。
安く提供するためにある程度の制約はございます。
公表しません。お問い合わせください。
この住宅がふさわしいお客様であるとお客様と当社で判断できた人のみへのご提供となります。万人のかたに正しい住宅とも言えませんのでご理解いただける方のみへのご提供となります。施工範囲は経費節減のため当社から30分以内の範囲の秩父地域へ限らせていただきます。

お知らせ,メディア掲載・受賞

2020年のハウスオブザイヤーインエナジーの特別優秀賞になった。
大賞は取れませんでした。残念。

委員長の坂本先生と懇親会会場で髙橋さんの建物を是非出してくださいと言われていたのと、エネルギー計算を外注で請け負っている会社から髙橋さんなら大賞狙えるから手伝わせてとお願いされて出してみました。

あまりたいした性能ではない建物に「ハウスオブザイヤーインエナジー」のロゴが出されているのを知っていましたから、私も図に乗って当社の建物なら圧倒的に高評価だろうと思ってました。(笑)


あまりたいしたことが無いアワードで 出せば通る的な感じですし 大賞3点 私がとった特別優秀賞に至っては95点もあります。

優秀賞は117点 
そして 特別優良企業賞 優良企業賞 等あるみたいです。

ああまりにも審査が緩すぎ。(笑)あの工務店までとっている。

申し込んだけど通らない工務店も多いみたいですけどね。

工務店の宣伝に使って的な賞ですね。


お知らせ,断熱・気密

HEAT20の活動報告がyoutubeにアップされていますのでご覧ください
HEAT20は、現在日本の断熱水準をけん引するトップの団体です。

ものつくり大学の松岡先生の発表です。

先生が、発表中に「高橋建築」と言ってくれているのはもちろん当社です。(笑)

当社の大工さん2人が、お手伝いしております。

一人は経験豊富な当社のエース級の大工さん。一人はものつくり大学を卒業して当時はまだ見習い級の大工さんです。
大工さんのレベルで試験体の気密度に違いが出ているのは面白いですね。
現在はこの若い大卒の大工さんも当社で鍛えられすごい性能が出せるようになりました。先日仕上げた物件ではC=0.1だいぶ頑張ってくれていて成長しています。

実測の内外差圧差の測定についても当社の建物での測定結果です。ここで驚くのは、冬には内外差圧差が普通に10Pa以上つくということ。風などの影響もあると50Paにもあることがあったこと。

これだけ圧力差があると気密がきちんととれていないと、換気で入れ替わる以上の空気が隙間から入れ替わってしまいます。これではだめですね。
最低でもc=1.0と話されていますが、この後の話で、c=1.0を維持するには0.7が最低必要。さらに言うとこの数値は、大量生産向きのどんな大工さんでも取り組める最低数値であるとのことでした。最初から高い数値を言ってしまうと混乱するからの配慮とのこと。

このような場所での発表は大手ハウスメーカなどへの配慮も必要みたいですね。できる人はできるだけ良い数値にしてほしいとのことでした。

建築費・光熱費,設備・空調

冷暖房をするのに設備の選択は重要です。

昔は木材を燃やして暖をとるしか有りませんでした。それも囲炉裏や暖炉です。

多くの熱が上に逃げていき捨てられ効率の悪いものでした。それがきちんと密閉されたストーブ等に変わり効率が上がりました。

燃料も木だけではなく、灯油やガスなども用いられ、徐々にそれらの比率が上がっていきました。

しかし、それらの化石燃料が持つすべてのエネルギーを暖房エネルギーとして利用できるわけではありません。煙突から逃げていったり、不完全燃焼をしたりとか、ロスがあります。効率は100%以下です。

しかし、エアコンは、ヒートポンプという熱を入れ替える技術を使い100%以上の効率となります。条件にもよりますが400% 700%等ととても高い効率です。

1のエネルギーから4の熱や7の熱を得ることができるのです。

そのため、欧米では新築の住宅では、オール電化を原則としなくてはならないと言うところが多くなってきているとのことです。

ワシントン在住の建築士さんに確認したところ、新築の省エネ住宅では調理も電気とすることになっているようです。ガスは基本的に使えないとのこと。
電気調理器の種類を聞いてみたらIHだそうです。
日本ではガスメーカーなどのネガティブキャンペーンでIHは危ないとの噂が広がり、オール電化にするのに、ラジエントヒーターをわざわざ選択する人もいるくらいです。その方の話だとラジエントヒーターの選択はほとんど無く皆IHだと言っていました。他のアメリカの建築士さんもみなIHにしていると言っていました。

ガスはエネルギーの多くが鍋に伝わらす周りや換気扇に逃げて行ってしまいます。IHは直接鍋を温めます。効率の差は一目瞭然です。
日本でもエネルギー削減にようやく取り組む兆しが見えてきましたから、いずれは同じような認識に変わっていくでしょう。
日本人は保守的ですし、インターネットの中途半端な情報多いですから、しばらくはガスやラジエントヒーター選択の人もいるでしょう。
もちろん欧米人の判断がすべて正しいわけではないです。しかし蓄熱ヒーターなども欧米で売れなくなったものを日本に売り込まれ使わされて、実際に今は見向きもされなくなったわけですからガス調理器やラジエントヒーターも同じような流れになりそうな気がします。数年後れで日本でもそうなるといういつもの流れですね。

住宅を省エネにするには高効率なエアコン、IHと言うことになりそうですね。

そして触れませんでしたが、給湯はやはりエアコンと同じヒートポンプの技術を使ったエコキュートと言うことになります。

間違いなくオール電化という選択になります。
住宅のエネルギー源は電気ということになっていくと言うことです。

電気が止まった時を心配する人がいますが、災害時には電気が一番早く復活します。
特に住宅の場合には太陽光発電により電気は自宅で作れます。
ガスや、灯油は世界情勢が不安定になったり、新興国などの需要増など安定した供給ができなくなったり、価格がとても上がったりする懸念があります。そのようなリスクを減らすためにもオール電化を進めているようです。

さらには太陽光発電+蓄電池で自分の家のエネルギーは自分の家でまかなうと言うことが必要になって来るようです。そのときのためにも準備をしておいた方が良いですね。効率の良い設備を選択しておかないとまかないきれませんから。

換気・空気,断熱・気密

高断熱住宅では、室温が高く維持されますし、きちんと換気も行われますので、相対湿度は下がり気味になってしまいます。
乾燥対策をきちんとしないと、室内の乾燥は抑えられません。

このおうちは少し乾きすぎていますね。

そこでお金をかけずにできる乾燥対策を書き留めておきます。

基本は、余分な換気をしない。

室内で湿気の発生源を作ると言うことです。

キッチンの換気扇を多用する家は湿度が低くなりがち。少なめにする。
湿度を上げるには観葉植物が効果的
入浴後は浴室の換気扇は使わずドアを開けておく
室内に洗濯物を干す
24h換気の風量を絞る
居住人数を増やす
水槽などを置くのも良さそうですね。

湿度改善対策として、皆さんすでにご存じで実践されているかたも多いと思いますがメモ代わりに書き留めておきますね。

試していただき、どのくらい改善できたかご報告をお待ちしております。